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(1)
各面にそれぞれ1、3、5、7の数が割り当てられている2個の正四面体のさいころA、Bをふった場合、
その底面の数の和ごとに目の出方を数えると下の表1のようになります。
ここで、C、DはそれぞれA、Bとは異なる正四面体のさいころであり、
次の3つの条件を満たしているとします。
1、各面に書かれている数は1以上の整数
2、一つのサイコロの複数の面に同じ数が書かれていることがある
3、さいころDには2がない
この2個のサイコロC、Dをふって、同様に目の出方を数えたところ表1と同じになりました。
このとき、さいころC、Dの各面に書かれた4つの数を求めなさい。
ただし、同じ数が複数回書かれている場合は書かれている個数だけ繰り返し記入すること。
(例 4が3回書かれていれば、4、4、4と答えること)
(2)
各面が1、2、3、4、5、6である2個の立方体のさいころE、Fをふって、目の出方を数えると
になります。
表2の空欄を埋めて表を完成させなさい。
(3)
2個の立方体のさいころG、Hがあり、次の条件を満たしています。
1、各面に書かれている数は1以上の整数
2、さいころGには4種類の数が書かれている
3、さいころHには6種類の数が書かれている
この2個のサイコロをふって、その底面の数の和ごとに目の出方を数えたところ、表2と同じになりました。
このとき、さいころG、Hの各面に書かれた6つの数を求めなさい。
ただし、同じ数が複数回書かれている場合は書かれている個数だけ繰り返し記入すること。
(例 4が3回書かれていれば、4、4、4と答えること)
@解説@
(1)
AとBの数字を変えて、16個の並びが変わる別表をつくる。
和が2→(C、D)=(1、1)
右下は最大値14。
Dに2がないので、4=1+3
試しにDに3を入れてみる。
もう1個の3はC・Dどちらか?
Cに3を入れるとサイコロの半分がABと同数で、以降の入れ替えが難しくなる。
Dにもう1個の3を追加。
6=1+5=2+4=3+3
(C、D)=(2、4)だと和3、5が出てくる。×
(3、3)だと和4が2個追加される。×
1+5しかない。Cに2個、Dに1個5を入れる。
残りのCは、14-5=9
埋めるとこうなる。
C…1、5、5、9
D…1、3、3、5(順不同)
(3)
前問の結果を鑑賞すると、左は対称的。
右は非対称であるものの、重複が効いてうまい具合に収まっている…。
表を埋めていく。最小値2=(1、1)と12が確定。
ヒントらしきものがGの4種類しかないので、まずは重複箇所を見極める。
左端2列を重複させると2が2個になり、右端2列では12が2個になってしまう。
あいだの2列×2が重複列。
(3、3)をつくる。
2の右か下か→右のペアに入れる。
下に入れてしまうと、もう1個の3はHで重複行をつくらないと入らない。
Gの重複は2になる。
同様に(11、11)も対称的に12の左側に入れる。
(4、4)のペアをつくる。
(3、3)の下に入れるとH=2→3がもう1個できる×→(3、3)の右側に挿入する。
Gの重複は3となる。
Hの最下行は11-3=8、これで最下行がすべて決まる。
Gの残りは、12-8=4
残りの4は2行目左端。Hに3を入れる。
ここまでくれば流れができる。
2行目は4(5、5)(6、6)7
対称性を意識して、5行目は7(8、8)(9、9)10
G4種類、H6種類の条件で、すべての数字が埋まった。
G…1、2、2、3、3、4
H…1、3、4、5、6、8
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