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次の文章を読んで以下の問いに答えなさい。
なお、この問題においては、1億円を10000万円と表すことにする。
スーマー工場では、製品をつくるために、ある原料を発注および保管している。
ある1年間において、スーマー工場の原料の発注と保管にかかる総費用を考えてみよう。

この〈条件〉のもと、太郎くんと花子さんが会話をしている。
太郎:まずは、この原料100tを1年間使わずに保管し続ける場合を考えてみよう。
必要な費用は、1回目の発注費用と1年間の保管費用だけだから、総費用は( ア )万円だね。
花子:そうだね。でも実際には、原料は常に使われていくから、保管する量も次第に
減っていくことになるよね。その場合の保管費用はどのように考えたらいいんだろう。
太郎:こんな資料を見つけたんだ。次の資料①と資料②を見て。

太郎:100tを 1 年間で使い切るときと、50tを1年間使わずに保管し続けるときの
保管量の変化を表したものになっているよ。
花子:なるほど。こうして資料①と資料②を比べて変化を見てみると、
100tを1年間で使い切るときと50tを1年間使わずに保管し続けるときで、
1年間の保管する量が同じになることがわかるね。
太郎:そうだね。資料①と資料②で、1年間の保管費用は同じになるね。
花子:ということは、1回目に100tを発注し、その100tを1年間で使い切る
ときの総費用は( イ )万円とわかるね。
太郎:そうだね。同じように考えれば、保管する量が次第に減っていくときでも、
保管費用を求めることができそうだね。
花子:ほかの資料はなにかないの?
太郎:こんな資料③も見つけたよ。

花子:100tを2回にわけて、50tずつ発注しているときの資料だね。
太郎:発注が2回行われているから、発注費用が多くなっちゃうね。
花子:でも、保管する量が少ない分、保管費用はおさえられているね。
(1)
太郎くんと花子さんの会話中にある空欄( ア ),( イ )に入る数値を答えなさい。
資料③のように、100tの発注は必ずしも1回で行う必要はなく、50tずつ2回
にわけて発注したり、25tずつ4回にわけて発注したりしてもよい。
発注は必ず同じ量ずつ行われ、原料の在庫が無くなると即座に発注する。
また、発注から納品までにかかる時間は考えないものとする。
(2)
会話を参考にして、1/2年ごとに50tずつ発注するとき、
発注と保管にかかる総費用(万円)を求めなさい。
(3)
1/4年ごとに25tずつ発注するとき、発注と保管にかかる総費用(万円)を求めなさい。
(4)
nを1以上の整数とする。
1/n年ごとに100/ntずつ発注するとき、発注と保管にかかる総費用(万円)をnの式で表しなさい。
また、総費用が最小となるときのnの値とそのときの最小値(万円)を求めなさい。
ただし、つぎの(参考)を使ってもよいものとする。

@解説@
(1)
『1t・1年』の保管費用は400万
『100t・1年』の保管費用は40000万
1回の発注費用が50万だから、総費用は40050万(ア)
@@
実際は保管中の原料量が減っていく。
資料①と資料②の斜線の面積は等しい→半分の量で均して考える。
『100t・1年』→『50t・1年』で捉えると、保管費用は半額の20000万
発注費用50万を足して、総費用は20050万(イ)
ア…40050、イ…20050
(2)

25tに均す。
『25t・1年』の保管費用はさらに半額の10000万
発注は2回なので、発注費用は50万×2=100万
総費用は、10100万円
(3)
同様に考える。
25tの半分の12.5tで均すと、保管費用は半額の5000万
発注は4回なので、総費用は5000万+50万×4=5200万円
(4)

1/n年ごとに発注するので、1年間の発注回数はn回(1÷1/n=n)
『1t・1年』の保管費用が400万
均して考えると、『50/nt・1年』は、400万×50/n=20000万/n
発注費用は50万がn回なので、50n万
総費用は、50n万+20000万/n
単位は万円なので、50n+20000/n
この式を《参考》の流れに乗せる。

①共通因数50でくくり、分母nでまとめる。
②n2と+400から(n-20)2を利用する。
③-40nを相殺するために+40nを追加する。
40nを分母4nから外すと、+40n÷n×50=+2000
50×(n-20)2/n+2000は、n=20を代入すると、最小値2000になる。
総費用の式…50n+20000/n
n=20のとき、最小値2000万円


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