大問1(小問集合)
(1)
7-(-2)
=7+2
=9
(2)
(4x+5)+(x-7)
=4x+5+x-7
=5x-2
(3)
8xy2×6x÷3x2y
=16y
(4)
3x-2a=8+5x
2a=-2x-8 ←÷2
a=-x-4
x=-8を代入。
a=-(-8)-4=8-4=4
(5)
x2-7x-8
=(x+1)(x-8)0
(6)
(2√2-√3)(√2+2√3)
=4+4√6-√6-6
=-2+3√6
(7)
3x2+x-5=0
解の公式より、x=(-1±√61)/6
(8)
反比例の比例定数aは積xy。
xy=-6×1=-6
y=-6/x
(9)
2x+2=-x+6
x=4/3
y=-x+6に代入。
y=-4/3+6=14/3
(4/3、14/3)
(10)
最頻値は60~61個の階級値である60.5g
(11)
AD=BD=CDから、3点A・B・CはDから等距離にある。
→Dを中心とする同一円周上に3点がある。
直径BCより、∠BAC=90°
x=180-(90+35)=55°
(12)
条件から∠ABCの二等分線は必須。
垂直二等分線は両端の点から等距離にある点の集合。
BとCから等距離(半径)に円の中心がある→BCの垂直二等分線。
これらの交点が円の中心で、最後に円を描く。
大問2(データの活用)
(2)
四分位範囲=Q3-Q1(箱の長さ)
箱が最も長いのはC組で、中央値(Q2)は16点
(3)①
範囲=最大値-最小値
最も範囲が大きいのはA組。〇
ア
②
C組38人のQ2(16点)は19番目と20番目の平均。
Q1(13点)は下位19人の真ん中の10番目。
10番目が13点、19番目が最も高くて16点。
14点以下は10人いるが、11番目が15~16点かもしれないので不明。△
ウ
③
C組のQ3は上位19人の真ん中、上から10番目が22点。
20点以上は10人以上いる。
C組よりも人数の多いA組、B組のQ3も20点以上だから10人以上いる。〇
ア
大問3(確率)
(1)
得点が6点になるのは出目の和が6か5。
●6→(1、5)(5、1)(2、4)(4、2)(3、3)
●5→(1、4)(4、1)(2、3)(3、2)
計9通り、全体は6×6=36通りだから確率は9/36=1/4
(2)
1/12=3/36
結果が3通りになればいい。
得点が3の倍数のとき、前問のように【出目の和が3の倍数+その1個手前の和】
a=3、12
場合の数が3のところに注目する。
得点が3の倍数でないとき、【出目の和+1=得点a】しかないから、
aは4+1=5、10+1=11
a=3、5、11、12
大問4(方程式)
(1)①
xは10%増→110%
yは5%減→95%
9300人は3月の子供+大人の来場者数の合計。
子供110%+大人95%=9300
110/100x+95/100y
②
300人は2月と比べて、子供+大人の来場者数の合計の差。
合計で300人増えたということは、子供の増加分が大人の減少分を上回る。
子供10%-大人5%=300人
10/100x-5/100y
(2)
x+y=9000 …①
10/100x-5/100y=300 ←約分
1/10x-1/20y=300 ←20倍
2x-y=6000 …②
①×2-②をすると、3y=12000
y=4000
①に代入、x=9000-4000=5000
2月を文字に置いたことに注意!
