大問1(小問集合)
(1)①
1-(-3)-9
=1+3-9
=-5
②
(2x+y)/3-(x-3y)/4
={4(2x+y)-3(x-3y)}/12
=(8x+4y-3x+9y)/12
=(5x+13y)/12
③
2a2b×(-3b)2÷9/2a2
=2a2b×9b2÷9/2a2
=4b3
④
√15+√12÷√5
=√15+2√15/5
=7√15/5
(2)
(x-6):x=4:7
外項と内項の積から、7(x-6)=4x
7x-42=4x
x=14
@余談@
x-6=④、x=⑦
差の③=6だから、x=6×⑦/③=14
(3)
(a+b+90)÷3=72
a+b+90=216
b=126-a
(4)
まず、2つの解を求める。
x2-4x+3
=(x-1)(x-3)=0
x=1、3
2つの解の和は1+3=4
4がx2+ax-4=0の解の1つ→x=4を代入。
42+4a-4=0
4a=-12
a=-3
(5)
反比例の積xyは比例定数aで一定。
ア:30%引き→7割、y=7/10x(比例)×
イ:xy=12→y=12/x(反比例)〇
ウ:x÷4=y→y=1/4x(比例)×
エ:xy÷2=15→y=30/x(反比例)〇
イ・エ
(6)
答案では言葉と式を使って説明する。
直角三角形である→三平方の定理が成り立つ。
√10cm、2√7=√28cm、3√2=√18cm
√28が最も大きい値なので、これが斜辺になる。
(√10)2+(√18)2=(√28)2が成り立つので直角三角形である。
(7)
全体は6×6=36通り
36/(a+b)が整数→a+bは36の約数である。
●1→×
●2→(1、1)
●3→(1、2)と逆
●4→(1、3)と逆+(2、2)
●6→(1、5)(2、4)と逆+(3、3)
●9→(3、6)(4、5)と逆
●12→(6、6)
a+bの最大値は6+6=12だから終わり。
計16通り
確率は16/36=4/9
(8)
Pを通る円Oの接線の作図。
半直線OPをひき、Pを通る垂線を描く。
大問2(データの活用)
(1)
累積度数…その階級までの度数の合計。
25~30分までの累積度数は【全体20人-30~40分の度数の合計】
20-(4+2)=14人
(2)
ア:●方法1●
個々のデータはわからないが、階級値でおよその平均値を求めることはできる。
(7.5×1+12.5×3+17.5×5+22.5×3+27.5×2+32.5×4+37.5×2)÷20=460÷20=23分
25分以上は8人いるので×
●方法2●
平均が25分未満であれば誤り確定なので、25分を仮の平均としてトータルが負になることを確認すればいい。
●方法3●
対称的な形をつくる。
青枠の平均は左右対称から32.5分、赤枠の平均は17.5分。
青枠と赤枠は合同で両者の平均は25分。
25分未満があと4人いるので、20人の平均は25分未満とわかる。
イ:範囲=最大値-最小値
ヒストグラムでは具体的な数値がわからないが、
範囲は最も少なくて35分-10分未満=25分未満×
ウ:15~20分の相対度数は、5/20=0.25〇
エ:20人の第1四分位数は下位10分の真ん中、下から5番目と6番目の平均。
いずれも度数が最も大きい15~20分の階級に含まれる。〇
ウ・エ
(3)
①最頻値を含む階級は15~20分ではない→ウ×
②階級値32.5分⇒30~35分の階級は3人以下→エ×
③20人の中央値は10番目と11番目の平均。
1組は20~25分の階級に中央値が含まれる。
グラフが左に寄っているアの方が中央値は小さい。
ア
大問3(整数)
(1)
4桁の自然数【xyyx】
1000x+100y+10y+x
=1001x+110y
=11(91x+10y)
91x+10yは整数だから、11(91x+10y)は11の倍数。
ア…1000、イ…100、ウ…1001、エ…110、オ…91x+10y
(2)
答案では文字を使って説明する。
もとの自然数は10a+b、位の数を入れ替えた数は10b+a
(10a+b)-(10b+a)
=9a-9b
=9(a-b)=36
a-b=4
もとの自然数である10a+bが最も大きい→十の位のaを最も大きくする。
1≦a≦9だから、a=9、b=5
最大数は95となる。
大問4(方程式)
(1)
2時間半なので基本料金の範囲内。
普通a台→600a円、子供用b台→300b円
合計が5000円以下だった。
600a+300b≦5000
(2)
5時間(延長2時間)の料金を求める。
普通:600+200×2=1000円
子供用:300+100×2=500円
予約分を含めた普通をx台、子供用をy台とする。
借りた台数の合計で等式。
x+y=16 …①
予約は1台あたり100円値引きされる。
10台の予約で1000円値引きされたから、値引きが無ければ料金の合計は11000円である。
1000x+500y=11000 ←÷500
2x+y=22 …②
②-①をするとx=6
①に代入、y=16-6=10
これは予約分を含んでいる。当日借りた分は、
普通自転車…6-4=2台
子供用自転車…10-6=4台
大問5(関数)
(1)①
A(2、4)B(0、1)
Cのx座標はA、y座標はBと同じだからC(2、1)
これをy=ax2に代入する。
1=4a
a=1/4
②
台形OCABの面積は、(1+3)×2÷2=4
(2)
A(4、16)
Cのx座標は4だから、C(4、16a)
B→Cのx座標の差が4だから、A→Dのx座標の差も4。
Dのx座標は、4+4=8
D(8、64a)
B→Aのy座標の差が15で、C→Dも同様。
64a-16a
=48a=15
a=5/16
大問6(平面図形)
(1)
△BGD∽△FGHの証明。
正三角形の内角より、∠DBG=∠HFG
対頂角より、∠BGD=∠FGH
2角相等で∽
(2)
折り返しから、FD=AD=16-5=11cm
FG=11-7=4cm
前問の相似より、相似比はBG:FG=8:4=2:1
GH=7÷2=7/2cm
HC=16-8-7/2=9/2cm
2角相等で△BGD∽△FGH∽△CEH
辺の比は⑤:⑧:⑦
CE=9/2×⑧/⑤=36/5cm
●講評●
大問1
配点率44%
(3)総和÷個数=平均点
(4)処理は2つある。
(6)a√b=√cの形に直す。斜辺が最も長い。
大問2
(2)ア:20人の総和を求めるのに時間がかかる。
左右対称で均すと中央の値になる。
大問3
(2)前問のように文字で表す。
=36で結び、aとbの差が4であるとわかる。
最大数を求めるには一の位bではなく、十の位aに着目する。
大問4
(1)延長料金は不要。
(2)予約分の台数・利益をひき、当日分をx、yに置いても解ける。
台数はx+y=6
利益は10000-(900×4+400×6)=4000
1000x+500y=4000
連立を解いてx=2、y=4
サボは値引きなしと仮定して利益の等式を立て、あとで予約分をひいた。
大問5
(2)関数の平行四辺形は頻出。C・Dの座標をaで表す。
大問6
(3)折り返しの等辺を疑う。2角相当の相似を拡張する。
2023年大分(大問6)で数値も一致する類題が出題されている。
コメント