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2025年度 栃木県公立高校入試問題過去問【数学】解説

問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)

(1)
-4-3
=-7

(2)
2025=34×52
ア…4、イ…2

(3)
2+2x-15
=(x+5)(x-3)

(4)
データを昇順に直す。
【7・11・16・19・20・24】
第1四分位数(Q1)は下位3人の真ん中→下から2番目の11点
第3四分位数(Q3)は上位3人の真ん中→上から2番目の20点
四分位範囲=Q3-Q1=20-11=9点

(5)
多角形の外角の和は360°
正十角形の1つの外角は、360÷10=36°
1つの内角は、180-36=144°

@別解@
n角形の内角の和は180(n-2)
180×(10-2)÷10=144°

(6)
回転体は底面の半径5cm、高さ2cmの円錐になる。
5×5×π×2÷3=50/3πcm3

(7)
y=2x2は下に凸のグラフ。
x=0のとき、最小値y=0
x=3のとき、最大値y=18
0≦y≦18

(8)

絶対値が大きくなるほど傾きは急になる
右下のグラフ→a、c<0に注意!a<c
切片はb>d

大問2(小問集合2)

(1)
√16<√23<√25
4<√23<5
自然数は正の整数(0は含まない)
√23より小さい自然数は1~4の4個。

(2)

答案では途中の計算も書く。
セットAをx、セットBをyとする。
ノートの合計で等式。
2x+5y=76 …①
鉛筆の合計で等式。
3x+8y=120 …②

②×2-①×3をすると、y=12
①に代入、2x+5×12=76
x=8
セットA…8、セットB…12

(3)
常に11になる→計算結果は変数がなく、定数11だけ

b=a+1、c=a+11、d=a+12
bc-ad
=(a+1)(a+11)-a(a+12)
=a2+12a+11-a2-12a
=11
したがって、bc-adは常に11になる。


大問3(図形)

(1)

Aを回転の中心としてBを反時計回りに回転させる。
①直線ABをひき、Aを通る垂線をひく。
②ABの長さを垂線上に移すと交点がP。

(2)①

底面は正方形。FG=2cm、BC=4cm
正四角錐OEFGH:
正四角錘OABCDの相似比はFG:BC=1:2
体積比は相似比の3乗→1:8



正四角錘OABCDの側面積は、64-16=48cm2
4つの側面は合同な二等辺。△OBCの面積は、48÷4=12cm2
△OBCの高さは、12×2÷4=6cm
赤い三角形で三平方→正四角錘の高さは4√2cm

(3)
△AEH∽△BGEの証明。

正三角形の内角より、∠A=∠B=60°
∠AHE=とする。
△AEHで外角定理→60°+=∠HEB=60°(∠HEG)+∠BEG
∠BEG=
2角相等で∽

大問4(データの活用・確率)

(1)①

累積度数…その階級までの度数の合計。
7+15=22個


標本調査。
Bの13.0~13.5は30個中9個の割合。
500×9/30=150個


『糖度13.0以上の梨の割合が大きいのはどちらかを判断する』のに、
『糖度13.0以上の度数の大小を比較する』ことが適切ではない理由。
品種Aと品種Bの度数の合計が異なるから。
*度数の合計が違う→分母が違う。
度数の分子だけを比較しても、分母が異なれば割合を比較できない。

(2)

各頂点に止まる出目の和と、各々の場合の数を書いておく。
最も止まりやすいのは、Dの2+6+2=10通り
全体は6×6=36通りだから、確率は10/36=5/18
頂点…D、確率…5/18


大問5(関数・数量変化)

(1)①

x<0だけを見る。
①xが増えるとy減少。
②xが増えるとy増加。


y=-9/xについて、
x=1のとき、y=-9
x=3のとき、y=-3
変化の割合=(yの増加量)÷(xの増加量)
={-3-(-9)}÷(3-1)=3

y=ax2においてxの値がp→qに増加するときの変化の割合はa(p+q)
(1+3)a=4a=3
a=3/4



それぞれのグラフにx=-1を代入。
A(-1、1)B(-1、9)
円とy軸との交点のy座標を求める。

円の中心をCとする。
Cのy座標はAとBの平均で5

Cの右をD、交点をE、E’とする。
CD=1、円の直径8→半径CE=4
△CDEで三平方→DE=√15
対称性からDE’=√15
D(0、5)から上下に±√15だから、交点のy座標は5+√15、5-√15

