2026年度(令和8年度)佐賀県公立高校入試問題過去問【数学】解説

問題はこちら→東進ハイスクールさん(解答)

大問1(小問集合)

(1)ア
2+(-3)
=2-3
=-1

イ
3(x-2y)-2(x-y)
=3x-6y-2x+2y
=x-4y

ウ
-12xy÷2x
=
-6y

エ
√18÷√6
=√3

(2)
ax2-ay2
=a(x2-y2
)
=a(x+y)(x-y)

(3)
x2+x-5=0
解の公式より、x=(-1±√21)/2

(4)
正しい円錐の展開図を①~④から選ぶ
円錐の側面である扇形の中心角…360×半径/母線=360×3/5=216°
中心角が180°を超える③

(5)
Aを通るBCに対する垂線の作図解答
AからBCへの垂線の作図。

(6)
ブーメランより、x=40+42+53=135°

(7)
1組~4組の箱ひげ図
●中央値(Q2)が25m→④が外れる。
●範囲=最大値-最小値=30m→②が外れる。
●30人の第1四分位数(Q1)は下位15人の真ん中、下から8番目。
①、③ともに下位8人は15m以下→20m以下は少なくとも8人いる。〇
①、③

大問2(方程式)

(1)ア
秒速20mで進む列車A(長さ200m)が1800mのトンネルを通過する通過算の図解
Aの最前部がトンネルに入ってから、Aの最後部がトンネルを出るまでの様子。
列車A(最前部●)の移動距離は、1800+200=2000m
2000÷20=100秒

イa
方程式の通過算で、列車Bがトンネルを通過・隠れる時間と距離を表した解説図
列車B(最前部●)の移動距離で立式。
時間(
200秒)×速さ(秒速ym)=距離
200y=2840+x

b
様子が異なる点に
注意!
今度は列車Bが完全にトンネル内に入ってから、最前部が出るまで。
最前部●の移動距離で立式。
300y=4660-x

c
前の連立を解く。
200y=2840+x …①
300y=4660-x …②
①+②をすると、500y=7500
y=15
①に代入。x=200×15-2840=160
160m

(2)ア
仕入れ値に
1割の利益を加える→定価は仕入れ値の11割
〇割→分母は10
8000×11/10=8800円

イ
x割増し→x/10
を足す。
8000×(1+x/10
)
=8000+800x円

ウ
答案ではxについての方程式をつくり、求める過程を書く。
定価8000+800x円に対し、x割の値引きをしたら7280円
x割引き→x/10を引く。
(8000+800x)(1-x/10)
=8000-800x+800x-80x2
=8000-80x2=7280
80x2=720
x2=9
x>0より、x=3

大問3(関数)

(1)
二次関数y=2x²とy=x²のグラフ上に描かれた正方形ABCDと直線の座標図
y=ax2にA(2、8)を代入。
8=4a
a=2

(2)
各点をグラフに描写する。
Bはy軸についてAと対称→B(-2、8)
y=x2にx=-2を代入→C(-2、4)

(3)
C(-2、4)→A(2、8)
右に4、上に4だから、傾きは1
Cから右に2、上に2移動して、切片は4+2=6
y=x+6

(4)ア
放物線y=2x²とy=x²のグラフ、座標平面上の長方形ABCDと直線ℓを描いた数学の図
四角形ABCDは1辺4の正方形。
正方形の対角線ACとBDの交点をPとすると、
正方形の二等分線は中心Pを通る。
Pのy座標は4と8の平均で6

E(-3、1)→P(0、6)
右に3、上に5だから傾き5/3、切片6
y=5/3x+6

イ
2つの放物線と正方形ABCD、直線の交点を表す座標平面上の数学グラフ
四角形AFGDは正方形の半分。
→同じく正方形の半分で、△ACHと辺ACを共有する△ACDに着目する。
関数y=2x²とy=x²のグラフ、点A・B・C・Dで囲まれた図形と傾き1の直線
ACは正方形の対角線だから傾き1
Dを通る傾き1の直線をひくと、等積変形より△ACD=△ACHだから、
x軸との交点がHになる。
Dから下に4、左に4移動して、Hのx座標は2-4=-2
二次関数y=2x²とy=x²のグラフ上の四角形ABCDと傾き1の直線を示す数学解説図
もう1つは、正方形の半分であり、かつ辺ACを共有する△ACBに着目する。
Bを通る傾き1の直線をひき、x軸との交点がH’になる。
Bから下に8、左に8移動して、H’のx座標は-2-8=-10
-2、-10

大問4(平面図形)

(1)
中心角∠AOB=60°→扇形OABは円の6分の1
10×10×π÷6=50/3πcm2

(2)
1辺aの正三角形の面積→√3/4a2
50/3π-√3/4×102
=50/3π-25√3cm2

(3)ア
△AED∽△BECの証明。
円に内接する四角形ABCDと対角線の交点Eが描かれている
各点を図に描写する。
対頂角より、∠AED=∠BEC
弧ABに対する円周角より、∠ADE=∠BCE
2角相等で、△AED∽△BEC

