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2025年度 京都府公立高校入試問題中期過去問【数学】解説

2025年京都(前期)の解説は別ページ。
問題PDF

大問1(小問集合)

(1)
11-(1/2-1)×(-2)2
=11-(-1/2)×4
=11+2
=13

(2)
(5x-1)/6-(-x+2)/12
={2(5x-1)-(-x+2)}/12
=(10x-2+x-2)/12
=(11x-4)/12

3)
(8-√8)(1+√8)
=8+8√8-√8-8
=7√8
14√2

@別解@
(8-√8)(1+√8)
√8(√8-1)(√8+1)
=2√2×(8-1)
=14√2

(4)
円周…9×2×π=18πcm
扇形は円の一部。
扇形の中心角は、360×10π/18π=200°

(5)
x=-9y-3 …①
1/3x=3y+3 …②
①を②に代入、1/3(-9y-3)=3y+3
-3y-1=3y+3
6y=-4
y=-2/3
①に代入、x=-9×(-2/3)-3=3
x=3、y=-2/3

(6)
ax2-5ax-24a ←aでくくる
=a(x2-5x-24)
=a(x+3)(x-8)

(7)

a<0は上に凸のグラフ→ウ・エ
aの絶対値が小さいほどグラフの開きは大きくなる→ウ

(8)
昇順に並べる。
【35、41、43、45、48、50、52、56、57】
四分位範囲=第3四分位数(Q3)-第1四分位数(Q1)
9人のQ3は上位4人の真ん中→上から2番目と3番目の平均で54点
Q1は下位4人の真ん中→下から2番目と3番目の平均で42点。
54-42=12点

大問2(数量変化)

(1)
情報をまとめる。
40Lの水。Aは毎分4L、Bは毎分1L排水。
A2分間…-8L→残り32L
B4分間…-4L→残り28L
AB4分間…-20L→残り8L

↑縦軸は1マス4L

(2)
(6、28)から考える。
28-15=13L排水すればいい。
ABは1分間で-5L排水するから、13÷5=2分36秒
6分後から2分36秒後の8分36秒後


大問3(確率)

(1)

割る数cで場合分け。
●c=2
(a、b)=(1、5)(4、0)(4、10)(7、5)
●c=3
(a、b)=(1、5)(4、5)(7、5)
計7通り。全体は3×3×2=18通りだから確率は7/18

(2)
ここもcで場合分けする。
●c=2
6a+9b+6が2で割り切れる場合を考える。
6aと6は偶数。bが偶数だと9bも偶数で割り切れる。
aは何でもいい。bは0か10であればOK。5だとNG。
●c=3
6a+9b+6=3(2a+3b+2)
6a+9b+6が3の倍数だから、aとbは何でもいい

まとめると、aは何でもいいのでaは考えなくてもいい
c=2のとき、b=5だけ×。c=3のとき、bは何でもいい。
cとbは全体で3×2=6通り。ダメなのは(b、c)=(5、2)の1通り。
適するのは5通りだから、確率は5/6

大問4(空間図形)

(1)

△ABCは二等辺三角形。
頂角Bから底辺ACにひいた垂線の足DはACの中点→DC=12÷2=6cm
△BCDは3:4:5の直角三角形だから、BD=
8cm

(2)

△COBの面積は、10×9÷2=45cm2
面EFGと面COBは平行→三角錐A―EFG∽△三角錐A―COB
AE:ED=②:①、DC=AD=③
相似比は、AE:AC=②:⑥=1:3
底面の△EFG:△COBの面積比は12:32=1:9なので、
△EFGの面積は、
45×1/9=5cm2

(3)

△EFG//△COB→∠FEG=∠OCB=90°
底面ABCに対して△EFG、△COBは垂直だから、
△EFGを底面としたときの三角錐B―EFGの高さはGEとBCの距離である

EからBCに垂線をひき、交点をHとする。
EHがGEとBCの距離(三角錐の高さ)にあたる。
直角と共通角より、2角相等で△BCD∽△ECH
△ECHの辺の比は3:4:5だから、EH=8×④/⑤=32/5cm


