平均56.7点(前年比;+5.4点)

問題PDF(神奈川県の著作物です。電子申請済み)
2026年神奈川(追検査)数学の解説は別ページ。
大問1(計算)
(ア) 95.9%
-8-5
=-13 【1】
(イ) 94.9%
-2/9+3/4
=19/36 【3】
(ウ) 92.5%
(3x+y)/4-(2x-3y)/7
={7(3x+y)-4(2x-3y)}/28
=(21x+7y-8x+12y)/28
=(13x+19y)/28 【4】
(エ) 95.4%
27a2b×4b÷6a
=18ab2 【1】
(オ) 93.7%
(√7-3)2+4(√7-3) ←(√7-3)でくくる
=(√7-3)(√7-3+4)
=(√7-3)(√7+1)
=4-2√7 【2】
大問2(小問集合)
(ア) 86.3%
3x+2y=6 …①
1/5x-1/4y=5 ←20倍
4x-5y=100 …②
①×5+②×2をすると、23x=230
x=10
①に代入して、y=-12 【4】
@別解@
分数を使ってもOK
1/5x-1/4y=5 ←8倍
8/5x-2y=40 …③
①+③をすると、23/5x=46
x=10と求まる。
(イ) 89.7%
x2+9x-1=0
解の公式を適用して、x=(-9±√85)/2 【1】
(ウ) 74.9%
y=ax2において、xの値がp→qに増加するときの変化の割合はa(p+q)
一次関数y=5x+1の変化の割合は5で一定だから、
a(2+4)=5
a=5/6 【2】
(エ) 84.2%
b=2a
c=3b=3×2a=6a
a+2a+6a
=9a=252
a=28 【3】
(オ) 81.0%
1050を素因数分解すると、
1050=2×3×52×7
平方数にするには約分で素因数を消して、残りを偶数個の素因数だけにする。
52以外を消せばいい。
n=2×3×7=42 【4】
(カ) 70.7%

二等辺ABCの頂角Aから底辺BCに垂線をひき、足をOとすると、
OはBCの中点にあたる。(AOを対称の軸として上下対称)
CO=3cm
3:4:5より、AO=4cm
回転体は半径4cm、高さ合計6cmの円錐だから、
4×4×π×6÷3=32πcm3 【2】
大問3(小問集合2)
(ア)ⅰ a…93.4%、b…90.0%
△ABC∽△CDFの証明。

AB//CDの錯角で、∠BAC=∠DCA
∠BAC=∠DCF

二等辺CAEの2つの底角は等しい。
弧ACに対する円周角と弧CEに対する円周角で等角を移動させると、
∠ABC=∠CDF
2角が等しいから△ABC∽△CDF
a…【3】、b…【4】
ⅱ 0.4%!!!

前問の△ABC∽△CDFより、AB:CD=AC:CF=⑤:③
AF=⑤-③=②
また、半円の弧に対する円周角と対応する角から、∠ACB=∠CFD=90°

二等辺CAEより、CE=⑤
△CEFは辺の比が③:④:⑤の直角三角形である。
FE=④
等しい円周角→2角相等で△AEF∽DCFから、AF:FE=DF:FC=1:2
DF=③÷2=〇1.5
DFの長さを5.5/1.5=11/3倍すればDEになる。

DF:FC=①:②
△DCFの辺の比で三平方→DC=〇√5
DE=3×①/〇√5×11/3=11√5/5cm
(イ) 56.9%

確定する場所をヒストグラムに記しておく。
階級の幅は2回→各階級の回数は2種類しかない。
最小値2、最大値18→【2】除外
24人の第1四分位数(Q1)は下位12人の真ん中、下から6番目と7番目の平均。
いずれも5回だから、Q1=5→【1】【6】除外
第3四分位数(Q3)は上位12人の真ん中、上から6番目と7番目の平均。
いずれも13回だから、Q3=13→【5】除外
中央値(Q2)は12番目と13番目の平均だが、それぞれ異なる階級に属する。
6~8回未満の階級の残り3人は7回。
(12番目、13番目)=(7、8)(7、9)
平均が整数となるのは(7、9)だからQ2=8 【3】
(ウ) 1.6%!!

