2025年度(令和7年度)熊本県公立高校入試・選択問題B過去問【数学】解説

平均26.0点(前年比;+0.4点)
数学の得点区分別受検者数(問題A・B・総計)を示す表と得点分布の棒グラフ

大問1(計算)

(1)
1/3-1/5
=2/15

(2)
2×(7-9)
=2×(-2)
=-4

(3)
7x+4y-(8x-5y)
=7x+4y-8x+5y
=-x+9y

(4)
8a2b÷(-6ab)2×9b3
=8a2b÷36a2b2×9b3
=2b2

(5)
(2x-3)2+2(6x+5)
=4x2-12x+9+12x+10
=4x2+19

(6)
√10+√40
=√10+2√10
=3√10

大問2(小問集合)

(1)
5x+8=6x-1
x=9

(2)
2x2-18 ←共通因数2
=2(x2-9)
=2(x+3)(x-3)

(3)
円に内接する五角形ABCDEと中心Oからの半径・角度が示された図形
OB・OC・OD・OEに補助線。
n角形の内角の和→180(n-2)
五角形の内角の和は、180(5-2)=540°
仮定と半径より3辺相等で、△OAB≡△OBC≡△OCD≡△ODE
それぞれ底角50°の二等辺である。
△OAEも二等辺だから、∠OAE=(540-50×8)÷2=70°

(4)
5個から1個取り、戻してもう1個取る。
全体は、5×5=25通り
24の約数【1・2・3・4・6・8・12・24】
2数の和の最小値は3+3=6、最大値は7+7=14
【6・8・12】のどれか。
●6…(3、3)
●8…(3、5)(4、4)(5、3)
●12…(5、7)(6、6)(7、5)
計7通り、確率は7/25

(5)
∠APB=90°となる、直線ℓ上にある点Pの作図方法
半円の弧に対する円周角は90°
直径をABとする円を描き、円周と直線ℓとの交点がPになる。
①ABの垂直二等分線を引く。交点が円の中心。
②円を描くと、ℓとの交点は2つできる。どちらか1つを点Pとする。

(6)①
10段目の4列目→40番目までの総和を求める。
1ループは【1・1・1・0・0・0】の6個。
40÷6=6ループ…4個
1ループの総和は3、最後の余り4個の総和は1+1+1+0=3
3×6+3
=21

②
n=
(3の倍数-2)
n段目→nは自然数だから、
3×1-2=1段目
3×2-2=4段目
n=1、4、7、10…
1~4列目、1~7段目の表。マスには0と1がある。
1段目の和は3
3段ずつの和は6なので
、4段目までの和は9、7段目までの和は15
nと和の対応表
数列の規則から、nの2倍に+1した値が和に相当する。
もしくは、関数の考えを活用するのもいい。
nが3増えると和が6増える。変化の割合は6÷3=2
nが1→0に減ると和は2減るから、n=0のときの和は1
2n+1

(7)①
距離(m)と料金(円)の関係を段階的に表した階段状のグラフ
1100mまでは初乗運賃700円、300mごとに加算運賃+100円。
階段状のグラフになる。
ウ

②
料金Aを求める。
初乗運賃の最大距離1100mから、6300-1100=5200m超過
300mごとに+100円だから、5200÷300=17.3…→18段上がる。
料金Aは、700+100×18=2500円
料金Bは、2900-2500=400円
120秒ごとに+100円だから、400÷100=4段目
(120×4)~(120×5秒)→480~600秒
P…2500、Q…480、R…600

大問3(データの活用)

(1)
最頻値は最もあらわれている値。
20~24mの階級値である22m
@@
累積相対度数…その階級までの相対度数の和。
16m未満の累積相対度数は、(2+4+6)÷35
=12÷35=0.342…≒0.34
A…22、B…0.34

