スポンサーリンク

2020年度 宮崎県公立高校入試問題過去問【数学】解説

合格者平均53.9点(前年比;+3.4点)

問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)-82.2%

(1) 97.9%
-9+(-8)
=-17

(2) 91.3%
3/4÷(-5/6)
=-9/10

(3) 90.0%
2(a+4b)-(-3a+7b)
=2a+8b+3a-7b
=5a+b

(4) 83.4%
√12×√2÷√6 ←根号のまま約分
=2

(5) 84.8%
2x+3y=20 …①
4y=x+1 …②

②より、x=4y-1
①に代入。2(4y-1)+3y=20
11y=22
y=2

②に代入して、4×2=x+1
x=7
x=7、y=2

(6) 71.7%
3x2-x-1=0
因数分解ができないので解の公式。
x=(1±√13)/6

(7) 66.3%
和が8にならないよりなる場合のほうが少ない。
和が8→(2、6)(3、5)(4、4)(5、3)(6、2)
以上、5通り。
全体が6×6=36通りで、和が8にならないのは36-5=31通り
確率は、31/36。

(8) 72.0%

①∠AOBに二等分線
②OBの垂直二等分線
これらの交点がPとなる。

大問2(データの活用・規則)-58.4%

(1)① 98.4%
40-(4+7+11+6+2)
=10

② 48.1%
完全解答。
ア:16冊以上はともに
8人で等しい。〇
イ:最頻値(モード)は1年が14冊、2年が14冊で等しい。×
ウ:最大値の含まれる階級は20~24冊で等しい。〇
エ:30人の中央値(メジアン)は15番目と16番目の平均で14冊。
40人の中央値は20番目と21番目の平均で10冊。1年の方が大きい×
ア・ウ

③ 57.6%
答案では説明を記述する。
相対度数を算出して比較すればいい。
1年生…10÷30=0.333…≒0.33
2年生…11÷40=0.275≒0.28
0.33>0.28だから、12冊以上16冊未満の生徒の割合が大きいのは1年生。

(2)① 56.7%

1行目の〔1、2、5、10、17、26…〕は
最初の1を除き、n
列目の〔n-1の平方数+1
1行目6列目は5×5+1=26
3行目6列目は26+2=28
1―28
*(3、6)と(6、3)を取り違えないように!
横行→縦列の順です。

右列は平方数が並ぶ。
31行目1列目は、31×31=961
2—961

② 32.9%!

これも平方数から攻めた方がやりやすいと思う。
2-0=1
2-1=3
2-2=7
2-3=13
…n2-(n-1)
=n2-n+1


大問3(数量変化)-46.7%

(1) 72.4%
△PBQは等辺が1cmの直角三角形。
y=1×1÷2=
1/2

(2) 49.8%
4秒後までは底辺BQと高さPBが1cmずつ長くなる。
底辺と高さがともに伸びるので、y=ax2で増えていく
x=2のとき、y=2×2÷2=2

(3) 43.5%
転換点に注意を払う。

4秒後~6秒後は高さPBが伸びる。
y=4×x÷2=2x
①…6、②…2x

6秒後から12秒後までは等積変形で面積が一定。
y=4×6÷2=12
③…12、④…12

12秒後~18秒後の高さは、BからCまでの距離18cmから、
Pの移動距離xcmを引いて18-xcm。
y=4×(18-x)÷2=-2x+36
⑤…-2x+36

(4) 21.9%!
y=6×6÷8=9/2となるxの値を求める。
x=4のとき、y=4×4÷2=8だから、1つは0≦x≦4

y=ax2に(x、y)=(4、8)を代入してa=1/2
y=1/2x2
y=9/2を代入。
1/2x29/2
x>0、x=3

x=12のときy=12だから、もう1つは12≦y≦18
y=-2x+36にy=9/2を代入して、x=63/4
x=3、63/4

大問4(平面図形)-38.0%

(1) 62.9%

直径ACに対する円周角で、∠ABC=90°
∠EBC=90-24=66°
△BCEで外角定理→∠ACB=100-66=34°

(2) 51.4%
△FBD∽△FCAの証明。

共通角で∠BFD=∠CFA
弧ADに対する円周角で∠FBD=∠FCA
2角が等しく∽。

(3) 33.2%!
前問の相似を用いる。

対応する辺がごちゃごちゃになったら、三角形を描いて整理してみよう。
FD:FB=FA:FC
5:x+4=x:12
内項と外項の積より、x(x+4)=60
2+4x-60
=(x+10)(x-6)=0
x>0、x=6
AFの長さは6cm。

(4) 1.1%!!

