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大問1(計算)
(1)ア
11-6÷2
=11-3
=8
イ
(-3a)2÷6a×8b
=9a2÷6a×8b
=12ab
ウ
(x-y)/2-(x+4y)/5
={5(x-y)-2(x+4y)}/10
=(5x-5y-2x-8y)/10
=(3x-13y)/10
エ
(√7+√2)2-9√14
=9+2√14-9√14
=9-7√14
(2)
36a2-b2
=(6a+b)(6a-b) ←代入
=(6×8+47)(6×8-47)
=95×1
=95
(3)
x2-5x=3x+20
x2-8x-20
=(x+2)(x-10)=0
x=-2、10
大問2(小問集合)
(1)
①円の中心Oは2辺BC、ACから等距離にある
→∠ACBの二等分線
②円Oは2点A、Cを通る→OはA、Cから等距離にある
→ACの垂直二等分線
これらの交点が中心O。
(2)
xは1分あたりの給水量(L)
yは90Lに達するまでの時間(分)
xy=90(反比例)
y=90/x
(3)
4個から1個を2回取るので、全体は4×4=16通り
●Aで1を取る→Bで1を取るのは2通り
●Aで2を取る→同様に2通り
●Aで3を取る→2通り
●Aで4を取る→4は1個しかないので1通り
計7通りだから、確率は7/16
大問3(方程式)
答案では方程式をつくり、計算過程を書く。
何を文字に設定すべきか。
20%減少→0.8倍、10%増→1.1倍
求めたい今年にしたいところだが、割合の元となる基準が去年なので、
去年の1月のCO2排出量をx、去年の2月のCO2排出量をyにする。
1つ目は今年のCO2排出量の合計で等式。
0.8x+1.1y=498 …①
2つ目はCO2の減少量で等式。
減少の0.2xが増加の0.1yより大きいから合計が減少したので、
0.2x-0.1y=42 …②
①-②×4をすると、1.5y=330
y=220
②に代入、0.2x-22=42
x=320
今年の1月…320×0.8=256kg
今年の2月…220×1.1=242kg
大問4(空間図形)
(1)
面ADEBは三角柱の側面。
これと垂直なのは底面の面ABC、面DEF
(2)
回転体は底面の半径5cm、高さ8cmの円柱から、
底面の半径3cm、高さ8cmの円錐をひく。
5×5×π×8-3×3×π×8÷3=176πcm3
(3)
AK⊥BC→AKは二等辺ABCの底辺BCを二等分する。
BK=6÷2=3cm
△ABKは3:4:5の直角三角形→AK=4cm
MNを対角線とする直方体を描く。
欲しい線分は水色。
上から見て、MはAKの中点。
正面からみて、MはKLの中点。
MN=√(32+22+22)=√17cm
大問5(データの活用)
(1)
120人の中央値は60番目と61番目の値。
24~28回の階級に含まれる。度数は25回。
(2)
ア:120人の第1四分位数(Q1)は30番目と31番目の平均。
ヒストグラムより、20~24回の階級に含まれる。×
イ:30人の中央値(Q2)は15番目と16番目の平均。
1組と3組のQ2は26回未満→26回以上は多くて15人=15人以下。〇
ウ:四分位範囲=Q3-Q1。箱が長いのは4組より2組。×
エ:箱ひげ図から36回は1組の最大値しかない。
ヒストグラムの36~40回の3人は1組の最大値である。〇
イ・エ
大問6(関数)
(1)
y=1/4x2は下に凸のグラフ。
x=0のとき、最小値y=0
x=3のとき、最大値y=9/4
0≦y≦9/4
(2)ア
y=ax2にx=2を代入→A(2、4a)
OAの傾きは、4a÷2=2a
イ
各座標を記す。
C(-2、1)→D(-2、4a)
平行四辺形GEAB→傾きの平行から等式を立てると予測する。
Gはx座標だけわかっている。
ABのy座標の差が12a→Eのy座標がわかればGのy座標もわかる。
Eに狙いを定める。
BGの幅は3→AEの幅も3
Eのx座標は、2-3=-1
ここからEはDOの中点とわかる→E(-1、2a)
Gのy座標は、2a+12a=14a
平行四辺形の頂点座標だけではaが決まらないのでC(-2、1)を使う。
ACの傾き…(4a-1)÷{2-(-2)}=(4a-1)/4
BGの傾き…(16a-14a)÷(4-1)=2/3a
AC//BGより、(4a-1)/4=2/3a
a=3/4
大問7(平面図形)
(1)
△AFE∽△BGPの証明。
FE//BCの同位角と弧ABに対する円周角で、∠AEF=∠BPG(×)
問題はもう1つの等角…。
2つの二等辺三角形に着目する。
弧ADに対する円周角で、∠ACD=∠ABD(▲)
二等辺の頂角が等しい→二等辺の底角も等しい(△CAD∽△BAG)
∠FAE=∠BAG-∠CAP=∠CAD-∠CAP=∠PAD(●)
弧DPに対する円周角で、∠GBP=●
2角相等で∽
(2)
弧DPの長さを求めるには、中心角DOPが必要なのでDOに補助線。
FE//BCの錯角→弧CDに対する円周角→二等辺の底角で68°を移す。
△CADの内角より、∠ACD=180-68×2=44°
∠ACDは弧ADの円周角で、∠AODは中心角にあたる。
∠AOD=44×2=88°
∠DOP=180-88=92°
弧DPの長さは、9×2×π×92/360=23/5πcm
従来通りの出題傾向。
大問1
完答を狙いたい。
大問2
(3)条件がやや変わっている。
Aで取った玉によってBでの確率が変わるので、Aの玉で場合分けする。
大問3
今年で文字を設定すると、係数の分数処理が大変になる。
2つ目の式は(1月減少量)-(2月増加量)=(合計減少量)
最後に今年の値を求めるのを忘れないこと。
大問4
(3)例年、正答率が低い。
MNを対角線とする直方体を3方向から分析する。
大問5
(2)2つ指定もあって選びやすかったと思う。
エ:箱ひげ図から36回以上は1組の最大値36回しかいない。
大問6
(2)イ:難しい。部分点狙いで食らいつきたい。
まずは座標を調べる。グラフ問題の平行四辺形は必ず対辺を使う。
Gはy座標がわかっていない→怪しい。
G付近は情報が足りないのでEから何とかする。
Gのx座標からEのx座標がわかる。Dのy座標からEのy座標→Gのy座標につながる。
平行四辺形の対辺の傾きだけでは等式を立てても決まらない。ここでC座標を用いる。
大問7
(1)ここも難しい。
最大のポイントは二等辺三角形の相似。
二等辺の頂角か1つの底角が等しければ、2角相等で∽が確定。
2つの等角からあいだの角をひく。
(2)弧DPからゴールとなる中心角を定める。
68°をできる限り移す。平行と二等辺が特徴なので、これらを経由すると予想する。
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