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下の図1のような2n個のマスのそれぞれに○、×のいずれかの記号を入れる入れ方を考える。ただし、180°回転して同じになるものは1通りと数えることにする。たとえば n = 1 のとき、記号の入れ方は図2のように3通りある。

(1)
n=2のとき、記号の入れ方は何通りありますか。
(2)
n=3のとき、記号の入れ方は何通りありますか。
(3)
nが自然数のとき、2n個のマスに記号を入れる入れ方はnを用いて何通りありますか。
@解説@
(1)

〇の数で場合分けする。〇4個は1通り

〇3個は2通り。
左右対称は弾くので、左2マスだけを見るといい。

左2マスで場合分けする。〇2個は4通り

〇1個は〇3個と同じ2通り
〇0個は〇4個と同じ1通り
(〇が×に変わっただけ)
計10通り
(2)

〇6個…1通り
〇5個…前半3マスのどこに×を置くかで3通り

調査が厳しい。ここらで方針を立てる。
『左右反転で重複するものを1通りと数える』のが本問のポイントなので、
左右反転しても1つしかない(重複しない)対称パターンと、
左右反転で二重カウントしてしまう(重複する)非対称パターンに分ける。
〇4個の対称パターンは3つある。(数が少ない×の位置で決めると良い)
〇4個の並び替えは、6C4=6C2=15通り
全体-対称=非対称から÷2をして重複を弾く。
非対称パターン…(15-3)÷2=6通り
全部で、3+6=9通り

〇3個は奇数だから、必ず非対称になる。
全体は6C3=20通り
非対称…20÷2=10通り
〇2個は〇4個と同じ9通り
〇1個は〇5個の3通り、〇0個は〇6個の1通りと同じ。
(1+3+9)×2+10=36通り
(3)
おさらいすると、入れ方の合計は〔対称+非対称〕
非対称=(全体-対称)÷2
今までは〇の数で場合分けをしたが、今回はnの値が決まっていない。
そこで、〇の数で場合分けせず、まとめて処理できる計算方法を考える。
全体…マスごとに〇・×の2通り。2nマスあるから22n通り
対称…2nマスの半分であるnマスだけを考えればいい。2n通り
(左半分を決め、それを反転させて右半分にくっつける)
非対称…(全体-対称)÷2=(22n-2n)/2通り
対称+非対称=2n+(22n-2n)/2
={2×2n+(22n-2n)}/2
=(2n+1+22n-2n)/2 ←2n+1-2n=2n
=(22n+2n)/2通り
@余談@
回転させて同じパターンを同一とみなす条件に関連して、バーンサイドの補題という公式があるようです。
こちらのサイトに説明があります→同じものを含む円順列の裏技公式(高校数学の美しい物語)
しかし、公式の読解が難しいので中学生には厳しいです…。
公式の核心は『各対称操作で変わらない配置の個数を均す』
本問のような180°回転の場合、対称操作の個数は①何もしない(0°回転)、②180°回転の2通り。
(1)4マスの場合
全体は24=16通り
対称操作をしても不変(対称パターン)は22=4通り
(全体+不変)/(対称操作の個数)=(16+4)/2=10通り
(2)6マスの場合
全体は26=64通り
対称操作をしても不変(対称パターン)は23=8通り
(64+8)/2=36通り
(3)2nマスの場合
全体は22n通り、不変(対称パターン)は2n通り
(22n+2n)/2通り


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