大問1(計算)
(1)①
(-4)×(-7)
=28
②
-1/6+1/3
=1/6
③
(-2a)3×2b
=-8a3×2b
=-16a3b
④
√12+√3
=2√3+√3
=3√3
(2)
多角形の外角の和は360°
正五角形の1つの外角は、360÷5=72°
大問2(小問集合)
(1)
500円を出して、代金80a円の鉛筆を買った。
お釣りは500-80a円
(2)
y=ax+bに変化の割合a=2、(x、y)=(-3、7)を代入。
7=2×(-3)+b
b=13
y=2x+13
(3)
x2-3x-10
=(x-5)(x+2)
(4)
球の体積V=4/3πr3
球の体積=円錐の体積を求め、3倍して円錐の底面積で割る。
4/3π×33×3÷36π=3cm
(5)
ア:範囲=最大値-最小値。範囲が最も大きいのは12月。×
イ:四分位範囲=第3四分位数(Q3)-第1四分位数(Q1)
箱の長さが最も長いのは6月。×
ウ:各々のデータの詳細はわからない。合計135点以上がいるか不明。×
エ:33人のQ3は上位16人の真ん中→上から8番目と9番目の平均。
6月のQ3は40点を超える→上位8人は40点以上が確定。〇
エ
大問3(確率・規則)
(1)①
初手は因数分解してまとめる。
ab+a=a(b+1)=3
(a、b+1)=(1、3)(3、1)
(a、b)=(1、2)(3、0)
2通り
②
5枚から順番をつけて2枚取る→5P2=20通り
奇×奇=奇の方が少ないので余事象で攻める。
a(b+1)=奇のとき、a=奇、b+1=奇
b=偶(*偶b+奇1=奇)
つまり、a=奇、b=偶のときだけ、ab+a=奇数になる。
aは奇数2通り、bは偶数3通りだから、2×3=6通り
ab+a=偶数は20-6=14通りだから、確率は14/20=7/10
(2)①
横と縦で分ける。
横は上下4cmずつで等しい。
縦は図1が10cm、図2が8cm。
差は2cm
②
長方形を足していくので、(長方形の周6cm×n個)から(接する箇所の合計)を引く。
接する箇所は辺が重複するので2cmである。個数は0、1、2、3…だからn-1個。
K=6n-2(n-1)=4n+2
上図のように正方形で囲むと、外周Lは正方形の周と一致する。
正方形の1辺はncmだから、L=4n
K-L=(4n+2)-4n=2
よって、KからLをひいたときの差は一定である。イ
大問4(方程式)
高速をx時間、普通をy時間とする。
時間の合計で等式。
x+y=3.5 …①
距離の合計で等式。
90x+40y=280 ←÷10
9x+4y=28 …②
②-①×4をすると、5x=14
x=14/5=2.8
①に代入、y=3.5-2.8=0.7
高速道路…2.8時間、普通の道路…0.7時間
大問5(平面図形)
(1)
前半は△OBF≡△ODEの証明。
仮定のOB=OD
対頂角で、∠BOF=∠DOE
AD//BCの錯角より、∠OBF=∠ODE
1辺と両端角が等しいから合同。
ウ
(2)
△ABE≡△CDFの証明。
平行四辺形の対辺は等しいから、AB=CD
AD=BC
AE=AD-DE
CF=BC-BF
前問の合同より、対応する辺からBF=DEだから、
AE=CF
平行四辺形の対角は等しいから、∠BAE=∠DCF
2辺とあいだの角が等しいから合同。
大問6(関数)
(1)
y=-x2にx=-2を代入。
y=-(-2)2=-4
(2)①
y=-x2にx=-3を代入→C(-3、-9)
BはAとy軸について対称→B(2、-4)→ℓ;y=-2x
Dは直線ℓ上の点でy座標が-9。
-9=-2x
x=9/2
②
C(t、-t2)
y=-2xにy=-t2を代入→D(t2/2、-t2)
DE=√5
(*EはDの上にあっても下にあっても、底辺√5高さ共通で面積は等しい)
OB=√(22+42)=2√5
△OABと△CDEは底辺OB、EDが直線ℓ上にある。
AB//CDだから同位角で∠ABO=∠CDE
底辺に対して同じ角度にあるAB、CDは高さの比で扱うことができる。
△OAB=△CDE→底辺OBの半分が底辺ED→高さの比AB:CD=1:2であればいい。
AB=4だから、CD=4×2=8
t2/2-t=8 ←2倍
t2-2t-16=0
解の公式を適用。t<-2だから、t=1-√17
大問7(空間図形)
(1)
△ABPで三平方→BP=6cm
(2)①
△QCRは二等辺三角形。
QからCFに垂線をひき、交点をRとすると、RF=8÷2=4cm
△QEFの面積は、6×4÷2=12cm2
②
底面積EFQPを求めるうえで、△QPEに着目する。
△BCPは直角二等辺→45°を錯角で移すと、△CQRも直角二等辺→RQ=4cm
RQを延長、BEとの交点をSとすると、SQ=6-4=2cm
△QPEの面積は2×2÷2=2cm2
四角形EFQPの面積は、12+2=14cm2
高さは△DEFで分析する。
DからEFに垂線をおろし、足をHとすると、DHが四角錐の高さにあたる。
EH=xとすると、HF=6-x
左右の三平方で等式を立てる。
DE2-EH2=DH2=DF2-HF2
(2√7)2-x2=42-(6-x)2
28-x2=16-36+12x-x2
12x=48
x=4
△DEHで三平方→DH=2√3cm
四角錐D―EFQPの体積は、14×2√3÷3=28√3/3cm3
●講評●
大問1
配点10点(20%)全部取ろう。
大問2
配点10点。ここも取りやすい。
大問3
(1)①整数が絡む問題で因数分解ができるものは因数分解する。
(a、b+1)の組み合わせを求めてからbを求める。
②偶奇判定。奇×奇の場合が少ないので余事象を用いる。
b+1=奇→b=偶
(2)②2種類の図形の周囲の長さをnで表すのが難しいか。
図1は全体-つなぎ目の合計。つなぎ目は辺が重複する。
図2は正方形に置き換える。経験差が出やすい。
大問4
オーソドックスなタイプ。
求めたい時間を文字におき、距離で等式を立てる。
大問5
例年、図形の証明問題は正答率が低い。
(1)穴埋め問題。ここは取る。
(2)平行四辺形の性質から対角と対辺が使える。
前問の誘導の『BF=DE…④』を活用する。
大問6
(2)②難所。
OB=2√5→DE=√5と値が半分である点に着目したい。
底辺が同一直線上にある。高さは隣辺比の要領で等角に着目する。
底辺半分→高さ2倍
CとD座標をtで表し、AB=4→CD=8で等式を立てる。
大問7
(2)①側面BEFCを書き出そう。
△QEFの高さを求めるのに二等辺三角形を使う。
②順番通りに処理する。
底面の四角形は△QPEが足りない。底辺PE=2cmだから高さが知りたい。
四角錐の高さは三角柱の底面である△DEFで分析する。3辺がわかっているので三平方で出せる。
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