△EDI∽△GHIより、DI:IH=①:②
△FHIの底辺をFHとすると、高さは4×②/③=8/3cm
底辺FHが知りたい。
奇妙な等辺をどう使うべきか‥。

折り返しの発想を使う。
AF=xとすると、FB=FE=4-x
△AEFで三平方。
x2+22=(4-x)2
x2+4=16-8x+x2
x=3/2

●+×=90°より、2角相等で△AEF∽△DGE
FA:AE=ED:DG=3/2:2=③:④だから、
DG=2×④/③=8/3cm
FH=8/3-3/2=7/6cm
△FHIの面積は、7/6×8/3÷2=14/9cm2
(エ) 23.9%!

ダイヤグラムで整理する。
横軸は時間、縦軸は距離。周回なので、上下のラインがスタート地点。
Aは下から上に、Bは上から下に向かって進み、BはAと出会ってから変速する。
Aは1時間で18km走るから時速18km
最初の速さの比は、A:B=18:12=3:2
P地点で出会うまでの時間が共通→速さの比=距離の比だから、AとBが走った距離は③:②

Aは残りの距離②を時速18kmで走る。
Bは距離③をAと同じ時間で走り切る。
時間共通→距離の比=速さの比だから、変速後のBは18×③/②=時速27km 【7】
大問4(関数)
(ア) 90.3%
y=-xにx=-3を代入→A(-3、3)
y=ax2にA座標を代入。
3=9a
a=1/3 【2】
(イ) 60.7%

BはAとy軸について対称→B(3、3)
BE:EC=1:2より、E(3、2)
CO:OF=5:3より、OF=3×③/⑤=9/5
F(-9/5、0)
E座標とF座標で連立を組む。
2= 3m+n
-)0=-9/5m+n
2=24/5m
m=5/12
下の式に代入、0=-9/5×5/12+n
n=3/4
ⅰ…【3】、ⅱ…【1】
(ウ) 17.7%!

Aの真下をC’とする。
AD=BD、△ADF=△BDG…左右を対称にしたい。
長方形AC’CBの対角線AC上にGがあるので、
Fをもう1つの対角線BC’上に乗せれば、y軸についてGと対称な点を得られる。
C’→Bは右に6、上に3だから傾きは1/2
切片DはBC’の中点→3÷2=3/2
BC’;y=1/2x+3/2

Fを通るACに平行な線をひき、BC’との交点をG’とする。
FG’の傾きはACと同じ-1/2
Fから右に②=9/5、下に①=9/10移動して、切片は-9/10
FG’;y=-1/2x-9/10
G’はy=1/2x+3/2とy=-1/2x-9/10の交点だから、
1/2x+3/2=-1/2x-9/10
x=-12/5
y軸について対称移動して、Gのx座標は12/5
大問5(確率)
(ア) 61.0%
全体は6×6=36通り
平均すると4個。移動前に3個以下でないと最小にならないので、
Pが2個もらって8個以上はない⇒Pはもらわない。
留意点は、同数があるときは玉を移動しないこと。
12個中8個以上と多いので、小さい出目から試すといい。
●(1、1)
Q=1、R=1、P=10
玉の移動なし。1通り
●(1、2)
Q=1、R=2、P=9
移動後はP=8
(2、1)を含めて2通り
●(2、2)
Q=2、R=2、P=8
玉の移動なし。1通り
●(2、3)
Q=2、R=3、P=7
移動後はP=6×
これ以降、もらわないPが8個以上になることはない。
計4通り、確率は4/36=1/9
(イ) 23.8%!
大はP→Q、小はP→R
QとRの関係は、大と小の出目をひっくり返せば対称的な並びになる。
操作2で玉が移動して、QとRの大小関係が逆転することはありえるが、
移動前の並びをひっくり返せば、逆転するパターンも対称的に起こる。
つまり、Q>RとQ<Rは同数ずつ現れる。
Q=Rがいくつあるかを数える。
まずはゾロ目。
例えば、(2、2)であればQ=2個、R=2個で同数なので、
玉の移動が起こらず、Q=Rとなる。ゾロ目は6通りある。
もう1つは、玉の移動で同数になる場合。
あげる側は-1個。もらう側は+2個。
移動前の差が3であれば、Q=Rになりうる。
●(1、4)
Q=1、R=4、P=7から移動してQ=3、R=3、P=6
Q=Rが発生。(4、1)を含めて2通り
●(2、5)
Q=2、R=5、P=5は、P=Rで移動が起きない!
●(3、6)
Q=3、R=6、P=3も、P=Qで移動が起きない!
Q=Rは計8通り
Q>Rは、(36-8)÷2=14通り
確率は14/36=7/18
大問6(空間図形)
(ア) 61.8%
展開図に直すと、円柱の側面は横が底面の円の円周、縦が8cmの長方形。
底面積×2+側面積
=4×4×π×2+8π×8=96πcm2 【6】
(イ) 19.8%!

