大問1(小問集合)
(1)
(-3)×4+5
=-12+5
=-7
(2)
3x-y=4
y=3x-4
(3)
(√6-2)(√6+2)
=(√6)2-22
=6-4
=2
(4)
ア:y=x2
イ:60-x=y(y=-x+60)
ウ:y=130x
エ:xy=10(y=10/x)
反比例はエ
(5)
1本引き、戻してから1本引く。
全体は3×3=9通り
AとBを1本ずつ引くのは(A、B)(B、A)の2通り。
確率は2/9
(6)
円錐の側面になる扇形の中心角…360×半径/母線
=360×2/6=120°
大問2(整数)
(1)
最も小さい数をxとすると、連続する3つの自然数はx、x+1、x+2。
最も大きい数はx+2
(2)
x2+(x+1)2+(x+2)2
=x2+x2+2x+1+x2+4x+4
=3x2+6x+5
(3)
3x2+6x+5=245
3x2+6x-240=0 ←÷3
x2+2x-80
=(x-8)(x+10)=0
x>0だから、x=8
大問3(データの活用)
(1)
A中の最頻値は、相対度数が最も大きい120~140分の階級に含まれる。
階級値の130分。
(2)
B中の60~80分は、20×0.20=4人
(3)
ア:B中の最頻値は110分だから、A中の方が大きい。〇
イ:中央値は累積相対度数が0.50に達した階級に含まれる。
A中…0.02+0.06+0.10+0.14+0.16=0.48→次の100~120分の階級だから110分
B中…0+0.10+0.15+0.20=0.45→次の80~100分の階級だから90分。Aの方が大きい。×
ウ:A中…50×0.14=7人、B中…20×0.20=4人。〇
エ:60分未満の累積相対度数より、A中…50×0.18=9人、B中…20×0.25=5人。×
ア・ウ
大問4(数量変化)
(1)
Aは8時間で1600Wh消費する。
1時間あたり、1600÷8=200Wh
ア=1600-200×5=600
x=5のときA→Bに切り替わる。
9分後は5と13の真ん中だから、イ=600÷2=300
ア…600、イ…300
(2)ア
Aは1時間あたり200Wh消費→傾きは-200
切片は1600なので、y=-200x+1600
イ
Bは1時間あたり、600÷8=75Wh→傾き-75
y=-75x+bに(x、y)=(13、0)を代入。
0=-75×13+b
b=975
y=-75x+975
(3)
通過すべき格子点(0、1600)(5、600)(13、0)を結ぶ。
(4)
Aの時間をxとすると、Bの時間は11-x。
合計して1600Whだから、
200x+75(11-x)=1600
125x=775
x=6・1/5分=6時間12分後
@別解@
Aを伸ばすと(8、0)
Bと平行で(11、0)を通る線をひくと、Aとの交点★のx座標が切り替えるべき時間。
三角形の相似から、★は5+3×②/⑤=6時間12分
大問5(平面図形)
(1)
△ABD≡△BCEの証明。
仮定からAB=BC、BD=CE
2辺が等しいから、あいだの角に着目する。
∠ABD=90+∠CBD(●)
∠BCEは△BDCの外角だから、∠BCE=90+∠CBD(●)
∠ABD=∠BCE
2辺とあいだの角が等しいから合同。
(2)ア
△ABCは直角二等辺→CB=5cm
△BDCは3:4:5の直角三角形→CD=4cm
△BDCの面積は、3×4÷2=6cm2
イ
合同の対応する辺で、CE=3cm
△ACEの高さがわかればいい。
DBを延長、Aから垂線をおろした交点をFとする。
FDが△ACEの高さにあたる。
●+×=90°で等角を記すと、1辺と両端角が等しく△ABF≡△BCD
(△BCE→△ABD、△BDE→△AFDの流れで見ると気づきやすい)
FB=4cm
△ACEの面積は、3×7÷2=21/2cm2
大問6(総合問題)
(1)
カード【2】を裏返すのは赤・青のとき。
5+3=8回
(2)
赤a回、青b回、全体10回だから、黄色は10-a-b回。
カード【2・4】を裏返す⇒赤+青→a+b
カード【3】を裏返す⇒赤+黄→a+(10-a-b)=10-b
カード【6】を裏返す⇒赤+青+黄→操作回数の10
ア…10-a-b、イ…a+b、ウ…10-b、エ…10
(3)
操作後の白のカードは、裏返した回数が偶数回である(灰色は奇数回)
カード【6】は偶数回(10回)だから白。残り1枚の白はどれか。
カード【1・5】と【2・4】は結果が同じだから、カード【3】しかない。
3、6
(4)
カード【6】は白確定なので考えなくていい。
カード【1・5】…a
カード【2・4】…a+b
カード【3】…10-b
↑これらの値が偶数だと白、奇数だと灰色になる。
各値の偶奇は要素となるa、bの偶奇で決定されるので、最大で2×2=4通り
あとは重複が発生しないか。
aの偶奇とa+bの偶奇の組み合わせは、bの偶奇次第で4通り作れる。
重複が発生しないので4通り。
@@
詳細を書くとうえのようになる。
bと10-bの偶奇は一致する。
●講評●
問題文がシンプルで読みやすい。前半は失点を防ぎたい。
大問1
配点24点。
(4)積xyが一定のものを選ぶ。
(5)ハズレがない。ABの組み合わせは2通り。
(6)どうして半径/母線になるか、押さえておきたい。
大問2
手順通りに処理していく。
大問3
(3)最後の小問も標準レベル。
大問4
(4)標準レベル。他県でも見かける形式。
合計時間を13時間から11時間にする。一次方程式か連立方程式を用いる。
大問5
上位校狙いはここからが勝負になる。
(1)問題はあいだの角。
∠ACB=45°だが∠ACEの扱いに困る。
∠ABC=∠BDC=90°から外角定理が見えるか。
(2)イ:面積が出せる三角形から試行しても解ける。
(△ABC+△BDC)-△ABD=△ADC
DC:CA=4:3から3/4倍すれば△ACEが求まる。
サボは△BCEを△ABDに動かすとき、
高さのBDを一緒に動かすと台形になることから着想を得た。
大問6
(1)カード【2】は何色で裏返すか。
(2)該当する色から文字式。
(3)偶奇判定。
白→偶数、【6】も偶数。残り1つはペアにない【3】しかない。
(4)色ではなく、前問で出した文字式から判断するといい。
aとbを用いた文字式の値は、代入するa・bに依存する。
a・bの偶奇の組み合わせで決着がつく。
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