イ
ACは中心Oを通る→円の直径
半円の弧に対する円周角より、∠ADC=90°

ウ
円に内接する四角形ABCDと直角三角形ABCを描いた図形問題の幾何学図
半円の弧に対する円周角で、∠ABC=90°
正三角形の内角から、∠OAB=60°
△ABCの内角は30°―60°―90°→1:2:√3の直角三角形。
AC=20cm、BC=10√3cm
円に内接する四角形ABCDと線分長・角度が示された図形問題の解説図
△AED∽△BECの相似比より、AD:BC=④:⑤
AD=10√3×④/⑤=8√3cm
円に内接する四角形ABCDと対角線の交点Eおよび各辺の長さを表した幾何問題の図解
前問より、∠ADC=90°
AC:AD=20:8√3=5:2√3
△ADCの辺の比で三平方→CD=√13=20×√13/5=4√13cm
△ADCの面積は、4√13×8√3÷2=16√39cm2

大問5(確率・文章題)

(1)ア
表の枚数に絞って考えると、
獲得ポイントは表が0~4枚の5通り
(*表0枚=4枚すべて裏)

イ
1枚投げたら、結果は表・裏の2通り
4枚投げるので、全部で24=16通り
11ポイントになる場合は、5+2+2+2=11しかない。
表1枚、裏3枚の組み合わせ。4枚から1枚の表を選ぶ→4通り
確率は、4/16=1/4

ウ
先ほどは、4枚から1枚の表を選んだ。
→4枚から1枚の裏を選ぶ場合も4通り
【5+2+2+2】=11
5と2を反転させて、
【2+5+5+5】=17

エ
表は奇数5、裏は偶数2
3枚目までの合計が奇数であれば、4枚目が奇数で獲得ポイントは偶数。
3枚目までの合計が偶数であれば、4枚目が偶数で獲得ポイントは偶数。
3枚目までの合計が奇数であれ偶数であれ、4枚目で適切な方が出れば偶数になる。
適切な方が出る確率は1/2だから、獲得ポイントが偶数になる確率は1/2

(2)ア
A:4分で1本
B:6分で1本
24分間では、24÷4+24÷6=10本

イ
最後の56本目がA・B・AB両方のどれでフィニッシュしたかわからない。
AとBは製造のスピードが違うので、
4と6の最小公倍数12分を1セットとして調べる。
1セット12分間でAは3本、Bは2本→合計5本
55本つくるには、55÷5=11セット
12×11=132分後
132分後の4分後にAが最後の56本目をつくるから136分後=2時間16分後
午前9時から起算して午前11時16分

ウ
A:4分で1本
B:6分で1本(合わせて12分で5本)
C:2分で1本→30分で15本、10分間停止→Cは40分で15本と考える。
12と40の最小公倍数120分で、5×10セット
+15×3セット=95本
残りは130-95=35本

ABは24分で10本、Cは30分で15本だから、35本の製造には30分以上は必要。
30分以上の12の倍数である36分で、5×3セット+15=30本
残りは35-30=5本

ここまでで120+36=156分
160分後:Aが1本(Cが製造を開始する)
162分後:BとCが1本ずつ
164分後:AとCが1本ずつで130本完成!
午前9時から164分後=2時間44分後の
午前11時44分

講評

大問1
全問正解する気持ちでいこう。
(4)判定事項は中心角が180°を超えるか。半径/母線が1/2を超える。
大問2
(1)中学受験に出てくる通過算。
中受の設定条件は、高校受験だと正答率がグッと下がる。
ア:列車とトンネルの状況図を描く。
列車の移動距離は1800mではない!
列車の最前部か最後部の点を基準として移動距離を見る。
イ:後半は状況が異なり、移動距離は(トンネル-列車の長さ)に変わる。
(2)基本問題の直球だが、苦手な人は少なくない。
イ:x%増しの場合は、1+x/100をかける。
大問3
(2)四角形を描写する。
(4)ア:直線が通る2点の座標がわかればいい。
1つはE、もう1つは正方形の中心。
イ:四角形ではなく、対角線で二等分された直角二等辺で捉える。
△ACHということは、辺ACは固定。B・Dをx軸方向に等積変形する。
大問4
(3)イ:単純だが、見落としやすいか?直径を意識する。
ウ:△OABは正三角形であることを思い出す。
△ABCは有名三角形、3辺の長さがわかる。
反対側の△ADCは直径20cmを斜辺とする直角三角形。
相似比からAD→三平方でCD→面積を求める。
大問5
ウ:【表1枚裏3枚】と【表3枚裏1枚】は裏返しの関係にある。
エ:偶奇が出る確率はそれぞれ1/2
和が偶→偶+偶=奇+奇
和が奇→偶+奇=奇+偶
2枚の出方は4通りで、和が偶か奇になるかは2通りずつで確率1/2
3枚目までの和から考えて、4枚目までの和も確率は1/2ずつ
(2)
最後の問題で調べ上げが出題された。
これも高校受験ではあまり見かけない条件で、時間不足もあり大変。
方程式では解けないことに注意!
方程式は右辺と左辺がイコールで結ばれる。
本問では、一方が最後のネジを完成したとき、
他方が1本未満の端数のネジを作っている可能性がある。
その端数がどちらで生まれるか、どのくらいの端数であるか判断できないので、
イコールで結ぶ方程式は立てられない。
イ:なるべく大きなカタマリで計算する。
AとBの製造スピードが異なる→AとBの最小公倍数をカタマリにする。
ウ:時間不足もあって難しい。
Cの休憩が厄介。Cの1サイクルを40分とし、A~Cの最小公倍数120分後を調べる。
次をどうするか。解説ではCが休憩に入る30分後の最初の12の倍数である36分後を調べたが、
40分後(製造開始から160分後)を調べてもいい。最後は丁寧な調べが求められる。

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