問題PDF
図のように、標高0mのP地点とQ地点、標高48mのA地点、標高60mのB地点があります。
AP間の距離は720mで、BQ間の距離は800mです。
4つの地点A、P、Q、Bを結ぶ道を太郎君はA地点からB地点に向かって、
花子さんはB地点からA地点に向かって同時に出発して歩き始めました。
太郎君と花子さんが歩く速さの比は3:4で、2人とも常に一定の速さで歩きます。
(1)
2人が出発してから5分後、太郎君がP地点に着く前に2人は同じ標高の地点にいました。
太郎君と花子さんの歩く速さはそれぞれ毎分何mですか。
また、出発してから5分後に2人がいたのは標高何mの地点ですか。
(2)
花子さんはP地点とQ地点の間で5分間休んでから再び歩き始めましたが、太郎君は休まず歩き続けました。
花子さんがP地点を通り過ぎてA地点に着く前に2人は再び同じ標高の地点にいて、
それは2人が出発してから24分後でした。PQ間の距離は何mですか。
また、出発してから24分後に2人がいたのは標高何mの地点ですか。
@解説@
(1)
高さと斜辺の関係が重要なので、先に比を整理しておく。
右…48:720=①:⑮、左…60:800=③:㊵
速さの比3:4から太郎は3、花子は4の距離を歩いた。
高さ方向では太郎は3×①/⑮=0.2、花子は4×③/㊵=0.3下がる。
48-0.2=60-0.3
0.1=12m(1=120m)
標高は、48-0.2=48-24=24m
太郎の速さは、3÷5分=360÷5=毎分72m
花子の速さは、72×4/3=毎分96分
太郎…毎分72m、花子…毎分96m、標高…24m
(2)
太郎の距離…72×24分=1728m
花子の距離…96×19分=1824m
上りの途中で標高が等しくなった。
↑この部分で比較する。
太郎…1728-720=1008m
花子…1824-800=1024m
1024-1008=16mの差は傾斜のところで生じる。
先ほどの高さ:斜辺の比で、左を延長して高さを③にそろえると斜辺は③×15=㊺
㊺-㊵=⑤=16m
標高は、16×③/⑤=9.6m
PQ間の距離は、1008-㊵=1008-16×㊵/⑤=880m
PQ間…880m、標高…9.6m
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