2026年度(令和8年度)愛媛県公立高校入試問題過去問【数学】解説

平均27.6点(前年比;-0.1点)
数学の得点帯別割合を示す度数分布グラフ
問題はこちら→東進ハイスクールさん(解答)

大問1(計算)

(1) 96%
(-35)÷(-5)
=7

(2) 87%
-5/6+3/4
=-1/12

(3) 86%
(18a2b-30ab2)÷6ab ←分配法則
=18a2b÷6ab-30ab2÷6ab
=3a-5b

(4) 81%
√63-5√7-14/√7
=3√7-5√7-2√7
=-4√7

(5) 72%
(2x+1)(2x-1)-(x-3)2
=4x2-1-x2+6x-9
=3x2+6x-10

大問2(小問集合)

(1) 70%
解の1つが5→x=5を代入。
52+5a-35=0
5a=10
a=2

(2) 84%
aを-aに置き換えて計算する。
ア:-a+b ←正の数になるにはa<b
イ:-a-b ←必ず負の数
ウ:-(-a)+b=a+b ←必ず正の数
エ:-(-a)-b=a-b ←正の数になるにはa>b
ウ

(3) 70%
y=1/2xにx=4を代入→A(4、2)
y=a/xにA座標を代入。
反比例の比例定数aは積xy
a=4×2=8

(4) 43%
回転体は半径2cmの半球。
球の体積V=4/3πr3
4/3π×23÷2=16/3πcm3

(5) 63%
階級(m)と度数(人)の度数分布表
5.60~5.80mの階級の相対度数は、
4÷24=1/6=0.166…≒0.17

(6) 45%
長方形ABCDの対角線ACと線分PQが垂直に交わる図形問題の図面
折り目PQを対称の軸として、AとCは対応する点(線対称)
PQはACを垂直に2等分する。
長方形ABCDに折り目PQを作図した図
ACの垂直二等分線を描き、AB、DCとの交点にP、Qを記す。

(7) 37%
答案では、文字の意味を示したうえで連立方程式を立て、過程も書く。
雑誌Aの定価をx、雑誌Bの定価をyとする。
12x+12y=13320 ←÷12
x+y=1110 …①
定期購読すると、Aは10ヶ月分、Bは20%引き。
10x+12y×80%=10920
10x+9.6y=10920 …②
①×10-②をすると、0.4y=180
y=450
①より、x=1110-450=660
Aの定価…660円、Bの定価…450円

大問3(確率)

(1) 53%
カードゲームのルール説明と、カードの色・数字による勝敗結果を示した対戦表
異色は赤が勝ち。同色は大きい数が勝ち。引き分けあり。
Ⅰ…異色だから白の太郎は負け。
Ⅱ…異色だから赤の太郎は勝ち。
Ⅲ…〇は16個中6個。太郎の勝率は6/16=3/8(×も同じ確率)
Ⅳ…△は16個中4個。4/16=1/4
Ⅰ…×、Ⅱ…〇、Ⅲ…3/8、Ⅳ…1/4

(2) 25%!
太郎と花子の勝ち・負け・引き分けを示す図表
太郎の白2を黒に変える。
黒は赤2に勝ち、それ以外に負ける。
〇は変わらず、×は1個増え、△は1個減る。
太郎の勝率…3/8のまま。
花子の勝率…×を数えればいい。7/16
3/8<7/16だから、花子が勝ちやすい。
①3/8、②7/16、③イ

(3) 14%!
太郎が負けない→太郎が勝つか引き分け。
白を赤にしたり、大きい数に変えるので、太郎は勝ちやすくなる。
太郎と花子の対戦表ア・イ(勝ちと負けの領域を示した図)
わかりやすい異色から考える。
【ア】は花子が白だと、自動的に太郎が勝ち(表の半分は勝ち)
【イ】は太郎の勝敗が半々。
太郎と花子のゲーム対戦結果における勝ちと負けの条件範囲を示す2つの比較表
数が少ない太郎の負けを考える。
アで太郎が負けるのは、太郎1<花子2の2パターンしかない。
→アの方が太郎の負けが少ない。
負けないパターンは、16-2=14パターン
確率は、14/16=7/
8
ア、7/8

大問4(数量変化)

(1)x=2…66%、x=5…44%
縦6cm横12cmの長方形上を動く点P・Qによる三角形APQの図(x=2とx=5の比較)
Pは反時計回りに秒速1cm、Qは時計回りに秒速3cm
x=2のとき、y=2×6÷2=6

x=5のとき y=5×12÷2=30

(2) 40%
長方形ABCD(縦6cm・横12cm)の周上を動く点Pと点Qの移動経路を表す動点問題の図
先にグラフの転換点を調べておく。
2点が長方形の頂点にくるとグラフの形が変わる。
4秒後にQはD、6秒後にPはB、QはCに着く。
6秒後の2点の距離は12cmで、1秒間に4cmずつ近づくから、
12÷4=3秒後、Aから出発して9秒後に2点が重なる。

x=4のとき、AP=4cm、AQ=12cmだから、
y=4×12÷2=24
グラフは(4、24)を通る。これをy=ax2に代入して、
24=16a
a=3/2
y=3/2x2