半円の弧に対する円周角より、∠ADB=90°
8:4=2:1
△ABDの辺の比で三平方→BD=√3
△ACDの辺の比で三平方→CD=√5
△ABCの辺の比で三平方→CB=√8
△BCDに着目すると…(√5)2+(√3)2=(√8)2
三平方の定理の逆から、∠CDB=90°
CD=4√5cm、DB=4√3cm
△BCDの面積は、4√3×4√5÷2=8√15cm2
講評
大問1
配点15点。守りたい。
大問2
(ア)分数のほうが都合が良い場合もある。
(エ)2倍×3倍=6倍
(オ)高さ合計で一括処理。
大問3
(ア)ⅱ下の世界にいるEまで、どうたどり着くべきか。
出発は合同の対応する辺の比。そのまま、②:③の比を使いたくなるが、
AC=CEの条件からCE=⑤
最大のポイントは△CEFが有名三角形であること。
FE=④が得られれば、Eまで線分の比を伸ばせる。
チョウチョ相似でDFの比も確定。長さは△DCFの辺の比を足掛かりにする。
(イ)曲がった形式だが、やりやすくなっている。
階級の幅2から、各階級は2種類のみ。ヒストグラムに情報を書き込んでしまうのがいい。
中央値は12番目=7回との平均が整数値になる組み合わせ。
(ウ)解法の流れは高校入試でみかける折り返しだが、めくって折り返す設定ではなく、
等辺の条件からそれを想像しなければならない難解さがあった。
(エ)中学受験に出てくる問題。
初見の場合は、対応する思考力と情報整理力が求められる。

ダイヤグラムで整理するのがお勧めだが、1周だけであれば円を描いてもいい。
スタート~P、P~ゴールは、AとBの時間がそれぞれ同じ。
速さの比=距離の比を器用に扱うが、苦手な人は少なくない。
大問4
(ウ)ADとBDは対称、Dはy軸上の点。
長方形をつくると、点Fだけ長方形の対角線上にない。
仲間外れを対称的な位置に移動させると、Gと対応する点になる。
大問5
(ア)操作2が曲者。
12個から2つの箱に玉をあげて、減少を4個以内に抑える。
Pはもらうことはないので、操作1は小さい値でなければならない。
(イ)難しい。
表で調べ上げると作業量が多く、ミスが起きやすい。
かといって思いつくのも大変。サボは自宅でコーヒーを飲みながら気づいたが、
いろいろ削られる試験現場で発想を展開するのは至難。
操作1のaとbは、PからQに向かうか、Rに向かうかの違いだけ。
玉の移動が事態を複雑にするが、操作2後の結果は操作1後の結果で自動的に決まる。
操作1後が対称的な並びになるから、操作2後も対称性が見いだせる。
あとは同数のパターンを数える。ゾロ目のほか、差が3となる場合を調べればいい。

↑(Q,R)下にPを表している。青はQ>R、赤はQ<R
通常の6×6の表では、斜めのラインを対称軸として右上と左下が対称。
本問は形が崩れるものの、対称性は維持される。
大問6
(イ)6点問題ではここが取りやすい。
辺の比の三平方は技術として覚えておこう。三平方の定理の逆については、
2024年度神奈川追検査大問6(イ)で難度の高い類題がでている。
2026年神奈川(追検査)数学の解説は別ページ。


コメント
神奈川県で塾を経営してます。
問3アⅱ、問4ウは私とは違う解法だったので、興味深く拝見しました。
ありがとうございました。
コメントありがとうございます。
神奈川の難問はレベルが高く、いつもヒーヒーです。
他の解法について、私も探求してみようと思います。
どこかの機会で追検査もやっていただきたいです
今年の受験生でしたが去年よりは簡単になった感じはしました
特に立体は気づいたら秒殺みたいな問題で助かったところもあります
神奈川県は2025以降は平面は難しくなる一方なんでしょうか、、
コメントありがとうございます。
受験、お疲れさまでした。
追検査につきましては他の解説と同時並行で進め、3月上旬にはアップしています。
神奈川3の平面は厄介ですよね(^^;
私は千葉民なので荒い推測になりますが、神奈川の県立高校は進学実績が良い印象がありますので、
神奈川教委会が大きな方針転換をすることはしばらくなさそうです。