スポンサーリンク

2022年度 香川県公立高校入試問題過去問【数学】解説

平均26.8点(前年比;+3.9点)
最高点48点、最低点0点
問題はコチラ→PDFファイル

大問1(計算)

(1)
3×(-5)+9
=-15+9
=-6

(2)
5(x-2y)-(4x+y)
=5x-10y-4y-y
x-11y

(3)
(6a2-4ab)÷2a ←分配法則
=6a2÷2a-4ab÷2a
=3a-2b

(4)
(√8+1)(√2-1)
=4-2√2+√2-1
=3-√2

(5)
3x2-12
=3(x2-4)
=3(x+2)(x-2)

(6)
(x-2)2=5
x-2=±√5
x=2±√5

(7)
nだけだとnは偶数か奇数か決まらないが、2nは2で割り切れるから必ず偶数
偶数+奇数=奇数なので2n+1は奇数。これと連続する奇数は2n+3(or2n-1)。

大問2(図形)

(1)

△ABDは二等辺三角形。
∠ADB=(180-50)÷2=65°
右の角は、180-(65+50)=55°
AD//BCの錯角で降ろして、∠BCD=55°

(2)ア

長方形の対辺であるBC//EDに着目するとわかりやすい。
BCは△ABCの1辺で面ABCに含まれる辺だから、面ABCとDEは平行。イ


△BCEで三平方→EC=4√5cm
Aから垂線をおろし、底面との交点をHとする。
四角錐の高さAH=30×2÷4√5=3√5cm
四角錐の体積は、8×4×3√5÷3=32√5cm3 

(3)

面積が出しやすいのは正三角形ABC。
1辺4cm。半分に割ると1:2:√3の直角三角形で高さは2√3cm。
また、BD:DC=3:1から、△ABCの3/4倍が△ABDにあたる。
△ABD=4×2√3÷2×3/4=3√3cm2
AD:DEがわかれば、△BDEが求まる

CEに補助線。
円周角や対頂角から2角相等で△ABD∽△CED
CE:ED=AB:BD=

弧ACの円周角より、∠AEC=60°
共通角●と60°で2角相等で→△ACD∽△AEC
AE:EC=AC:CD=4:1
AE=×4=
AD=
△BDEの面積は、3√3×/
9√3/13cm2

大問3(小問集合)

(1)
全体は、6×6=36通り
aは十の位、bは一の位。
位の数が1~6である2桁の8の倍数を調べる
16、24、32、56、64の5通り。
確率は5/36。

(2)
6ヶ月の平均値…(1+6+4+2+8+3)÷6=24÷6=4冊
7ヶ月の平均値…(24+4)÷7=4冊
平均値は変わらない。

6ヶ月の中央値…3番目と4番目の平均で3.5冊。
7ヶ月の中央値…4番目の4冊。
中央値は大きくなる。
イ・エ

(3)ア
y=ax2において、xの値がp⇒qに増加するときの変化の割合はa(p+q)
1/4×(-1-3)=-1



なんとなく四角形ABPOが平行四辺形っぽい。
△ABOと△POBにおいて、共通辺はOB、仮定のと90°が等しい。
残りの角の×が同じから1辺と両端角が等しく、△ABO≡△POB
PO=AB=6なので、P(-6、0)

P(-6、0)⇒A(6、9)
右に12、上に9だから、傾きは9/12=3/4
切片はPから右に、上に移動するので、6×/=9/2
y=3/4x+9/2

(4)
答案では求める過程も書く。
箱Aがa枚、箱Bがb枚、箱Cが2a枚
a+b+2a=3a+b=27 …①
8a+4b+3a×2=14a+4b=118 …②

②-①×4をして、2a=10
a=5
これを①に放り込んで、b=12
a…5、b…12

大問4(規則&数量変化)

(1)ア

頂点とそれ以外に分けて数える
立方体の頂点は8個。
●n=2のとき●
頂点以外の点は1辺あたり2-1=1個
立方体は12辺あるから、a=8+1×12=20
●n=3のとき●
頂点以外は1辺あたり3-1=2個
a=8+2×12=32

n=5のときは、a=8+(5-1)×12=56 


先の法則をnで示すと、a=8+(n-1)×12=12n-4

問題は

●n=2のとき●
正四面体の頂点は4個。
頂点以外の点は1辺あたり2-1=1個
正四面体は6辺だから、b=4+(2-1)×6=10
nが偶数の場合、aと同様で1辺あたりn-1個である
●n=3のとき●
頂点以外の点は1個あたり3個。
b=4+3×6=22個
nが奇数の場合、中点が追加されるので1辺あたりn個である

【nが偶数の場合】
b=4+(n-1)×6=6n-2
a-b
=(12n-4)-(6n-2

=6n-2=70
n=12(偶数なので条件適合)

【nが奇数の場合】
b=4+n×6=6n+4
a-b
=(12n-4)-(6n+4)
=6n-8=70
n=13(奇数なので条件適合)
したがって、n=
12、13


(2)ア

↑FがDA上にきたときの様子。
ABとEHの交点をHとする。
△EAI∽△CABより、AI:EI=AB:CB=4:3
AI=4cmだから、EI=3cm
重なる部分の図形Sの面積は、4×3=12cm2 
(*△EAIは3:4:5の直角三角形で、このときのAEは5cm)


