2026年度 都立西高校過去問【数学】大問2解説

下の図1で、点Oは原点、曲線fは関数y=ax2(a>0)のグラフを表している。
2点A、Bはともに曲線f上にあり、点Aのx座標は-3、点Bのx座標は4である。
点Oと点Bを結び、線分OB上にある点をPとし、点Aと点Pを結ぶ。
点Oから点(1、0)までの距離、および点Oから点(0、1)までの距離をそれぞれ1cmとして、
次の各問に答えよ。
xy座標平面上の放物線と点A・B・Pを結ぶ線分を表したグラフの図
(1)
図1において、点Pのx座標が3/2である場合を考える。
2点A、Pを通る直線について、xの変域-3≦x≦3/2に対する
yの変域が3/2≦y≦9/4であるとき、aの値を求めよ。

(2)
下の図2は、図1において、a=2/3、2点A、Bを通る直線をℓとし、
点Pのx座標が3の場合を表している。
曲線f上にあり、点Aと点Bに一致しない点をQとした場合を考える。
△APBと△AQBの面積が等しくなるとき、点Qのとりうるx座標の値の全ての和を求めよ。
ただし、答えだけでなく、答えを求める過程が分かるように、途中の式や計算なども書け。
放物線fと直線lの交点A・B、点P、原点Oを示す座標平面のグラフ

(3)
下の図3は、図1において、2点A、Pを通る一次関数y=bx+4(b<0)のグラフを表す直線をm、
y軸上にあり、y座標が3である点をC、点Bと点Cを結んだ線分BCと直線mとの交点をR、
直線mとy軸との交点をSとした場合を表している。
△CRSの面積が6/17cm2のとき、bの値を求めよ。
xy座標平面上の放物線fと直線m、交点や線分を示す数学の関数グラフ(図3)


@解説@
(1)
放物線y=ax²のグラフと点A・B・Pが示された二次関数の座標平面図
APは傾きが負の一次関数。
x=-3のとき、最大値y=9/4
y=ax2にA(-3、9/4)を代入。
9/4=9a
a=1/4

@余談@
P(3/2、3/2)からB(4、4)
y=ax2にB座標を代入しても良い。

(2)
*最初は公式解答の解法を倣います。
放物線y=2/3x^2と直線y=2/3x+8の交点A、Bと点Pを示す二次関数のグラフ
y=2/3x2にx座標を代入。
A(-3、6)B(4、32/3)
直線OBより、Bのy座標は32/3×3/4=8→P(3、8)
AとBの座標より、
32/3=4a+b
-)6=-3a+b
14/3=7a
a=2/3
A座標から左に3、上に2移動して、切片は6+2=8
直線ℓの式:y=2/3x+8
二次関数y=2/3x^2と直線の交点や点Qの座標を表す数学・関数の解説グラフ
Pを通る直線ℓに平行な線をひくと、放物線との交点がQ
y=2/3x+bにP(3、8)を代入して、b=6
y=2/3x+6
Qのx座標をtとすると、上図のようになる。
2/3t2=2/3t+6 ←3倍して整理
2t2-2t-18=0 ←÷2
t2-t-9=0
解の公式より、t=(1±√37)/2
放物線y=2/3x²と直線が交わる座標平面上の二次関数と一次関数の数学解説グラフ
もう1組は上側にある。
切片が8→6だったので、直線ℓよりy軸方向に+2の直線、
すなわち、y=2/3x+10と放物線との交点がQ
このQのx座標をuとすると、上図のようになる。
2/3u2=2/3u+10
u2-u-15=0
解の公式より、u=(1±√61)/2
したがって、求めるx座標の全ての和は、
(1+√37)/2+(1-√37)/2+(1+√61)/2+(1-√61)/2=2
@@
x座標の全ての和を導く公式解答
公式解答です。
ステップが多いので、無理そうならば部分点を狙おう。

@別解@
放物線y=2/3x²と直線y=2/3x+8の交点A・Bや各点の座標を示す関数のグラフ
直線ℓの傾き2/3を求めるまでは同じ。
放物線がy=2/3x2、一次関数の傾きが2/3で等しいことに着目する。
y=ax2について、xの値がp→qと増加するとき、変化の割合はa(p+q)
Q1とQ2のx座標をt1、t2とすると、
2/3(t1+t2)=2/3 ←÷2/3
t1+t2=1
同様に、もう1組の
Q3、Q4のx座標をt3、t4とすると、
2/3(t3+t4)=2/3
t3+t4=1
(t1+t2)+(t3+t4)=1+1=2

@余談@
xy座標平面における放物線と複数の平行線との交点を示す数学のグラフ
ある放物線と、ある一次関数の交点である2点について、
その一次関数と平行な直線と放物線との交点のx座標の和は常に等しい。
3本の直線が平行のとき、赤2つ、青2つ、緑2つのx座標の和は一緒。

(3)
二次関数y=ax²と直線y=bx+4の交点や座標を示す数学のグラフ図
A(-3、9a)B(4、16a)
SC=1cm、△CRS=6/17cm2より、
Rのx座標は、6/17×2÷1=12/17
CR:CB=12/17:4=③:⑰
CR:RB=③:⑭
二次関数y=ax²と直線y=bx+4のグラフおよび座標が示された数学の関数問題の図表
Bの真下、y=bx+4上の点をTとする。
△CRS∽△BRTより、BT=1×⑭/③=14/3

直線上の3点A、S、Tの座標から傾きで方程式を立てる。
A(-3、9a)→S(0、4)→T(4、16a-14/3)
AS=STからaの値を求める計算式
bは直線の傾きだから、(4-9a)/3にa=1/2を代入。
b=(4-9×1/2)÷3=-1/6

コメント

タイトルとURLをコピーしました