(2)
イ
解答例:(図1のヒストグラムで、)中央値が入っている階級は16m以上20m未満だが、
3組の箱ひげ図の中央値はこの階級に入っていないから。
*対応していない組を答える!
階級の幅は4であり、4の倍数ごとに次の階級に移る。
2組と3組では、中央値(Q2)だけが異なる階級に属する。
(35人の中央値は18番目。2組19m…16m以上20m未満、3組20m…20m以上24m未満)
記述は問題文の説明をまねればいい。

(3)
ヒストグラムに対応するのは2組である。箱ひげ図より、
最小値4m、第1四分位数(Q1
)…15m、Q2…19m、第3四分位数(Q3)…24m、最大値…34m
26m→20mに変える。
26mより上のデータ、20mより下のデータには影響がない。
Q1とQ2は変わらない。

20~26mの範囲は順位変動がありうる。
35人のQ3は上位17人の真ん中→上から9番目
ヒストグラムより修正前の9番目は24~28mの階級、10番目は20~24mの階級に含まれる。
修正により修正前10番目が9番目に繰り上がるので、Q3は20~24mに減る。
四分位範囲=Q3-Q1
箱ひげ図でいう箱の部分で、Q3だけが変わる以上、四分位範囲の値は減る。
データの総和は-6mになるから、平均値も減る。
ウ・
エ・オ

大問4(空間図形)

(1)
直方体の辺とねじれの位置関係を示す空間図形
ねじれの位置→延長しても交わらない、かつ平行でもない。
同一平面上にない位置関係を示す。
ADとネジレなのは、BF・CG・EF・HG
イ・エ

(2)
上底4・下底8・斜辺5の台形を、直角三角形と長方形に分割した辺の長さを示す図
Aから垂線をひき、足をIとする。
IC=4cm
BI=8-4=4cm
△ABIの辺の比は3:4:5だから、AI=DC(GH)=3cm

(3)①
台形EFGH(上底4、下底8、高さ3)と対角線の交点Pを示した数学の図形問題の図
EH//FGより、対頂角や錯角の2角相等で△EPH∽△GPF
HP:PF=4:8=①:②
方針【△EFH→△EFP】
4×3÷2×②/③=4cm2

②
直方体内部の点P・Qと頂点Fを結ぶ三角形が描かれた立体問題の解説図
BF:QF=⑤:③
三角錐の高さは、6×③/⑤で求まる。
三角錐Q―EFPの体積は、4×6×③/⑤÷3=24/5cm3

大問5(関数)

(1)
関数y=ax²とy=-1/2x²と一次関数のグラフ
y=-1/2x2にx=2を代入→A(2、-2
)
AとBのy座標の絶対値より、AO:OB=2:4=①:②
Bのx座標は-4
y=ax2にB(-4、4)を代入。
4=16a
a=1/4

(2)
B(-4、4)→C(4、0)
右に8、下に4だから、傾きは-4/8=-1/2
切片はBとCの中点なので、4÷2=2
y=-1/2x+2

(3)
二次関数y=1/4x²のグラフと座標平面上の点P、点C(4,0)、点D(0,2)が作る図形
P(t、1/4t2)
四角形OCPDをOPで分割する。
△OCP+△ODP
=4×1/4t2÷2+2×t÷2
=t2/2+t

②
二次関数のグラフと直線、各点の座標や三角形の面積を示す数学問題の解説図
Aの真上をEとする。
BCは傾き-1/2→Dから右に2、下に1移動してE(2、1)
△BACは幅8、高さ3
四角形OCPD=△BAC×2
t2/2+t=8×3÷2×2
t2/2+t-24=0 ←×2
t2+2t-48
=(t-6)(t+8)=0
t>2なので、t=6

大問6(平面図形)

