大問1(小問集合)
(1)
8-17
=-9
(2)
5(3a-2b)-(8a-4b)
=15a-10b-8a+4b
=7a-6b
(3)
24ab÷(-4a)×(-3b)
=18b2
(4)
(√10-√5)2
=10-2√50+5
=15-10√2
(5)
x2+4x-1=0
解の公式で、x=-2±√5
(6)
6個から2個を取り出す→6C2=15通り
赤2個から2個取り出す→1通り
白4個から2個取り出す→4C2=6通り
同色は計7通りだから、確率は7/15
(7)
AOに補助線。半径で△OABは二等辺。
∠OAB=40°
∠AOB=180-40×2=100°
xは弧ABに対する円周角だから、x=100÷2=50°
(8)
①
最頻値はA中が75分、B中は105分。B中が大きい。〇
②
A中80人の中央値は40番目と41番目の平均→60~90分
B中200人の中央値は100番目と101番目の平均→60~90分〇
③
四分位範囲=第3四分位数(Q3)-第1四分位数(Q1)
箱ひげ図でいう箱の部分で、中央値を真ん中に約半数のデータの範囲を示す。
A中は0~120分に偏るが、B中は120分超えも多く、A中と比べると満遍なくいる。
B中の方が四分位範囲が大きい。×
*いずれも中央値は60~90分の階級に含まれていたので、それを基準に考えてもいい。
@詳細@
80人のQ3は上位40人の真ん中、上から20番目と21番目の平均→105分
Q1は下から20番目と21番目の平均→45分、A組の四分位範囲=105-45=60分
200人のQ3は上位100人の真ん中、上から50番目と51番目の平均→135分
Q1は下から50番目と51番目の平均→45分、B組の四分位範囲=135-45=90分
④
A中…(22+13)/80=35/80
B中…(34+38)/200=72/200
B中の分子はA中の約2倍、分母は2倍超→A中の方が割合が大きい。×
大問2(小問集合2)
(1)
答案では過程も記述する。
y=x+3において、
x=-3のとき、最小値y=0
x=2のとき、最大値y=5
0≦y≦5
yの変域が0以上→a>0は下に凸の放物線。
x=-3のとき、最大値y=5
y=ax2に(x、y)=(-3、5)を代入。
5=9a
a=5/9
(2)
△ABC≡△EADの証明。
仮定より、AB=EA
平行四辺形の対辺は等しいから、BC=AD
二等辺三角形ABEの底角とAD//BCの錯角で、∠ABC=∠EAD
2辺とあいだの角が等しいから△ABC≡△EAD
(3)
Oを回転の中心としてPを時計回りに30°回転移動させる。
30=60÷2
PQを1辺とする正三角形を描き、内角の60°を二等分する。
大問3(空間図形)
(1)
AP=1cm
四角錐P―ABCDの体積は、6×6×1÷3=12cm3
(2)
BQ=6cm
DQは1辺6cmの立方体の対角線。
DQ=√(62+62+62)=6√3cm
(3)
AP=3cm、BQ=9cm
PD//QR→Pから3cm高くなるとDの高さ→Qから3cm高くなるとRの高さ。
CR=9-3=6cm
(4)
答案では過程も記述する。
求積すべき立体は、前問の状態から上図の断頭四角柱である。
最も低いDと最も高いQの高さの平均に相当する四角柱とみなせる。
6×6×(0+9)/2=162cm3
大問4(方程式)
(1)
答案では過程も記述する。
一次方程式。家族の人数をx人とする。
クッキーの個数で等式を立てる。
5x+3=6x-2
x=5
5x+3=5×5+3=28
家族…5人、クッキー…28個
(2)①
クッキー20円x個、ドーナツ50円y個。
20x+50y
②
不定方程式。yについて解く。
20x+50y=1000 ←÷10
2x+5y=100
y=-2/5x+20
イ…-2/5、ウ…20
③
y=-2/5x+20
x、yは個数だから整数でなければならない。
x=5のときに分母が払われて、yが整数になる。
5
④
x=5のとき、y=18
【2x+5y=100】
2・5は互いに素。2×5=5×2
x5個、y2個で交換する。
(x、y)=(5、18)(10、16)(15、14)←xとyの値が逆転
xとyの差が最も小さいのは(15、14)
クッキー…15個 ドーナツ…14個
(3)①
売値を100とすると原価は40。
ドーナツの売値は、28×100/40=70円
②
答案では過程も記述する。
ドーナツ1個の利益は、70-28=42円
原価を40とすると利益は60だから、クッキー1個の利益は12×60/40=18円
クッキーをx個、ドーナツをy個とする。
個数の合計で等式。
x+y=1000 …①
利益の合計で等式。
18x+42y=24000 ←÷6
3x+7y=4000 …②
②-①×3をすると、4y=1000
y=250
①に代入、x=1000-250=750
クッキー…750個、ドーナツ…250個
大問5(数量変化)
(1)
4000m÷50分=毎分80m
(2)
サクラの速さ(傾き)…4000m÷20分=毎分200m
切片は(9、0)から左に9、下に200×9=1800移動して-1800
y=200x-1800
(3)
答案では過程も記述する。
ケンタは午後2時(原点O)から出発して毎分80mで歩く→y=80x
2直線の交点のx座標が追いつかれた時間。
200x-1800=80x
x=15
午後2時15分
(4)
答案では過程も記述する。
ハルキのグラフを記す。
ハルキは10分間休憩していた→移動時間は34-10=24分間
速さ(傾き)は、4000÷24=500/3
ハルキが休憩を開始した時刻は●のx座標。
ポイントはサクラのグラフを●に合わせ、左に6平行移動させること。
x軸との交点は(9、0)→(3、0)にズレる。
切片は(3、0)から左に3、下に3×200=600移動して-600
ハルキ;y=200x-600
500/3x=200x-600
x=18
午後2時18分
●講評●
昨年度が厳しかったので、さすがに易化した。
大問1
配点32点
(6)樹形図で調べるときは同じ色に異なる番号をつける。
(8)③四分位範囲まで求めると時間がかかる。
数字の全体的な並びからA中の偏りを判断したい。
大問2
配点18点。ここも取りやすい。
(1)先にy=x+3からyの変域を確定する。
大問3
3点の動きがやや変わっている。
Pは4cmしか動かないが、設問では4秒後以降は問われない。
(2)直方体(立方体)の対角線の長さは他県でも頻出。
(3)平行線の操作。
P・Qの位置を定めてからRを作図すること。
PDとQRは横幅が等しい。低い地点から高い地点まで何cm上がるか。
関数の平行四辺形(頂点座標)でも似た操作を行う。
(4)前問のDPQRを断面とする断頭四角柱。テクニックを知っておきたい。
断面の平行四辺形の中心が通る高さで均せる。
大問4
(2)不定方程式。誘導付きで③までは取りたい。
③で組み合わせを1つ発見して、あとは交換で求める。
xとyの値が逆転した前後で差が最も小さくなる。
(3)①割合に苦手な生徒は多いが、小学生レベルゆえ乗り越えたい。
②利益の合計で等式を立てるために、1個あたりの利益を求めておく。
原価+利益=値段だから、原価が40%であれば利益は60%である。
大問5
(3)までは典型題。
(4)グラフを描いて求めるべき座標を定める。
その座標を2直線の交点にすれば方程式に持ち込める→サクラのグラフを平行移動。
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