大問1(計算)
(1)
(-2)+6
=4
(2)
5a+1-(2-3a)
=5a+1-2+3a
=8a-1
(3)
2/5a×(-10/9b)
=-4/9ab
(4)
(8x2-6xy)÷2x ←分配法則
=8x2÷2x-6xy÷2x
=4x-3y
(5)
(√7+3)(√7-3)
=(√7)2-32
=-2
大問2(小問集合)
(1)
x2-5x-24
=(x-8)(x+3)
(2)
ねじれの位置→延長しても交わらない、かつ平行でもない。
同一平面上にない関係を指す。
CDは延長するとABと交わる。DEとJKはABと平行。
ネジレはCIとGL。
イ・エ
(3)
ア:×印などで平均を示す箱ひげ図もあるが、本問はわからない。×
Aの30歳は中央値(Q2)
イ:四分位範囲=第3四分位数(Q3)-第1四分位数(Q1)
箱が長いのはB。×
ウ:AのQ3より、Aの50歳以下は少なくとも4分の3はいる。
BのQ2よりBの50歳以下は少なくとも半分いるが、Q3より4分の3はいない。〇
エ:ヒゲの部分の詳細は不明。×
Bの上位4分の1が60歳以上しか分からない。
ウ
(4)
y=1/4x2にx=6を代入。
y=1/4×36=9m
大問3(関数1)
(1)
反比例の比例定数aは積xy。
a=(-2)×(-3)=6
(2)
右上だけをみる。
反比例は積xyが等しい→横x・縦yとする長方形の面積は6で一定。
これは各長方形の4分の1だから、長方形全体の面積は24で一定である。
ウ
大問4(確率)
(1)
標本調査。
1時間以上2時間未満は、120中48人だった。
全体では、871×48/120=1742/5=348.4≒348人
(2)
答案では確率を求めるまでの過程を明らかにする。
ルールを上から①~④とする。
硬貨の出方は23=8通り
①では1枚の表が3通り、②では1枚の裏が3通り→確率3/8
③、④は1通りずつ→確率1/8
Aがグラフ担当になるには①で表、②で裏を出した場合。
硬貨の確率は3/8ずつ、それぞれグラフ担当になる確率は1/3だから、
Aがグラフ担当になる確率は、3/8×1/3×2=1/4
Cがグラフ担当になるには①で表、②で裏の場合に加えて③がある。
Cがグラフ担当になる確率は、1/4+1/8=3/8
1/4<3/8だから、Cの方がグラフ担当になりやすい。
大問5(規則)
(1)
長方形の縦をxとすると、横は4x。
2(x+4x)=30 ←÷2
5x=15
x=3
4x=12
長方形の面積=正方形の面積は、3×12=36m2
正方形の1辺は、√36=6m
(2)
特徴的な並びは右の平方数。
n段目の右はn2だから、10段目の右は100。
9段目の右が81、その次の82が10段目の左に当たる。
10段目は82~100
ア…82、イ…100
大問6(平面図形)
(1)
適当なEを描いて方針を立てる。
∠EBA=∠ECA
直線EAについて等角が同じ側にあるので、円周角定理の逆が使える。
すなわち、B、CがEAについて同じ側にあり、∠EBA=∠ECAだから、
4点A、B、C、Eは同一円周上にある。
さらに、∠ACB=90°から円の直径はABで、中心はABの中点である。
ABの垂直二等分線→ABの中点が円の中心。
中心点に針を合わせて円を描く。BDとの交点がE。
(2)
△ABD≡△CAEの証明。
△ABCは直角二等辺→AB=CA
仮定より、∠BDA=∠AEC
●+×=90°で等角を示す。
△ABDの内角より、∠ABD=180-(90+×)=90-×
また、∠CAE=180-(90+×)=90-×
∠ABD=∠CAE→1辺と両端角が等しいから合同。
(3)
合同の対応する辺で、AD=6cm
△ABDで三平方→BD=3cm
対応する辺で、AE=3cm
DE=6+3=9cm
大問7(関数)
(1)
y=x2にx=-2を代入→B(-2、4)
B(-2、4)→A(1、1)
右に3、下に3だから、傾きは-3/3=-1
切片はAから左に1、上に1移動して2
y=-x+2
(2)
y=1/2x+1/2にy=0を代入→E(-1、0)
△EAN:△EPM=2:1→相似比EN:EM=√2:1
EM=2×1/√2=√2
t=EM-EO=√2-1
大問8(図形)
(1)
相似比は1:2。
体積比は相似比の3乗→①:⑧
グラスの容積は、15×⑧=120mL
(2)
小円の半径DE=rとする。
円Oは正三角形ABCの内心(内接円の中心)
BOは辺BA、BCから等距離にあり、∠ABCの二等分線である。
∠OBH=30°
△BDEは1:2:√3の直角三角形→BD=2r
BG=GD=r
小円と大円の接点Fを通る、ACに平行な線をひくと、
赤の〔正三角形+内接円〕と青の〔正三角形+内接円〕は自己相似(フラクタル)である。
*フラクタル…一部と全体が相似関係。
BG:GF=BF:FI=①:②
FI=3r(BF)×2=6r
大円の半径OH=3r
小円×3+大円
3πr2+9πr2=12πr2=8π
r=√6/3cm
OH=3r=√6cm
@別解1@
赤→青で対応する点を見ると、G→F、D→Oだから、
GがBDの中点ということは、FはBOの中点とわかる。
FO=BF=3r
@別解2@
本問の肝はフラクタルだと思うのですが、使わなくても大円の半径は求まります。
以下、一例です。
FHに補助線。
∠FOH=60°→△OFHは正三角形。
∠FHB=90-60=30°
∠OCH=30°
同位角が等しく、FH//OC
△BFH∽△BOCより、BH:HC=BF:FO=1:1だから、FO=3r
●講評●
大問1
配点5点(10%)
大問2
(2)延長で交わることに注意したい。
正答は2つとわかっているので消去法でもいい。
大問3
反比例の比例定数は積xyで一定→長方形の面積も一定。
(2)対称性のある図形は対称的に区切る。
座標軸で4等分する。4分の1サイズが等積だから、全体も等積。
大問4
(2)硬貨の出方+グラフ担当になる確率の2段階構造。
パッと見て全員表の場合を含むCの方が確率は大きくなると判断できる。
計算はしやすいが、説明は公式解答のように樹形図が書きやすいか。
大問5
(1)長方形→正方形の流れで処理。
(2)問題文が長く、考えながら読むと時間がかかるので図3を見た方が早い。
規則の中身はよくある形式。
大問6
(1)思考力が試される作図。
等角の位置から円周角の定理に気が付きたい。
(3)方針は立てやすかった。
大問7
(2)面積比→相似比、x軸上の線分の比で決着がつく。
C座標は使わなかった。
大問8
(2)大円が内接する正三角形と同じように、小円が内接する正三角形を描く。
小円の半径が短いのでここをrとおいて、中心から接線に向けて半径を描く。
有名三角形→小円の半径でGはBDの中点。
小円での線分の比は大円にも適用できる。
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