2026年度(令和8年度)岐阜県公立高校入試問題【数学】過去問解説

平均46点(前年比;-4点)
数学の得点帯別割合を示す折れ線グラフ
問題はこちら→岐阜全県模試さん

大問1(小問集合)

(1) 88%
3-5×(-2)
=3+10
=13

(2) 84%
12ab÷4/3b
=9a

(3) 81%
√32-√2+√18
=4√2-√2+3√2
=6√2

(4) 73%
反比例の比例定数aは積xy
a=3×(-2)=-6

(5) 51%
標本40個のうち、白は24個。
全体:白=40:24=⑤:③
白全部は、270×③/⑤=162≒160個

(6) 34%
回転体の求積
求積すべき立体は、半径2cmの半球から、
底面の半径2cm、高さ2cmの円錐をひいたもの。
球の体積V=4/3πr3
4/3π×23÷2-2×2×π×2÷3
=8/3πcm3

大問2(方程式)

(1)ア 25%!
勝てば3段、負ければ1段上がる。
あいこは無い→Aの勝ちはx回、負けは20-x回。
Aが上がった段数は、3x+1(20-x)
=3x+20-x
=2x+20

イ 23%!
Bの勝ちは20-x回、負けはx回なので、
Bが上がった段数は、3(20-x)+x
=60-3x+x
=
-2x+60

@別解@
1回の勝負で、2人は合計4段上がる。
20回の勝負で、2人は合計4×20=80段上がる。
Aが2x+20段上がるから、Bは80-(2x+20)=-2x+60

(2) 35%
AはBより8段上にいた。
A=B+8
2x+20=-2x+60+8
4x=48
x=12

@余談@
(1)の誘導がなかった場合、こう考えることもできる。
1回の勝負で、勝った人は負けた人より+2段の差が生まれる
。
AがBより+8段ということは、AはBより4回多く勝った。
Aが勝った回数は、(20+4)÷2=12回

大問3(確率)

(1) 84%
2の倍数(偶数)は出目2・4・6
確率は、3/6=1/2

(2)ア 66%
4の倍数で場合分け。
●4→(1、3)と逆+(2、2)の3通り
●8→(2、6)(3、5)と逆+(4、4)の5通り
●12→(6、6)の1通り
計9通り
全体は6×6=36通りだから、確率は9/36=1/4

イ 48%
24の約数…【1・2・3・4・6・8・12・24】
和が1と24は無い。
●2→(1、1
)の1通り
●3→(1、2)と逆で2通り
●4→前問の3通り
●6→(1、5)(2、4)と逆+(3、3)の5通り
●8→前問の5通り
●12→前問の1通り
計17通りだから、確率は17/36

大問4(数量変化)

(1)ア…60%、イ…63%
シャッターとカーテンの移動速度と距離(180cm・100cm)に関する数量変化の図解
情報整理。
シャッターPQは秒速12cm、15秒間移動する。
カーテンRSは秒速10cm、10秒間移動する。
シャッターの移動、x=10のときの状況図
x=10のとき、カーテンRSはすべて開いた。
PB=12×10=120cm
y=100×120=12000

x=15はシャッターPQもすべて開き、窓は全開になる。
y=100×180=18000
ア…12000、イ…18000

(2)ア 41%
シャッターとカーテンが開く場所、横10x、縦12x(0≦x≦10)
カーテンRSが動く10秒間は、
横BS=10x、縦PB=12xなので、
y=10x×12x=120x2

イ 40%
シャッターの移動変化(10≦x≦15)
10秒後からシャッターPQのみ。
横BC=100、縦PB=12xだから、
y=100×12x=1200x

(3) 45%
時間(秒)と面積(cm²)の関係を表すグラフ。0秒で0、5秒で3000、10秒で12000、15秒で18000を示す。
0≦x≦10…y=120x2
10≦x≦15…y=1200x
通過すべき格子点は、原点O→(5、3000)→(10、12000)→(15、18000)
うしろの2点は(1)の通り。
(5、3000)はx=5のとき、y=3000と表に書かれてある。
見逃してしまった場合は、y軸の目盛りは3000の倍数だから、
120の十の位2が0に変わる5の倍数を検証すればいい。

(4) 19%!
外が見える部分が窓全体の1/6
面積は18000×1/6=3000cm2
表の5秒後

外が見える部分が窓全体の5/6
面積は、18000-3000=15000cm2
1200x=15000
x=12.5秒後
12.5-5=7.5秒

@余談@
時間x(秒)と面積y(cm²)の関係を表すグラフ
y軸の目盛りは面積を6等分する。
15000は12000と18000の真ん中なので、
10秒と15秒の平均である12.5秒後とわかる。

大問5(平面図形)

(1) 49%
△ABF∽△AEGの証明。
正三角形と60度の角度が示された数学の相似問題の証明
正三角形の内角より、∠ABF=∠AEG
∠BAG=∠DAE=60°
∠BAF=∠BAG-∠DAG=∠DAE-∠DAG=∠EAG
2角が等しいから、△ABF∽△AEG

(2)ア 32%!
正三角形ABCの半分である△ABHで三平方の定理を使い、高さAHを求める
△ABFの底辺はBF、高さが知りたい。
Aから垂線をおろし、足をHとする。
△ABHは1:2:√3の直角三角形→AH=3√3cm
△ABFの面積は、2×3√3÷2=3√3cm2

イ 2%!!
△AEGと△BCGに着目した図
△AEGと△BCGの内角において、
60°と対頂角をのぞいた残りの角より、∠EAG=∠CBG(●)△ABFと△BCGの合同に着目した図
AB=BC、●と60°より
、
1辺と両端角が等しいから、△ABF≡△BCG
BF=CG=2cm
AG=6-2=4cm
(1)より、△ABF∽△AEGだから、
AGに対応するAFの長さがわかれば、面積比が求まる。
 