大問5(平面図形)

(1)

△ABEは直角二等辺
1:1:√2より、BE=3√2×1/√2=3cm
CE=7-3=4cm

(2)

仮定より、∠GCE=∠GCD=60÷2=30°
△BCDの内角から、∠DBC=30°
△BEFと△CEGは1:2:√3の直角三角形で∽
相似比より、FE:GE=→FG=
FG=3×1/√3×/
√3/3cm

(3)
難しい。

Iの位置が知りたい
△BCDより、DC=7÷2=3.5cm
CIは∠DCEの二等分線だから、角の二等分線の定理よりCD:CE=DI:IE=⑦:⑧

有名三角形の相似に着目する。
△BEF∽△CEG∽△CDHで、斜辺の比はFB:GC:HC=
GH=
HD=÷2=〇3.5

△GFHは内角が60°→正三角形→FH=
HEに補助線。
△BEFの面積は、3×√3÷2=3√3/2cm2
△BEF:△HEF:△DEH=BF:FH:
HD=〇3.5
△HEI:△HDI=EI:ID=
四角形EIHF=△HEF+△HIE
=3√3/2×/+3√3/2×〇3.5/×/
=√3/4+7√3/15
=43√3/60cm2

大問6(規則)

(1)

4等分する。
1番目…A1枚(計1枚)
2番目…A1枚、B3枚(計4枚)
3番目…A1枚、B3枚、A5枚(計9枚)
4番目…A1枚、B3枚、A5枚、B7枚(計16枚)
AとBは交互に奇数で、合計は平方数で増えていく

5番目のAは、(1+5+9)×4=60枚
6番目のBは、(3+7+11)×4=84枚
タイルA…60枚、タイルB…84枚

(2)
4等分したABの合計は平方数で増える。
3600÷4=900枚=30×30→30番目
n=30

30番目の奇数=30番目の偶数-1=2×30-1=59
30番目はBの59枚、29番目はAの57枚
Aの数列【1、5、9、11…57】(15個)
等差数列の和の公式から30番目のAの合計は、(1+57)×15÷2×4=1740枚


●講評●
大問1
(4)円周:弧の長さ=360°:扇形の中心角
(5)変わっている。①の右辺が3で割り切れるので、これを②に代入する。
左辺を同じ値にして、右辺同士をつなげてもいい。
(6)aでまとめた後も気を抜かないように!
大問2
(1)情報整理で決まる。
(2)6分後から13L排水する時間を求める。
大問3
(2)cが2でも3でもaは何でもいい。
何でもいいということは結果に影響しないから外すことができる。
bとcの組み合わせだけに集中する。
大問4
(3)前問で底面EFGを求めたが、三角錐の高さが平行線の距離とわかれば、
△ABC内で検証すれば足りる。3:4:5を活用したい。
大問5
(2)ここまでは取りたい。△BCDを見る。
(3)求めにくい四角形をどう扱うか。
まず気を付けなければならないのは、四角形ABCDは台形ではない!
AD//BCのようにみえるが、AE=3cm、Dと線分BCとの距離は3.5×√3/2=3.03…
微妙にAよりDの方が高い。△AFDは有名三角形ではなく、△ADEも内角がわからない。
Iは二等分線を手がかりにする。公立高校入試レベルでも角の二等分線の定理は知っておいた方が良い。
FGの長さを出したので、おそらく正三角形FGHの面積を起点に求めるのだと思うが、
サボは前問で使った有名三角形の相似に着目した。
BF:FH:HDの比がうまい具合に出るので、△BEFを起点に四角形の面積が算出できる。
大問6
(1)対称的に分割、枚数を減らして考える。最後の4倍を忘れずに。
(2)〇番目の奇数=〇番目の偶数-1
30番目はBの最後。Aの最後は29番目。
過去問でお馴染みの等差数列の和の公式を用いる。

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