3月子供…5000×110/100=5500人
3月大人…4000×95/100=3800人
大問5(関数)
(1)
y=1/4x2にx=2を代入。
y=1/4×22=1
B(2、1)
(2)
x=0のとき、最小値y=0
x=-4のとき、最大値y=4
0≦y≦4
(3)
A(-4、4)→B(2、1)
右に6、下に3だから、傾きは-3/6=-1/2
切片はBから左に2、上に1移動して、1+1=2
y=-1/2x+2
(4)
直線ABとy軸との交点をC、x軸との交点をDとする。
CはABの切片→CO=2cm
傾きは-1/2→OD=2×2=4cm
●+×=90°で等角を記す。2角相等で△COD∽△CHO
CO:OD=CH:HO=①:②
△CHOの辺の比で三平方→CO=〇√5
OH=2×②/〇√5=4√5/5cm
大問6(空間図形)
(1)
△AMNと△EFHは直角二等辺→1:1:√2でMN=2√2cm、FH=4√2cm
△BMFで三平方→MF=2√5cm
MからFHに垂線をおろし、交点をIとする。
台形MFHNは左右対称の等脚台形だから、FI=(4√2-2√2)÷2=√2cm
△MFIで三平方→MI=3√2cm
台形MFHNの面積は、(2√2+4√2)×3√2÷2=18cm2
@別解@
台形MFHNの高さは四角形AEGCを切り出しても求められる。
面AEGCを対称面として立体が左右対称なので、J・KはそれぞれMN、FHの中点。
AJ=√2cm、EK=2√2cm
JからEGに垂線をひいた足をLとする。LK=2√2-√2=√2cm
△JLKで三平方→台形の高さJK=3√2cm
@別解2@
推奨できる解法かは疑問だが…。
△AMNと△BMF、△DNH、△GFHを折り返すと台形MFHNになる。
2×2÷2+2×4÷2×2+4×4÷2=18cm2
理由は等辺●、〇が一致し、∠MAN=∠MBF=∠NDH=∠FGH=90°を
すべて一か所に集めると360°になるから。
(2)
上側に延長、交点をOとする。
三角錐O―AMN∽三角錐O―EFHの相似比はAM:EF=1:2
OA=4cm
体積比は相似比の3乗→①:⑧
立体Pの体積比は⑦だから、三角錐O―AMNの体積を7倍すればいい。
2×2÷2×4÷3×⑦=56/3cm3
大問7(平面図形)
(1)
△AHB∽△AFEの証明。
弧AHに対する円周角で、∠ABH=∠AEF(×)
弧BHに対する円周角→HE//BCの錯角→弧CEに対する円周角で、
∠BAH=∠EAF(●)
2角相等で∽
(2)①
前問の等角を記しておく。
仮定と弧AEに対する円周角で、∠AHE=●
△GAHは二等辺→AG=3cm
GB=7-3=4cm
△GBEも二等辺→EG=4cm
②
ここでBC=5cmを使う。
△AGF∽△ABCより、GF=5×3/7=15/7cm
FE=4-15/7=13/7cm
△EFD∽△BCDより、FD:DC=13/7:5=13:35
●講評●
典型題が多い。
大問7個のうち、どれほど網羅できるか。途中でバテないようにしたい。
大問1
配点率38%。なるべく早く対処したい。
(4)整理してから代入する。
(11)外角定理→二等辺ABDの底角でも解けるが、3点がDから等距離にある点に気が付きたい。
大問2
判断しやすい設問が多く、形式面も親切。
(3)②Q1とQ2から丁寧に調べる。10番目は13点で固定。11~19番目は決まらない。
③いずれもQ3(上位4分の1)が20点越え。
大問3
(1)条件がやや特殊。得点が3の倍数のときは2通りある。
(2)やりづらかったと思う。
先に出目の和2~12の場合の数を整理しておく。
得点が3の倍数とそうでないときで場合分け。
大問4
オーソドックスな方程式の設問。
(1)②増減だけを抜き出す。
(2)2月で止まらないこと!
大問5
(3)までは典型題。
(4)直角三角形の頻出相似。
OHはCDを底辺としたときの高さなので、三平方でCD=2√5cm
2×4÷2√5=4√5/5cmでも出せる。
大問6
(1)こまごまとした処理はあるが、他県でも見かける。
(2)お馴染みの体積比。
大問7
(2)①最初の発想はEGを1辺とする三角形との相似を探すこと。
合同の証明と仮定から等角が多いので、これを手がかりにする。
②前問を乗り越えれば連続で正解しやすい。
コメント