(3)a…54%、b…43%
長方形ABCD(縦6cm・横12cm)の周上を動く点Pと点Qの移動経路を表す動点問題の図
前図より、a=6、b=9

@余談@
0≦x≦4は、底辺と高さがともに伸びる→面積は放物線で増加。
4≦x≦6は、高さADは一定、底辺APだけが伸びる→面積は一次関数で増加。
6≦x≦9は、高さABは一定、底辺PQだけが縮む→面積は減少し、x=9のときy=0

(4) 11%!
頂点が(6,36)で、x=4のときy=24を通る二次関数・一次関数のグラフ
1つ目は0≦x≦4
y=3/2x2にy=21を代入。
3/2x2=21
x2=14
x>0より、x=√14
@@
2つ目は6≦x≦9
3秒間で面積は36cm2減少する。
6秒後から(36→21)と15cm2減少するのは、3×15/36=5/4秒後
6+5/4=29/4秒後
x=√14、29/4

大問5(平面図形)

(1)①…61%、②…72%
AB:AC=BD:DCの証明。
三角形と平行線における同位角と錯角の関係を示す図解
誘導に従う。
AD//ECの同位角で、∠BAD=∠AEC
錯角で、∠CAD=∠ACE
2つの底角が等しいから、△ACEは二等辺三角形。
AE=AC
三角形ABCと平行線AD・ECを描いた図形の解説図
△BCEにおいて、AD//ECから、
BA:AE=BD:DC
AB:AC=BD:DC
①Ⅰ…カ、Ⅱ…ウ、
②イ

@余談@
本問は数Aで習う角の二等分線の定理の証明である。

(2)① 35%
△ACP∽△CDPの証明。
円に内接する三角形と弧BPに対する円周角が描かれている。相似の証明問題の解説図
共通角で、∠APC=∠CPD
仮定より、∠BAP=∠PAC
弧BPに対する円周角で、∠BAP=∠PCD
∠PAC=∠PCD
2角相等で、△ACP∽△CDP

② 1%!!!
円に内接する三角形ABCと角の二等分線APや比を示す図
(1)角の二等分線の定理より、AB:AC=BD:DC=⑦:⑤
BD=6×⑦/⑫=7/2cm
DC=6×⑤/⑫=5/2cm
円に内接する三角形と辺の長さ・比を示す幾何学の解説図

(2)①△ACP∽△CDPより、
AC:CD=PC:PD=②:①
 円に内接する三角形ABCと角の二等分線に関する幾何学図形図
仮定より、∠BAD=∠PAC
弧ACに対する円周角より、∠ABD=∠APC
2角相等で、△ABD∽△APC
AB:BD=AP:PC=2:1
AP=②×2=④
AD=④-①=③
円に内接する三角形と角の二等分線を示す幾何学図形
DP=x、AD=3xとする。
△ABD∽△CPDより、AD:CD=BD:PD
3x:5/2=7/2:x
外項と内項の積より、3x2=35/4
x2=35/12
x>0より、x=√35/√12=√105/6
AP=4x=√105/6×4=2√105/3cm

講評

大問1
計算5題。全部取る。
大問2
(1)解の1つが5→x=5を代入する。
もう1つの解はa=2を代入して、
x2+2x-35=(x-5)(x+7)=0→x=-7
(2)マイナス×マイナス=プラス
(6)P、Qの記載を忘れないようにしたい。
(7)上位層は当てにいきたい。Aは10冊分、Bは0.8を掛ける。
大問3
(1)表に着目する。
(2)白2の一行だけ結果を変える。
(3)”負けない”は引き分けを含む。
ア・イいずれも太郎が勝ちやすいルールに変更する。太郎の負けの数を比較すべき。
異色ルールに着目すると、イの太郎負けは4パターン確定。
大問4
標準的なレベルであった。
先にP・Qが各頂点に着く時間を確認しておくといい。
(3)2点が出会う時間は、(長方形の周の長さ)÷(2点の速さの合計)でも求まる。
2(6+12)÷4=9秒後
大問5
(1)上位校志望者は角の二等分線の定理を知っておいた方が良い。
中学数学で証明できる。平行線→同位角+錯角→二等辺→平行線と線分比の流れ。
(2)②円に内接する三角形。よく見かける構図だが、相似の乗り換えが思ったより多い。
Pにまつわる線分比は前問の△ACP∽△CDPが使える。
AD:DP=③:①まで出せたら、方べきの定理を使っても良い。
AD×DP=BD×DC→3x2=35/4

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