(1)
△DFC∽△EABの証明。
半円と三角形・接線が組み合わさった数学の幾何学図形(点A, B, C, D, E, F, O)
仮定より、AF=AO(●)
円の半径より、OC=●
AF//OC、AF=OC
四角形AOCFは1組の対辺が平行かつ、長さが等しいから平行四辺形。
半円と接線、複数の三角形や平行線が描かれた図形問題の図
AO//FCの同位角で、∠DFC=∠EAB
半円と接線、三角形における錯角や平行線の関係を示した図形問題の解説図
半円の弧に対する円周角で、∠AEB=90°
直線DCでCの右側に点Gをとる。
Cは接点だから、∠OCG=90°
AD//OCの同位角より、∠FDC=90°
∠FDC=∠AEB
2角相等で、△DFC∽△EAB
(*∠FDC=∠AEBで同位角が等しいからEB//DC)

(2)①
半円と接線、三角形の補助線が描かれた数学の幾何学図形
BC=3cmをどう活用すべきか。
平行四辺形(菱形)AOCFより、FC=●
前問の△DFC∽△EABの相似比より、FC:AB=DC:EB=①:②
ADとBCを延長して、交点をIとする
と、
△ICD∽△IBEの相似比は①:②→CはIBの中点だから、IC=3cm
半円と三角形で構成された平面図形、相似比1:2の三角形の相似
FC//ABより、IF:FA=IC:CB=1:1
IF=●
半円と三角形、平行線や線分の長さ(9, 3)が描かれた図形問題の解説図
前問の∠FDC=90°より、∠IDC=90°
AB=AI(●●)だから、△ABIは二等辺三角形である。
二等辺ABIの底角より、∠ABI=∠AIB(×)
半円と直角三角形、補助線や記号が描かれた数学の幾何図形
ACに補助線。
半円の弧に対する円周角より、∠ACB=90°
90°と×の2角相等で、△ABC∽△CID
AB:BC=CI:ID=3:1だから、ID=1cm
△CIDで三平方→DC=2√2cm

②
半円と三角形を用いた幾何学図形の作図・証明の解説図
DC//EBより、ID:DE=IC:CB=1:1
DE=1cm
IF(●)=9÷2=9/2cmだから、
EF=9/2-1-1=5/2cm

講評

大問1
配点率20%。死守
大問2
(3)正答率は高くなさそう。
基本の流れは、半径を描く→4つの合同な二等辺。
(4)24の約数は多い。
a+bの最小値と最大値から、候補の約数を絞るといい。
(6)①4個ずつで折り返す図だが、本問は【1・1・1・0・0・0】が繰り返す数列の
40番目までの総和を求めればいい。
②具体的なnを並べて、それらの和を調べる。
nと和の規則性を見つける。
関数の考え方で、変化の割合と切片から式(答え)を出してもいい。
(7)②料金A→料金Bの手順で、しっかり処理できるか。
最初を0段目とし、余りがでたら次の段に移行する。
料金Bは(〇段目×120)~(次の段目×120)
大問3
(3)修正前データより上、修正後データより下の数値の順位変動はない。
20m以上26m以下については同数が重複する場合もあり、Q3の順位変動がない場合もある。
ヒストグラムから検討すると、10番目の繰り上がりでQ3減少が確定。
大問4
標準レベルなので、選択問題Bの受験生は点を稼ぎたい。
(3)②底面積が出たので、高さはどこか。
大問5
(1)y=ax2上にあるB座標を目指す。
(3)①OCとODが軸上にあるので、四角形の分割が良い。
②四角形OCPDをtで表したから、△BACの面積を求めれば立式できる。
大問6
失点者が多そうな予感。
(1)正答できなくても部分点を狙いたい。
円の半径からOCもAFと等しい。これを通過する必要がある。
(2)①差がつく。
BC=3cmの使い道を探る。3組の平行線がでてくるので迷子になりやすい。
平行四辺形と前問の相似から1:2→CはIBの中点。
全体を俯瞰すると、ありがたいことに△ABIが二等辺である。
Cは二等辺の底辺BIの中点だからAC⊥BI(もしくは半円の弧
に対する円周角)
以上から2角相等の相似が見いだせる。
②前問を乗り越えたらサービス問題。

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