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2024年度 福井県公立高校入試B問題過去問【数学】解説

平均63.7点(前年比;+8.2点)
問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)

(1)ア
(-3)2+(-2)×6
=9-12
=-3


-4a2b×12b÷(-6ab)
=8ab


6(x-3/2y)+4(x/2+3y)
=6x-9y+2x+12y
=8x+3y


√48/3+2/√3
=4√3/3+2√3/3
=2√3

(2)
2-4
=(a+2)(a-2)

(3)
x+y=1 …①
2x-7y=11 …②
②-①×2で、-9y=9
y=-1
①に代入、x=2
(x、y)=(2、-1)

(4)
∠ABC=90°→斜辺がCAである直角三角形。
三平方の定理より、CA=√(22+62)=2√10cm

(5)ア

箱ひげ図の1目盛りは2回。
第1四分位数(Q1
)は32回。


正しくない方を選ぶ。答案では理由も説明する。
2つのヒストグラムの相違点はどこか。
最小値・最大値は変わらない。中央値を調べる。
15人の中央値は8番目の値。
図1は50回以上55回未満の階級、図2は45回以上50回未満の階級に含まれる。
箱ひげ図より中央値は
46回だから、図1が正しくない。

(6)

60÷2=30°
①ABを1辺とする正三角形をつくる。
②内角60°を二等分する。BCとの交点がD。


大問2(確率)

(1)
6枚から2枚取り出す組み合わせ→=15通り
(A、B)の組み合わせは1通りだから、確率は1/15

(2)

ねじれの位置→延長しても交わらない、かつ平行でもない関係(同一平面上にない)
GHとネジレにあるのはAD・BC・AE・BFの4辺
…と言いたくなるが、本問は立方体の辺上に限らないのでAF・BDといった斜めも含まれる
ネジレでない方(余事象)を数える。

袋にはG・Hがない→(延長しても)GHと交わる線分はない
GHと平行な線分はAB・CD・EFの3本。
ネジレは、15-3=12本
確率は、12/15=4/5

大問3(方程式)

(1)ア
1台で20パック作る。
a台で20aパック作る。
昨年は10パック売れ残ったから、売れたのは
20a-10パック。


昨年…300円で(20a-10)パック売った。
今年…250円で20aパック売った。
売り上げで等式。
300(20a-10)=250×20a
6000a-3000=5000a
1000a=3000
a=3

@別解@
もし、昨年も完売したとすると、売り上げは300×10=3000円増える。
昨年と今年は20aパックずつ売れた。
1パックの売り上げの差は300-250=50円、この20aパック分が3000円にあたる。
50×20a=3000
a=3

(2)
6台使用→120パック
売り上げの増加分1080円をxで表す。
1パックあたり10x円の値上げ。
3xパック売れ残るから、売れたのは(120-3x)パック。
売り上げ増加分…10x(120-3x)円
留意点は、売れ残った3xパックはコストなので売り上げから引く
売り上げ減少分…250×3x円

10x(120-3x)-250×3x=1080
1200x-30x2-750x=1080
30x2-450x+1080=0 ←÷30
2-15x+36
=(x-3)(x-12)=0
x=3、12


大問4(関数)

(1)

y=x2にx=-3を代入→A(-3、9)
AB//x軸→y軸についてAとBは対称→B(3、9)
DA=AB=3-(-3)=6
DはAから上に6→D(-3、15)

(2)
A(-3、9)→E(0、21)
右に3、上に12だから、傾きは12/3=4
切片はEのy座標21、y=4x+21

(3)ア

PはAE上にある。
y=4x+21にx=-4を代入→P(-4、5)
y=ax2にP座標を代入。
5=16a
a=5/16


正方形ABCD(S)=6×6=36
大問題はT…。
y=3/4x2にx=-4を代入→P(-4、12


P(-4、12)→E(0、21)
右に4、上に9だから、EPの傾きは9/4。
Pから右に1、上に9/4進んだ点をFとすると、
Fのy座標は12+9/4(2・1/4)=14・1/4<15だから、FはAD上の点である
PQとADの交点をGとすると、AG=GD=3

DF=3-9/4=3/4
EPとDCの交点をHとする。
△PGF∽△HDFの相似比は、9/4:3/4=3:1
面積比は相似比の2乗→△PGF:△HDF=⑨:①
図形全体が左右対称なので、右側にも①がある。
T=正方形の半分-△HDF×2=6×3-1×9/4÷2×①/⑨×2=71/4
S:T=36:71/4=144:71

大問5(平面図形)

(1)
4点が同一円周上にある→円周角定理の逆

仮定より、∠AEF=60°
△ACDは正三角形だから、∠ACF=60°
2点E、Cが直線AFについて同じ側にあって、∠AEF=∠ACFだから、
円周角定理の逆より、4点A、E、C、Fは同一円周上にある。

(2)
△ABE≡△ACFの証明。

前問の円を用いる
弧AEに対する円周角より、∠AFE=60°
△AEFの残りの角である∠EAF=60°(△AEFは正三角形)

正三角形ABC、ACD
より、AB=AC、∠ABE=∠ACF
∠BAE=60-∠EAC=∠CAF
1辺と両端角が等しいから合同。

(3)

△ABCと△AEFは正三角形で∽
BE:EC=③:②とすると、BC=⑤
△AEFの1辺を〇で表せればいい。
AからBCに垂線をひき、足をHとすると、HはBCの中点
BH=〇5/2

HE=③-〇5/2=〇1/2
△ABHは辺の比が1:2:√3→AH=〇5√3/2
△AHEで三平方→AE2=(5√3/2)2+(1/2)2=76/4=19
AE=〇√19
面積比は相似比の2乗だから、△ABC:△AEF=52:(√19)2=25:19


取りやすい問題を落とさなければ60~70点は稼げる。
大問1
配点40点。完全解答をめざしたい。
(5)イ:判断しやすい最小値・最大値をまず確認。
残りで異なる要素はどれか。答案ではその要素だけに言及すればいい。
大問2
(2)斜めが許されることに気をつける。
GHの玉がない。他の線分を延長してもGHと交わらないので、ねじれでないのは平行のみ。
大問3
(1)までは取りたい。
(2)変わった設定で立式が難しい。
右辺を1080にするには、左辺で売り上げ増加分をxで表す。
1パックの値段×売れたパック数がプラス、250×売れ残ったパック数がマイナス。
大問4
(3)アまでは取りたい。
イ:形が複雑で処理も大変。
EPと正方形はどこで交わるか、EPの傾きから探る。
Tは正方形の半分から左右の四隅を切った五角形なので、四隅の面積を求める。
求め方によって処理量が変わりやすい。△PGFが出しやすいので、これを起点に面積比から算出する。
大問5
(1)ここを間違えると次も落としかねない。
円周角定理の逆の言い回しを使いこなせるようにしたい。
(2)前問の円から△AEFは正三角形だとわかる。
2辺とあいだの角でも合同を指摘できる。
(3)△AEFの1辺を比で表せるか。
正三角形を半分にして有名三角形→三平方で決まる。
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