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2025年度 和歌山県公立高校入試問題過去問【数学】解説

問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)

(1)①
3-9
=-6


7/3+2÷(-6/5)
=7/3-5/3
=2/3


2(3a-b)-(2a-5b)
=6a-2b-2a+5b
=4a+3b


√50-6/√2
=5√2-3√2
=2√2


(a+3)(a-3)+(a-4)2
=a2-9+a2-8a+16
=2a2-8a+7

(2)
2+5x-6
=(x+6)(x-1)=0
x=-6、1

(3)
無理数…整数の分数で表せない数。
有理数…整数の分数で表せる数。
ア:-0.2=-1/5 イ:1/3 ウ:√5=2.2360679…(富士山麓オウム鳴く)
エ:-√16=-4=-4/1 オ:π=3.1415926535…
数字が規則的に並ばない『循環しない無限小数』は無理数。
ウ・オ

(4)
比例;y=ax
6×(-6)/4=-9

(5)
 
ABの垂直二等分線は、AとBから等距離にある点の集合
垂直二等分線を対称の軸とすると、AとBは対応する点にある。
対称の軸CDはABの中点でABと垂直に交わる(線対称

(6)
15歳以上20歳未満は、125人中36人の割合。
2500×36/125=
720人


大問2(小問集合2)

(1)
大人1人の入園料をx円、中学生1人の入園料をy円とする。
2x+3y=12400 …①
3x+y=12300 …②
②×3-①をすると、7x=24500
x=3500
②に代入、3×3500+y=12300
y=1800
大人…3500円、中学生…1800円

(2)①
連続する4つの偶数のうち、最も小さい偶数を2nとすると、
残りは2n+2、2n+4、2n+6
ア…2n+2、イ…2n+4、ウ…2n+6


連続する4つの奇数を2n+1、2n+3、2n+5、2n+7とする。
(2n+1)+(2n+3)+(2n+5)+(2n+7)
=8n+16
=8(n+2)
n+2は整数だから、8(n+2)は8の倍数である。
したがって、連続する4つの奇数の和は8の倍数になる。

(3)

球の表面積S=4πr2
半球の半分→球の4分の1
曲面…4π×62÷4=36πcm2
平面は半径6cmの半円2個→円1個分なので、
36π+6×6×π=72πcm2

(4)
和が素数になる組み合わせを調べる。
●2→(1、1)
●3→(1、2)と逆
●5→(1、4)(2、3)と逆
●7→(1、6)(2、5)(3、4)と逆
●11→(5、6)と逆
計15通り。全体は6×6=36通りだから、確率は15/36=5/12

(5)

Ⅰ:A農園の第3四分位数(Q3)は90
g。×
Ⅱ:範囲=最大値-最小値。A農園は100-60=40g、B農園はこれより大きい。〇
Ⅲ:200個の中央値(Q2)は100番目と101番目の平均。
第1四分位数(Q1)は下位100個の真ん中→50番目と51番目の平均。
BのQ1から60g以下が50個あるのは確定。Q2より101番目は60kg超え。
51~100番目の詳細がわからないので、60g以下がもう15個以上あるかは不明。△
Ⅰ…イ、Ⅱ…ア、Ⅲ…ウ

大問3(関数)

(1)
ア:y=1/3x2はy軸を対称の軸として線対称。〇
イ:変化の割合は一定ではない。×
 一次関数のように直線だと変化の割合(傾き)は一定。
 y=ax2において、xの値がp→qに増加するときの変化の割合はa(p+q)
ウ:x>0では、xが増加するとyも増加する。〇
ア・ウ

(2)

△AOPの高さはAのy座標3。
底辺OP=6×2÷3=4
x軸上でOから±4にPがある。
(-4、0)(4、0)

(3)

AOの傾きは1→AO//BCだからBCの傾きも1
C(-4、16a)→B(3、9a)
傾き(変化の割合)=(yの増加量)÷(xの増加量)
=(9a-16a)÷{3-(-4)}
=-7/7a=-a=1
a=-1

(4)

グラフ上のx=1~3のy座標を調べ、領域内の格子点を数える。
11個


大問4(平面図形)

(1)

弧ABに対する円周角より、∠ACB=40°
△ABCの内角で、∠ABC=180-(60+40)=80

(2)①

半円の弧に対する円周角で、∠BAD=∠BCD=90°
△BCDは3:4:5の直角三角形→BD=5cm
△ABDで三平方→AD=√21cm


△GCF∽△CAFの証明。

共通角より、∠GFC=∠CFA
弧CDに対する円周角で、∠CAF=∠CBD
半径から△OBCは二等辺三角形
底角が等しいから、∠CBD=∠GCF
∠GCF=∠CAF
2角相等で∽



情報が足りないので角度を調査する。
AB=BOと半径より、△ABOは3辺が等しい正三角形
直径BDから∠BCD=90°、BC=CDなので、△BCDは直角二等辺
Oは底辺BDの中点→BD⊥CF
∠OCD=∠ODC=45°
また、二等辺AODで外角定理→∠ADO=60÷2=30°
弧BCに対する円周角で、∠BAC=45°
△ABEの内角は45°―60°―75°

Eから垂線をおろし、ABとの交点をGとする。
2種類の有名三角形に分割できる
△AGEは1:1:√2→AG=GE=3√2×1/√2=
3cm
△GBEは1:2:√3→BG=3×1/√3=√3cm
AB=3+√3cm
 
円の半径OD=AB=3+√3cm
FO=(3+√3)×/√3=1+√3cm
CF=FO+OC
=(1+√3)+(3+√3)
=4+2√3cm


ラス問以外は基本~標準が占める。
大問1
完答を目指したい。
(5)なぜこれが垂直二等分線になるのか。理屈をおさえておきたい。
大問2
(2)②最後は証明したい事柄を書いてフィニッシュ。
(4)4分の1球である。
(5)データ問題も判断しやすかった。
大問3
(3)aで座標を表す→傾きで等式を立てる。
(4)x=0~3までの格子点を数える。
調べるべき座標が判断しやすく、数えやすい。
大問4
(2)①下の三平方で直径を求める。
③他の設問と比べ、突出して難度が高い。
計算でゴリ押そうとすると二重根号がでてきて涙ちょちょぎれる。
AB=BOから正三角形をいち早く察したい。
幾何の問題は情報不足に陥ったら、ひとまず角度を調べあげる。
すると、有名角がいたるところにでてくる。
AEを1辺とする三角形→△ABEの内角は45°―60°―75°
垂直に分割すると有名三角形があらわれる。
AB=OD→△CDFでも同じ分割が使える。

 
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