内接四角形の内角は、その対角の外角に等しい
∠FAD=∠FCB、∠FDA=∠FBC
2角相等で△FAD∽△FCB
AD:CB=FA:FC=6:12=

対頂角と円周角で△ABE∽△DCE
対応する辺を誤らないように!
AE:DE=AB:DC=

同様に、△ADE∽BCE
△ADEと△BCEの辺の比は、AD:BC=
ということは、EC=ED×2=

FD:DC=5:7
△ADFの面積を【5】とおくと、△ADCの面積は【7】
AE:EC==2:7より、△ADEの面積は【7】×2/9=【14/9】
△ADE:△ADF=【5】:【14/9】=45:14
△ADEは△ADFの14/45倍。


大問5(空間図形)-30.1%

(1) 85.2%
ネジレ→延長しても交わらない、かつ平行でない。
辺ADとネジレにある辺は、辺BF、辺CG、辺EF、辺GH。
イ・ウ・オ。

(2) 30.5%!

AI//DJから立体①は三角柱。
△AEIで三平方→EI=3√3cm
側面積は展開図をイメージし、3つの長方形を合わせて計算する。
3√3×3÷2×2+(3+6+3√3)×4
36+21√3cm2

(3) 4.3%!!
最短距離は展開図。

面JIADを左側へ折りかえす。
△JCF∽△PBFより、PB=14×3/7=6cm

AP=8-6=2cm
△AQP∽△FBPより、AQ:AP=BF:BP=1:2でAQ=1cm
△APQで三平方→PQ=√5cm

(4) 0.5%!!!
面の軌跡。経験の差と時間をどれだけ残せたかで決着がつく。
奥行きは4cmで一定なので、正面からみたときの辺AEの軌跡から考える。

↑こんな感じになる。
とりあえず、中心角が欲しい。
直角三角形AEIの辺の比は、3:6:3√3=1:2:√3なので、
内角は30°-60°-90°。

移植
外径は6cm、内径は3√3cm、中心角は150°。
求めたいのは体積なので、最後に奥行き4cmをかけるのを忘れないように!
6×6×π×150/360-3√3×3√3×π×150/360)×4
=(9π×5/12)×4
=15/4π×4=15πcm3


大問1
(8)和が8になる方が少ないと直感でわかる。
(9)基本的な作図なのでもっと正解したい。
大問2
(2)①逆L字で数字が並ぶので、上から攻めた方が良いと思う。
②斜めにどんな数字が並んでいるか。平方数との差がポイント。
大問3
Qが中途半端なところで困る。それを除けば典型問題。
大問4
(2)正答率は約半数だが、方針が立てやすく記述もしやすい。
(3)対応する辺が混乱しやすい。2つの三角形をわきに描いて整理!
(4)内接四角形の対角線が何対何で内分されているのか。
相似図形を器用に扱わないと探し出せない。
大問5
(3)最短経路の直線がUターンしている。やや難。
(4)手法は典型。移植して細いドーナツを求める。
上の学校を目指すのであれば、本番までにどこかで経験しておきたい。
公立高校入試解説ページに戻る

◆menu◆ 公立高校入試…関東圏メイン。千葉だけ5教科あります。%は正答率。
国私立高校入試…数学科のみ。ハイレベルな問題をそろえてみました。
難関中算数科…中学受験の要。数学とは異次元の恐ろしさ(;´Д`)
難関中社会科…年度別。暗記だけじゃ無理な問題がいっぱい!
難関中理科…物化生地の分野別。初見の問題を現場思考でこなせるか。
難問特色検査…英国数理社の教科横断型思考問題。
センター試験…今のところ公民科だけ(^-^;ニュース記事だけじゃ解けないよ!
勉強方法の紹介…いろいろ雑記φ(・・。)
QUIZ…☆4以上はムズいよ!
noteも書いています(っ´ω`c)
入試問題を題材にした読み物や個人的なことを綴っていこうと思います。
気軽にお立ち寄り下さい(*^^*)→サボのnote
サボのツイッターはコチラ→

コメント

タイトルとURLをコピーしました