△ABFと△AEGの相似比に着目した図
前問のAHを使う。
△AFHで三平方→AF=2√7cm
△ABFと△AEGの相似比は、AF:AG=2√7:4=√7:2
面積比は相似比の2乗→⑦
:④
△AEGの面積は、3√3×④/⑦=12√3/7cm2

@別解@
他にもないか探ってみました。
辺の長さや角度が記載された三角形の図形問題、△DBF∽△EAGを用いる
(AG=4cmまでは同様)
AB:BF=6:2=3:1
内角に60°と●を含む三角形は、辺の比3:1が使える。
最も短いDF=①とすると、BD=③
△DBF∽△EAGの相似比は、BF:AG=1:2
EG=②、AE=⑥
辺の比率や面積3√3が書き込まれた図形
正三角形ADEの1辺は⑥だから、AD=⑥
方針【△ABF→△ABD→△AEG】
3√3×⑥/⑦×②/③=
12√3/7cm2

大問6(規則)

(1) 62%
1番目から5番目へと規則的に変化する正方形のタイルのパターンを示した図
上図のように増えていく。
5番目の白は、1+2+3+4+5=
15枚

(2)ア…55%、イ…61%、ウ…36%、エ…23%!
番目、白、灰、差の数値を一覧化した表(2番目と4番目の行が赤枠で強調されている)
表でまとめる。
差はn番目のnと一致する。
nが偶数のとき、灰は白よりn枚多い(ア)
灰=白+n
n番目の白をT枚とすると、灰=T+n枚
n番目の全体の枚数は、n×n=n2枚(イ)
白+灰=T+(T+n)=n2
2T+n=n2
2T=n2-n ←÷2
T=(n2-n)/2(ウ)
nが偶数のとき、n番目の白はT=(n2-n)/2枚
灰はT+n=(n2-n)/2+n=(n2+n)/2(エ)
ア…n、イ…n2、ウ…(n2-n)/2、エ…(n2+n)/2

(3) 14%!
前問のnは偶数であり、19は奇数である。
番目・白・灰・差の規則性、番目と白を2つずつのグループに分ける
上図のように区切ると、19番目の白は次の20番目の白と同じである。
(n2-n)/2にn=20を代入。
(n²-n)/2の計算式
190枚

(4) 12%!
番目、白、灰、差の数値変化と規則性を示す一覧表
nを偶数とおいたとき、白は(n2-n)/2枚、
灰は白に差nを足して(n2+n)/2枚だった。
上図のように見ると、数字が互い違いに並んでいる。
nが奇数のときは、灰が(n2-n)/2枚で、
これにnを足した白は(n2+n)/2枚になる。

まとめると‥
nが偶数のとき、白<灰
nが奇数のとき、灰<白
少ない方が(n2-n)/2枚、多い方が(n2+n)/2枚

多い方の(n2+n)/2が150を超える直前が、ギリギリ作れる最大の正方形である。
一次不等式を使います。
(n2+n)/2≦150 ←2倍して整理
n(n+1)≦300
連続する2数の積が300を超えない、最大のnを求める。
19×20=380
…
17×18=306 
16×17=272 ←300以下!
(*平方数289=17×17を目安に考えてもいい)
最大のnは16だから16番目。

講評

大問1
配点24点。死守。
大問2
(1)あいこはないので、AとBの勝敗の回数は逆。
(2)前問の活用。
大問3
(2)イ:24の約数には4の倍数がある→前問の活用。
大問4
設問レベルはさほどではないが、縦方向と横方向が同時に変化する。
面積の変化の転換点は、シャッターかカーテンが全開したときだけ。
先に、それぞれ何秒間動くのか整理しておこう。
(2)動いている辺の長さをxで示し、面積を計算する。
(3)放物線上の(5、3000)を通過できるか。表に示されている!
(4)式にyの値を代入して求めるが、数値の設定がありがたかった。
大問5
構図は正三角形の回転移動のようだが、大小で辺の長さが異なる。
(2)イ:(1)で∽を求めたので、相似比がわかればいい。
△AEGの3辺のうち、どの辺の長さが求めやすいか?
正三角形ADEの辺が決まらないので、AGに狙いを定める。
AGかGCがからむ三角形を探す。
△BCGはBC=6cmと60°が判明している。
これを手掛かりに合同を探し当てたい。
AFの長さは前問の高さが使える。
辺の長さや比、角度が記載された三角形の問題の図形
2角相等で△ACF∽△ADG→AC:CF=AD:DG=③:②
GE=③-②=①
△BCG∽△AEGから、BC:CG=3:1→CG=6÷3=2cmと導くこともできる。
大問6
整数問題が絡む規則。
増え方が特殊。右下(灰)→左上(白)…と交互に辺が増えていく。
白・灰・差を表に整理した方が良い。
(2)ここから思考力が試される。
1行1行、丁寧に読み解いていく。当たり前だが、アでコケると後半を落とす。
白・灰のタイルの規則性を表す
白と灰が同数となるように区切ると、余りの数が差になる。
(3)前の誘導は偶数だったのに、こちらは奇数19…。
奇数番目の白は次の偶数と同じ規則から、20を代入すればいい。
(4)誘導ではnが偶数のとき、白の枚数をTとおいたので、
偶数番目か奇数番目かでTの扱いが異なるが、数値が互い違いに並ぶ点に着目して、
白・灰の色の概念を度外視し、単純に少ない方を(n2-n)/2、多い方を(n2+n)/2とする。
多い方の(n2+n)/2が150を超すと、多い方の色の枚数が枯渇して作れなくなる。

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