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2024年度 石川県公立高校入試問題過去問【数学】解説

平均51.1点(前年比;+6.7点)
問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)

(1)ア
-4-7
=-11


5+(-32)×2
=5+(-9)×2
=5-18
=-13


4ab3÷10/7ab2
=14/5b


(x-3y)/2-(x-5y)/8
={4(x-3y)-(x-5y)}/8
=(4x-12y-x+5y)/8
(3x-7y)/8


√96×1/√2+√27 ←ルート同士は約分可
=√48+3√3
=4√3+3√3
=7√3

(2)
3x2-5x+1=0
解の公式を適用して、x=(5±√13)/6

(3)
xy=10
y=10/x
(*xとyは反比例)

(4)
yの変域が0以上→a>0
xの変域から原点Oを通過するので、
x=0のとき、最小値y=0
x=3のとき、最大値y=15

y=ax2に(3、15)を代入。
15=9a
a=5/3

(5)
a+2b=10(1≦a,b≦6)
係数2のbを基準に場合分けするのが良い。
(a、b)=(6、2)(4、3)(2、4)の3通り。
全体は6×6=36通りだから、確率は3/36=1/12

大問2(データの活用)

(1)
3÷40=0.075≒0.08

(2)
答案では、箱ひげ図をもとに理由を説明する。

9点が不明なので、下から順に数えていく
箱ひげ図より、40人の
第1四分位数(Q1)は10番目と11番目の平均が3点。
→11番目は少なくとも3点以上でなければならない。
…11-(3+4)=4人以上→いずれも〇

中央値は20番目と21番目→21番目は少なくとも5点以上。
b+c…21-(3+4+7)=7人以上→いずれも〇

第3四分位数(Q3)は30番目と31番目の平均。30番目が7点、31番目が8点
b+c+d…30-(3+4+7+6)=10人→ウだけ11人。
ウだと31番目も7点になってしまい、Q3が7点となって不適×

@@
説明は決め手となるQ3だけに言及すればいい。


大問3(数量変化)

(1)
下山の時間は、90-60=30分間

(2)

Bは午前9時から分速40mで200m歩き、同じ速さで引き返す。
→200÷40=5分後に引き返し、10分後に山頂へ戻る。
今度はAとすれ違った9時30分、点(30、900)から考える
山頂から1200-900=300m地点だから、300÷20=15分間下山した。
山頂の出発は、30-15=15分後
山頂で
の滞在時間は、15-10=5分間

(3)

Cの速さはAの上りと同じ→1200÷40=分速30m
60分後に400m地点だから、Cは400÷30=13・1/3分=13分20秒間登った。
Cの出発は、60-13分20秒=46分40秒後

大問4(方程式)

答案では途中の計算も書く。
3点シュートをx本、2点シュートをy本とする。
1点のフリースローは合計8点→8本入れた
3点シュートと2点シュートの合計得点は、68-8=60点
3x+2y=60 …①

成功したシュートの合計は、80×45%=36本
このうち、8本がフリースローだから、x+y=28 …②
①-②×2をすると、x=4
②に代入、y=28-4=24
3点シュート…4本
2点シュート…24本

大問5(作図)


①PA⊥ℓ→Aを通るℓの垂線。
②B・Cを通る円の中心→半径よりPB=PC→BCの垂直二等分線。
これらの交点がP。


大問6(平面図形)

(1)

円が正方形に内接している。E・F・G・Hは正方形の各辺の中点。
∠FOG=90°
∠FOGは弧FGに対する中心角で、∠FIGはこの円周角に相当する
∠FIG=90÷2=45°

(2)
△CDM∽△LNDの証明。

AD//BCの錯角より、∠DMC=∠NDL
正方形の内角から∠DCM=90°なので、直角に目をつける。
JKは円の中心Oを通る→JKは円の直径
半円の弧に対する円周角より、∠JLK=90°
∠NLD=180-90=90°だから、∠DCM=∠NLD
2角相等で∽

(3)
答案では途中の計算も書く。

扇形FPQから余分な空白を引く。扇形の中心角が知りたい。
FはBCの中点→BF=2cm
△PBFはPF:BF=2:1の直角三角形だから、∠PFB=60°
(三角定規を思い浮かべればいい。2つ組み合わせると1辺4cmの正三角形になる)

ROを結び、扇形ORFを調べる。
∠OFR=90-60=30°
△ORFは等辺2cm、底角30°の二等辺三角形→∠ROF=180-30×2=
120°
扇形ORFから二等辺ORFを引けば空白部分が求まる。
RからHFに垂線をひき、足をSとする。
△ORFで外角定理→∠ROS=30×2=60°
△ROSは内角から辺の比が1:2:√3の直角三角形→RS=√3cm
(△ORFは底辺OF=2cm、高さRS=√3cm)
求積すべき図形の面積は、
扇形FPQ-(扇形ORF-△ORF)
=4×4×π×1/6-(2×2×π×1/3-2×√3÷2)
4/3π+√3cm2

大問7(空間図形)

(1)

ねじれの位置…延長しても交わらない、かつ平行でもない(同一平面上にない)
ABとネジレなのは辺CF、辺DF、辺EF。

(2)
答案では途中の計算も書く。

仮定から、HE=IE=2cm、GE=5cm
2辺とあいだの角が等しく、△GHE≡△GIE→GH=GI
△GHIは二等辺三角形である。△HEIで三平方→HI=2√2cm
HIの中点をJとするとGJ⊥HI(GJが二等辺の高さ)
GJを対角線とする直方体を想定して、GJ=√(12+12+52)=3√3cm
△GHIの面積は、2√2×3√3÷2=
3√6cm2

(3)
答案では途中の計算も書く。

△BMK∽△BDEより、MK:BK=DE:BE=2:5
MK=2x、BK=CL=5xと置く。
三角錐C―MKLの体積より、2x×3÷2×5x÷3=10
5x2=10
x=√2
CL=5x=5√2cm


2・3と図形の一部はやや独特な感じがする。
大問1
配点30点。満点を目指したい。
大問2
(2)正答率は良くなさそう。空欄が多いので判断しずらい。
第3四分位数だけ小数なので、30番目と31番目の得点が決まる。
下から順に数えていくと、b+c+dの和がウだけ合わない。
大問3
内容は算数だが条件を複雑にしている。
正確に情報を読み取ってグラフに表すこと。時間配分にも注意したい。
大問4
1点のフリースローを除外して連立。
大問5
ここは取りたい。
大問6
(1)Iが奇妙なところにいる。円がでてきたら円周角の定理!
求めたい∠FIGが弧FGに対する円周角とわかればもう少し。
(2)JKが円Oの直径である点がポイント。中心を通過する線分は直径。
(3)段階が多いので、完全解答はできなくても部分点狙いで食らいつきたい。
有名角がいろいろでてくる。記述は細かい点に言及せず、淡々と流れや式を書く。
大問7
(2)△GHIが二等辺→三平方の連続で高さを求めてもいい。
(3)どこをxに置けば、三角錘の体積もxで表せるか。
KL=3cmは確定。MKとCLがわからない。
CL=BKだから、△BMKに着目すればこれと相似にあたる△BDEから辺の比が判明。
2:5から、それぞれを2x、5xにおくと計算がしやすい。
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