大問1(小問集合)
(1)ア
-11+4
=-7
イ
5×{62+(1-7)}
=5×(36-6)
=150
ウ
(5x2-x+2)-(3x2+x-5)
=5x2-x+2-3x2-x+5
=2x2-2x+7
エ
12x2y÷(-2x)÷3y
=-2x
オ
4/√2+3√8-√18
=2√2+6√2-3√2
=5√2
(2)
大人に9a枚、子供に8b枚を配ると画用紙が余った。
→配った枚数より150枚の方が多い。
9a+8b<150
(3)
12/(3+11+12+4)=12/30=4/10=0.4
(4)
x2-3x+1=0
解の公式より、x=(3±√5)/2
(5)
Aが当たる確率は2/5。
Aが当たりを引いたら、残り4本中1本が当たり→Bの当たりは1/4
2/5×1/4=1/10
(6)
1辺両端角相等で、△ABE≡△CBD
対応する辺からAE=CD
斜辺と他の一辺が等しい直角三角形で、△ACD≡△CAE
対応する角から∠CAE=x
△CAEで外角定理→x+(x+44)=90
x=23°
(7)
ア:確率なので断定はできないが可能性はある。〇
イ:断定はできない。×
ウエ:大数の法則…試行回数を増やしていくほど、ある事象が発生する割合が一定の値に近づいていく。
投げる回数が多いほど確率は1/2(相対度数0.5)に近づいていく。〇
イ
(8)
【30分で24km】
18km地点は、30×18/24=22・1/2分=22分30秒後
大問2(作図・整数)
(1)
A・Bを通る円→中心OからA・Bは等距離(半径)にある。
ABの垂直二等分線と直線ℓとの交点が中心O。
(2)
左上をnとすると、右上はn+1、左下はn+14、右下はn+15。
P-Q
=(n+1)(n+14)-n(n+15)
=(n2+15n+14)-(n2+15n)
=14
あ…n+1、い…n+14、う…n+15、え…n2+15n
大問3(図形)
(1)ア
△AFE∽△DEBの証明。
仮定(正方形の内角)より、∠FAE=∠EDB
AE//BDの錯角で、∠AEF=∠DBE
2角相等で∽
(イ)
BC=9-6=3cm
錯角で等角を移すと、△BGEは二等辺三角形。
求めたいCG=xとおくと、EG=BG=x+3
GD=9-(x+3)=6-x
△EGDで三平方→(6-x)2+62=(x+3)2
36-12x+x2+36=x2+6x+9
18x=63
x=7/2
7/2cm
@別解@
GからBEに垂線をひき、交点をHとする。
△GHB∽△EDBより、GH:HB=ED:DB=②:③
△BGEは二等辺→HE=HB=③
△GHBの辺の比で三平方→〇√13
△EBDで三平方→EB=3√13cm
CG=3√13×〇√13/⑥-3=7/2cm
(2)ア
ADは三角柱の高さ。底面と天井と垂直にある。
面ABC、面DEF
イ
△ABCで三平方→AC=5√5cm
△ADFで三平方→AF=15cm
辺の比で三平方をすると計算処理が楽になる。
高さが知りたい。
EからDFに垂線をひき、足をHとする。
△PAFの高さはEHに相当する。
△EDFの面積を2通りで表すと、【DE×EF÷2=DF×EH÷2】
EH=5×10÷5√5=2√5cm
△PAFの面積は、15×2√5÷2=15√5cm2
大問4(関数)
(1)
x=0のとき、最小値y=0
x=-6のとき、最大値y=9
0≦y≦9
(2)
A(-6、9)→B(2、1)
右に8、下に8だから、傾きは-8/8=-1
切片はBから左に2、上に2移動して(0、3)
△AOBは幅8、高さ3だから、面積は8×3÷2=12cm2
(3)ア
P(-4、4)→B(2、1)
右に6、下に3だから、傾きは-3/6=-1/2
イ
PH:QH=①:④
Pから下に①、左に④だから、直線の傾きは-1/4
y=-1/4x+bにB(2、1)を代入。
1=-1/4×2+b
b=3/2
y=-1/4x+3/2
Pはy=1/4x2とy=-1/4x+3/2の交点。
1/4t2=-1/4t+3/2 ←4倍
t2+t-6
=(t+3)(t-2)=0
t<0だから、t=-3
大問5(平面図形)
(1)
点線部分の誤りを指摘する。
左辺が△ABH、右辺がACHの三平方。
52-x2=72-(6-x)2
25-x2=49-36+12x-x2 ←-x2を相殺。49だけ移項する
25-49=-36+12x
右辺の符号が違う。
これは『カッコを外したときに符号を変えなかった』から。
@@
後半はAHの値を求める。
25-49=-36+12x
12x=12
x=1
△ABHで三平方→AH=2√6cm
(2)ア
14×12÷2
=(2×7)×(22×3)÷2
=22×3×7
イ
最初の問題のように、左右の三角形で三平方をする。
132-x2=AH2=152-y2
169-x2=225-y2
x2-y2=(x+y)(x-y)=-56
BC=x+y=14を代入。
x-y=-56÷(x+y)=-56÷14=-4
ウ
∠BAC=180-(75+45)=60°
弧BCに対する中心角BOC=60×2=120°
半径より△OBCは二等辺。OからBCに垂線をひき、足をDとする。
△OBDと△OCDは辺の比が1:2:√3の直角三角形。
BD=DC=√3cmだから、BC=2√3cm
エ
今度はBからACに垂線をひき、足をEとする。
△ABCをBEで分割すると有名三角形がでてくる。
△BCEは1:1:√2の直角二等辺→BE=EC=√6cm
△BAEは1:2:√3の直角三角形→AE=√2cm
底辺AC=√2+√6、高さBE=√6cmだから、
△ABCの面積は、(√2+√6)×√6÷2=3+√3cm2
●講評●
大問1
配点が43点もある。稼いでおきたい。
(5)AとBの当たりが同時に起こるから積の法則。
(6)左2つの直角三角形が合同→右2つの直角三角形も合同。
∠CAE=xとわかれば外角定理が見える。
大問2
(2)空欄補充でやりやすい。文字に置き換えるときは例題を使うといい。
大問3
(1)イ(ア)AF→△AFE→前問の相似利用。
(イ)数学の基本は求めたいものを文字に置く。
△BGEが二等辺であることに気がつきたい。等辺で長さを移動→△EGDで三平方が使える。
(2)幾何的な発想より、ゴリゴリ推し進めていく形になる。
底辺AFと高さがわかればいい。AFは△ADFで三平方。高さは△DEFで分析する。
辺の長さを取り違えないように!計算処理は辺の比で三平方をして時短する。
大問4
前半はオーソドックス。
(3)イ:初手は線分の比から変化の割合(直線②の傾き)を出す。
B座標を代入して直線②の式→Pは②と放物線の交点。
大問5
やや特殊な設問が見られる。
(1)計算の誤りを指摘するので、処理は飛ばさいようにする。
(2)ア:84であれば面積を求めたあとで素因数分解してもいい。
イ:2つの等式を使って等式を作る→連立
1つはx+y=14
もう1つは図1のように計算すると、(x+y)(x-y)の積が求まる。
ちなみに、リクとマユの△ABCは合同である。
(△ABHは5:12:13、△ACHは3:4:5の直角三角形)
ウ:残りの角に着目する。中心角120°→底角30°の二等辺→分割
エ:この分割方法はおさえておきたい。
2025年和歌山大問4のラストで類題がでている。
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