2026年度(令和8年度)岡山県公立高校入試問題【数学】過去問解説

平均57.4点(前年比;+1.2点)
2026年岡山県公立高校入試の数学の得点分布(折れ線グラフ) 2026年岡山県公立高校入試の数学の得点分布(表)
最高点―100点、最低点―0点
問題はこちら→東進ハイスクールさん(解答)

大問1(小問集合)

(1) 97.5%
-5-(-8)
=-5+8
=
3

(2) 96.5%
(-48)÷8-3
=-6-3
=-9

(3) 92.0%
3(2a+b)-(3a-4b)
=6a+3b-3a+4b
=3a+7b

(4) 77.5%
3/2ab2÷(-5/6b2)
=-9/5a

(5) 70.5%
(√3-√7)2
=10-2√21

(6) 67.0%(部分点5.5%)
3x2+4x-1=0
解の公式を適用して、x=(-2±√7)/3

(7) 72.0%
『比例』は原点Oを通る。
xが1増加すると、yの増加量は-5/6→傾きは-5/6
y=-5/6x

(8) 55.5%(部分点0.5%)
y=6/xについて、
x=1/2のとき、最大値y=6÷1/2=12
x=3のとき、最小値y=2
2≦y≦12

(9) 63.5%(部分点1.5%)
円Oと円周上の点A・B・C、角度33度と25度を示す円周角の数学図形
AOに補助線。
半径より、△ABOと△ACOは二等辺三角形。
∠OAB=33°、∠OAC=25°
ブーメランより、∠BOC=2×(33+25)=116°

(10) 63.5%
『少なくとも1人は当たり』=全体-2人ともハズレ(余事象)
Aがハズレ‥5本中3本→3/5
Bもハズレ…残り4本から2本のハズレを引く→2/4=1/2
2人ともハズレ…3/5×1/2=3/10
少なくとも1人は当たり…1-3/10=7/10

(11) 72.0%(部分点0.5%)
∠BACの二等分線とBCとの交点Dを作図する
∠BAD=∠CAD→∠BACの二等分線
これとBCとの交点がD

大問2(データの活用)

(1)① 71.0%
100分は90~120分の階級に含まれる。
階級値は90と120の平均→105分

② 79.5%
A組のヒストグラムと4つの箱ひげ図(ア〜エ)の比較
最小値は0~30分の階級→イ除外
最大値は180~210分の階級→ウ除外
ア・エで異なるのは第1四分位数(Q1)か第3四分位数(Q3)
33人のQ1は下位16人の真ん中、下から8番目と9番目の平均。
30~60分の階級だからア
(Q3は上から8番目と9番目の平均で90~120分の階級)

③ 33.0%!(部分点11.0%)
B組とC組の平均値・中央値・最頻値・最小値・最大値を比較したデータ表
データの散らばりの程度を表す→範囲=最大値-最小値
B組の範囲…190-10=180分
C組の範囲…140-60=80分
データの散らばり具合はB組の方が大きい。

(2) 39.5%
2019年度と2025年度の時間(分)と相対度数を表した折れ線グラフ
ア:120~150分の階級の相対度数(割合)は同じ。
 2019年は240個、2025年は200個で全体の分母が異なるから、度数は異なる。×
イ:相対度数が最大の階級の階級値はピーク(頂点)にあたる。
 2019年は60~90の階級値75分、2025年は90~120の階級値105分。〇
ウ:累積相対度数はその階級までの相対度数の合計。
 30~60分の累積相対度数は2019年…0.15+0.15=0.30、2025年…0.05+0.20=0.25〇
イ・ウ

大問3(関数)

(1)あ…71.0%、い…85.5%、う…68.5%
2つの放物線と2つの直線の交点Pを示すxy座標平面のグラフ
y=ax+bの方が傾きが急→a>a’
2本の直線の切片はPのy座標で等しい→b=b’
比例定数の絶対値が大きいほど放物線の開きは小さくなる→c>c’
あ…>、い…=、う…>

(2) 77.0%
y=dx2にQ(-3、1)を代入。
1=9d
d=1/9

(3)① 56.5%
数学の関数問題:座標平面上の放物線と直線、点P(0,3)やQ(-3,1)を示すグラフ
直線nは(-8、15)とPを通る。
(-8、15)→(0、3)
右に8、下に12だから、傾きは-12/8=-3/2
切片はPのy座標3
y=-3/2x+3