Eの速さは毎秒1cm。
5秒後はAE=5cmで、Fが辺DAと重なる。
10秒後はAE=10cmで、EがCと重なる。

0≦x≦5のとき、横AIと縦EIがともに伸びるので、
図形Sの面積はy=ax2で増加する。
△EAIの辺の比は③:④:⑤でAE=xより、
AI=4/5x、EI=3/5x
Sの面積は、4/5x×3/5x=12/25x2cm2

5≦x≦10のとき、横は4cmで固定。
縦EIだけが伸びるからSの面積は一次関数で増加する。
S=4×3/5x=12/5xm2
0≦x≦5のとき…12/25x2cm2、5≦x≦10のとき…12/5xcm2


答案では求める過程も書く。
t秒後のSの面積を5倍すると、t+6秒後の面積に相当する。
xの最大値は10なので、t+6≦10→t≦4
また、t=0のときSの面積は0cm2で、6秒後は0cm2ではないから×。
tの範囲は0<t≦4

前問の解答を活用する
t秒後のSの面積…4秒以下だから、12/25x2のxにtを代入して12/25t2
t+6秒後のSの面積…6秒より大きいから、12/5xのxにt+6を代入して12/5(t+6)

12/25t2×5=12/5(t+6)
12/5t2-12/5t-72/5=0
12t2-12t-72=0
2-t-6
=(t-3)(t+2)=0
0<t≦4より、t=3

大問5(図形の証明)

(1)
△ACD∽△AEBの証明。

仮定(×)と弧ACの円周角()→2角相等で∽。

(2)
△OFG
≡△OHGの証明。

問題文にしたがってF・G・Hを追記。
∠OFG=90°なので、これに対応する∠OHG=90°を導きたい
他に90°がないか探すと、直径に対する円周角である∠ACB=90°。
∠ACBと∠OHGは同位角の関係にあたる。

半径でOA=OD、△AODは二等辺三角形で∠ODA=
∠CAD=∠ODA()で錯角が等しいゆえ、AC//OD
2直線が平行だから、同位角で∠ACB=∠OHG=90°

△OFGと△OHGは直角三角形で、斜辺OGで共通。
直角三角形の合同条件で他の辺か一鋭角が使えないかを検討する。
 
直接指摘できない場合は、他の三角形の合同を経由する
∠DFO=∠BHO=90°、半径でOD=OB、共通角から、
斜辺と1鋭角が等しい直角三角形なので△DOF≡△BOH
対応する辺から、OF=OH
斜辺と他の1辺が等しい直角三角形だから、△OFG≡△OHG


大問1
全部とりたい。
(6)カッコは展開しない。
(7)n単独では決まらない。2nは偶数。
その両隣の2n-1、2n+1は奇数。奇数+偶数=奇数
大問2
(3)例年、一筋縄ではいかない図形問題がでてくる。
手ごわいので後回しでもOK。解説では問題集にでてくる相似形をつくった。
大問3
(3)イ:△ABOを点対称移動して平行四辺形をつくるイメージ。
(4)文字数は
あるが、箱Cが2aとわかれば基本問題。
大問4
ここも厳しいか(´゚д゚`)
(1)いろんな考え方があると思う。
頂点とそれ以外に分けて、それ以外は1辺あたりの数で算出した。
1辺あたり個数とnの関係はn-1である。
正四面体はnが偶数か奇数かで処理が異なる。
(2)もはや独立した大問。
イ:縦と横の長さをxで表す。5秒以降は横=4cmで計算。
ウ:tの範囲を確定しよう。
面積を5倍に拡大するには、y=ax2の増加を頼らないと厳しい。
tは最低でも5秒以下であるとわかる。
大問5
(2)部分点狙いで何か書きたい。
90°を別の角度から指摘する。AC//ODであれば嬉しい→等しい錯角か同位角を探す。
もう1つが難しい。GF=GHや角度は難しそう。
OF=OHを1辺とする三角形の合同で攻める。このとき、先ほど指摘した90°を用いる。
公立高校入試解説ページに戻る

◆menu◆ 公立高校入試…関東圏メイン。千葉だけ5教科あります。%は正答率。
国私立高校入試…数学科のみ。ハイレベルな問題をそろえてみました。
難関中算数科…中学受験の要。数学とは異次元の恐ろしさ(;´Д`)
難関中社会科…年度別。暗記だけじゃ無理な問題がいっぱい!
難関中理科…物化生地の分野別。初見の問題を現場思考でこなせるか。
難問特色検査…英国数理社の教科横断型思考問題。
センター試験…今のところ公民科だけ(^-^;ニュース記事だけじゃ解けないよ!
勉強方法の紹介…いろいろ雑記φ(・・。)
QUIZ…☆4以上はムズいよ!
noteも書いています(っ´ω`c)
入試問題を題材にした読み物や個人的なことを綴っていこうと思います。
気軽にお立ち寄り下さい(*^^*)→サボのnote
サボのツイッターはコチラ→

コメント

タイトルとURLをコピーしました