平均53.6点(前年比;+0.1点)
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大問1(計算)
(1) 92%
-2+5-1
=2
(2) 74%
6(3/2x-1)
=6×3/2x-6
=9x-6
(3) 81%
4√2×2√3
=8√6
(4) 84%
x2+8x+16
=(x+4)2
(5) 69%
x2-3x-5=0
解の公式を適用して、x=(3±√29)/2
大問2(文字式)
55%
10円硬貨の合計は10a円、1円硬貨の合計はb円。
合計金額が500円以上だから、10a+b≧500
大問3(反比例)
57%
反比例の比例定数aは積xyで一定。
2×2÷8=1/2
大問4(平面図形)
(1) 53%
△ADE∽△ABCより、相似比はAD:AB=3:9=①:③
BC=DE×③=12cm
(2) 64%
BD=CDより△BCDは二等辺→∠DCB=42°
△BCDで外角定理→∠ADC=42×2=84°
x=180-(84+26)=70°
(3) 37%
中心をOとする。
小円の半径PO=①とすると、PQ=AP=②
AO=③
半径の比は、小円:大円=①:③
円の面積比は半径の2乗だから1:9→9倍
大問5(作図)
38%
①CでOBに接する→接線OBと円の半径は直交する→Cを通る垂線
②OAとOBに接する→中心は2直線から等距離にある→∠AOBの二等分線
これらの交点が円の中心。
大問6(データの活用)
(2) 56%
最小値4冊、最大値26冊。
10人の中央値は5番目と6番目の平均→16冊
第1四分位数(Q1)は下位5人の真ん中、下から3番目→10冊
第3四分位数(Q3)は上位5人の真ん中、上から3番目→20冊
大問7(確率)
(1) 66%
全体は4×4=16通り
引き分けの組み合わせは3通りだから、確率は3/16
(2) 54%
答案では確率を用いて理由を説明する。
あおいが勝つ組み合わせは変更前が5通り→確率は5/16
変更後が6通り→確率は6/16=3/8
(2と3が2枚ずつある。2a・2b、3a・3bと区別する)
5/16<3/8だから、あおいの勝率は大きくなる。
大問8(方程式)
58%
答案では用いる文字が何を表すか示して方程式を立て、過程も記述する。
スケッチブック1冊をx円、色鉛筆1セットをy円とする。
定価の合計より、x+y=1450 …①
割引後の代金の合計より、0.7x+0.8y=1080
10倍して、7x+8y=10800 …②
②-①×7で、y=650
①に代入、x=1450-650=800
スケッチブック1冊…800円、色鉛筆1セット…650円
大問9(平面図形)
29%!
△ADC∽△FEDの証明。
辺の情報が乏しいので角度から攻める。
円Oの半円の弧に対する円周角→∠ADC=90°
円O’の半円の弧に対する円周角→∠CEB=90°
∠FED=180-90=90°だから、∠ADC=∠FED
弧CDに対する円周角より、∠DAC=∠EFD
2角相等で∽。
大問10(数量変化)
(1) 32%!
表より10分で60mL下がっている→傾きは-60/10=-6
切片はx=0のときのy=1050
y=-6x+1050
(2) 13%!
弱では10分間で30mL減少→傾きは-3mL
強60分後の残りは表Ⅰから690mL。
強は-6mL、弱は-3mL減少する。
減少スピードが2:1ということは、時間は逆比で1:2。弱は強より2倍長持ちする。
タンクの水がなくなるまでの時間差は、690÷3÷2=115分
大問11(関数)
(1) 52%
x=1をy=4x2に代入→R(1、4)
y=4をy=x2に代入→x>0だからQ(2、4)
(2) 5%!!
P(a、a2)→R(a、4a2)→Q(2a、4a2)と順に座標を確定していく。
PR=QRより、3a2=a
aはPのx座標→a>0
a≠0だから両辺をaで割ることが許される。
3a=1
a=1/3
(3) 2%!!
3点の座標を確定する。
Rを通るPQに平行な線をひき、x軸との交点がSになる。
等積変形で△PQR=△PQSが成り立つ。
P(2、4)→Q(4、16)
左に2、上に12だから、傾きは12/2=6
SRの傾きも6。
Rから下に16、左に16×1/6=8/3移動してSだから、
Sのx座標は、2-8/3=-2/3
大問12(空間図形)
(2) 34%
△ACDは二等辺三角形。
AH⊥CDだから、HはCDの中点である。CH=3cm
△ACHで三平方→AH=6√2cm
(3) 1%!!!
△ACDと△BCDは3辺が等しく合同。
(△BCDを起き上がらせると△ACDになる)
AH=BH=6√2cm
△ABHは二等辺。
HからABに垂線をひき、足をIとすると、IはABの中点。
△AIHで三平方→HI=3√7cm
△ABHの面積は、6×3√7÷2=9√7cm2
△BCDも二等辺、HはCDの中点→BH⊥CDに着目する。
△ABHを境に図形全体が左右対称。
対称面の△ABHを底面に捉えると、高さの合計がCDである三角錐の体積を求めればいい。
9√7×6÷3=18√7cm3
設問レベルと正答率が釣り合っていない。
大問7・10で多少まとまった文字量がでてくるが、複雑な条件ではなかった。
大問1
解きやすい。
大問2・3
中1の教科書レベルだが、正答率が60%もない。
大問4
(1)小学生でも解ける!
(3)円の面積は半径を2回かけるので、半径の2乗が円の面積比。
大問5
他県でもでてくる定番作図。(4割弱とは!)
大問6
(2)教科書ワークレベル。他県ではひねりのある設問が出てくる。
大問7
同じ数字や色がでてきた場合、個性をつけて区別する。
大問8
ここも定期テストレベルです!
大問9
それほど難しくないが、2円に惑わされたか。
辺か角度、いずれの情報が多いかを把握して指針を立てる。
円がでたら円周角の定理。
大問10
(1)難しくないよ!!表は10分ごとの変化。
(2)弱にすると減りが半分になる→2倍長持ち。
弱運転の半分の時間が強運転。時間の差は強運転の時間と等しい。
大問11
(1)1問目で正答率が半分。
(2)5%の設問ではない。
P→R→Qの順で座標を調べ、長さで方程式を立てる。
両辺を文字で割るときは、その文字が0ではないことをチェックする。(÷0は×)
(3)等積変形を用いる標準問題。
大問12
(2)大問数の多さから時間不足に陥ったのかもしれないが、
二等辺を半分にして三平方をするだけ。
(3)正解者は少ないが、突出した難問ではない。
対称面から分析すると体積を求めやすい。
以下、得点帯ごとの正答率(抽出調査結果)
数学が苦手な層は、前半の小問だけでも解いておきたい。
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