② 51.0%(部分点0.5%)
先の式にx=-3を代入。
y=-3/2×(-3)+3=15/2
R(-3、15/2)

大問4(空間図形)

(1) 47.5%
1辺10cmの立方体における対角線、正方形の対角線、1辺の長さの関係を示す立体図形図
△AFGの3辺は側面の正方形の1辺(水)と対角線(赤)、立方体の対角線(青)
△AGHと△AEGの3辺の長さが等しく、合同であることを示す
この3辺でなるのは△AGHと△AEG
イ・エ

(2) 56.5%(部分点1.5%)
1辺がa、b、cの直方体(立方体)の対角線→√(a2+b2+c2
)
√(102+102+102)
=√300
=
10√3cm

(3) 27.5%!(部分点41.0%)
△AFG∽△APFの証明。
一辺10cmの立方体と、内部に描かれた直角三角形AFGおよび垂線FPを示す図形
共通角より、∠FAG=∠PAF
辺FG⊥面AEFBより、∠AFG=90°
∠AFG=∠APF
2角相等で△AFG∽△APF

(4) 20.5%!
立方体の対角線AGを斜辺とする、直角三角形AFGの辺の比を示す図形解説
正方形の1辺であるFG=1とする。
△AEFは直角二等辺→正方形の対角線AF=√2
2角相等で△AFG∽△APF∽△FPG
AF:FG=AP:PF=FP:PG=√2:1
直角三角形AFGと斜辺への垂線FP、各辺の比を統一した図形
1=√2
赤を√2倍して青に統一すると、AP=√2×√2=2
AP:PG=2:1

大問5(規則)

(1)①あ 72.0%
m個並んだ正方形の規則性で、最初の4本と、正方形のあいだのm-1本を表す解説図
説明Ⅰは、全体から重複部分を除く考え方。
正方形1個は4本。
正方形はm個あるから、全体は4m本
重複部分は黒いところ。黒は正方形のあいだの個数に等しいからm-1本
棒の総数は、4m-(m-1
)=3m+1本
あ…m-1

い 67.0%(部分点0.5%)
m個並ぶ正方形の辺の本数(横m本)を求める文字式の規則性解説図
説明Ⅱは縦と横に分割する考え方。
上下の横はそれぞれ正方形と同数のm本だから、計2m本
縦は両端2本と黒のm-1本を足す。
棒の総数は、2m+2+(m-1)=3m+1本
い…m

② 57.5%
3m+1=760
m=253
253個

(2)① 10.5%!
3×3のマス目における縦と横の線の数をグループごとに数える数学の解説図
説明Ⅱのように、縦横に分割して考える。
縦3本が4個、横3本が4個。
n個ずつ縦横に並べられた格子状の規則性と数を表す説明図
n個の場合、縦n本がn+1個、横n本がn+1個。
n(n+1)×2=2n2+2n本

② 2.0%!!
2n2+2n=760 ←÷2
n2+n
=n(n+1)=380
連続する2数の積が380
20×20=400だから、20×19=380
n=19
正方形の数は、19×19=
361個

講評

全体的に易化している。
大問1
配点がわからなかったが、おそらく他県と同様に配点率は高いはず。
いずれも基本問題で失点は防ぎたい。
(9)ブーメランの形。∠BACは二等辺の底角の和。
(10)『少なくとも』の言い回しといえば余事象。
大問2
(1)②検討しやすい最小値・最大値から見る。
残りの選択肢は、異なる四分位数に狙いを定める。
③データの散らばり程度→範囲
大問3
関数で桃を描くユニークな設定。設問レベルは標準的であった。
(1)グラフの式を書き込もう。
(2)a~cの記号を前問で使ったので、y=dx2にしているだけ。
(3)2直線を通る一次関数。最後の設問も取りやすかった。
大問4
(1)空間内の三角形の合同。困惑しやすかったかもしれない。
△AFGの各辺はどのような線分かを観察する。
アングルが変わっても、同じ性質の線分からなる3辺であれば合同が確定。
(4)直角三角形の相似は頻出。線分FPで異なる比を統一する。
大問5
(1)誘導が丁寧。
(2)行が追加される。図6の3×3を使って方針を立てる。
格子は縦棒と横棒で区別するといい。類題経験者には有利であった。

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