(2)①
グラフの転換点(5、30)から、5分の排水で水面の高さがAEになった。
以降は底面積が狭まるので、高さの減少速度が増す。
AE=30cm


答案では途中の計算も書く。
2点(5、30)(10、0)を通る直線の式を求めればいい
傾きは、(0-30)/(10-5)=-6
y=-6x+bに(x、y)=(10、0)を代入。
0=-6×10+b
b=60
y=-6x+60



4cm低くなった→(5、26)の点を通る。
ブロックの向きを変えただけなので、水の体積は変わらない→10分後に0cm
5分で26cm減少】だから、1分あたり26÷5=5.2cm減少する。

グラフのこの部分に着目する。
ブロックがないときは、10cm÷5分=2cmずつ減少する。
1分あたり2cm減少と5.2cm減少→1分あたりの差は3.2cm
4cm差が生まれるのは、4÷3.2=5/4分
5分後から5/4分さかのぼるとだから、
のy座標は、30∔2×5/4=65/2cm

大問6(規則)

(1)
規則を正確につかむ。

『東西の組の西から順に1人ずつ交互に並びかわる』
横一列の図だとイメージが湧きにくい。
西組と東組が2列になって、各人があいだに入っていく感じで入れ替わる。
東組の西から1番目が全体の西から2番目に移動する(両端は変わらない)

全体の西から6番目はゼッケン7番

(2)

行き先を整理する。
西側は①③⑤⑦⑨の奇数番目、東側は②④⑥⑧⑩の偶数番目に移動する
8のゼッケンは3回のフォーメーションで⑥番目→②番目→③番目に移動する。
全体の西から3番目

@余談@

すべてを循環するわけではない。

(3)
西組の移動先は①、③、⑤、⑦、⑨…奇数番目。
『西組の西からa人目』の移動先は全体の西からa番目の奇数→2a-1番目
(西組の西から3番目は、3番目の奇数である5番目に移動する)
東組の移動先は②、④、⑥、⑧、⑩…偶数番目。
『東組の西からb人目』の移動先は全体の西からb番目の偶数→2b番目
(東組の西から4番目は、4番目の偶数である8番目に移動する)
↑aとbは数え始める場所が違うことに注意!

逆に言えば、全体の西から2a-1番目(奇数)の人は、移動前は西組の西からa番目、
全体の西から2b番目(偶数)の人は、移動前は東組の西からb番目にいた。

ゼッケンの番号はフォーメーション前の全体の西から〇番目の数。
n=70で全体の西から35番目の生徒の位置を5回さかのぼる。
35は奇数→2a-1=35
a=18
1回前は全体の西から18番目にいた。

18は偶数→2b=18
b=9

東組の西から9番目
n=70→各組は35人ずつなので、全体の西から9+35=44番目

44は偶数→2b=44
b=22
東組の西から22番目→全体の西から22+35=57番目

57は奇数→2a-1=57
a=29
全体の西から29番目

29は奇数→2a-1=29
a=15
5回前は全体の西から15番目だから、ゼッケンの番号は15番。
①2a-1、②2b、③15


大問1
(2)年度の素因数は対策しておきたい。
(8)a、cは負。
y=-2xとy=-200xではどう傾くか。
大問2
(1)自然数は0をカウントしない。
(3)最後に証明すべき結論を書く。
大問3
(2)①底面が平方数なので、辺を素早く書いておく。
②正四角錘の高さを求めるにはどこで三平方を使うか。
側面の二等辺の等辺より高さが使いやすい。
正四角錘の表面積→側面積→側面の二等辺の高さ。
(3)●+×=90°が●+×=120°に変わるイメージ。
記述は外角定理を使うと書きやすい。
大問4
(1)③相対度数は割合。
大問5
(1)②反比例の変化の割合は他県でも見かける。
③とりあえず円を描いてみる。該当する座標を頂点とする直角三角形で三平方。
(2)③ブロックの別の側面を底にする。
1度目より水面の減少が早いので、ブロックは高くなっている。
ゴールの(10、0)と通過する座標から直線の式が得られる。
大問6
難問だった。まず、フォーメーションの過程をイメージできないと詰む。
例題の6人の動きから両端が変わらないのはわかるが、
中4人の動きは矢印だけなので、誤った並び替えを想像しかねない。
東西の組が2列になり、あいだに挟みこむ形で交互に並び変わる。
(2)移動先の番号を振っておくと順を追いやすくなる。
(3)ここも移動先の番号で整理しておくと①②は取りやすい。
③西組にいたら奇数番目、東組にいたら偶数番目。
〔全体の西〕〔東組の西〕の区別を明確に!
東組の西は全体の西の何番目から始まるか。ここでn=70を用いる。

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