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2025年度 山梨県公立高校入試問題過去問【数学】解説

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大問1(計算)

(1)
-9+7
=-2

(2)
5/8+(-1)÷4
=5/8-1/4
=3/8

(3)
2-(-3)2
=16-9
=7

(4)
6/√2+√8
=3√2+2√2
=5√2

(5)
-1/5a2×45b3÷(-ab)
=9ab2

大問2(小問集合)

(1)

毎分80mは10-x分間歩いた
速さ×時間=道のり
60x+80(10-x)…家から駅までの道のり

(2)

CDに補助線。
半円の弧に対する円周角…∠ADC=90°
弧BCに対する円周角…∠BDC=54°
x=90-54=36°

(3)

BとCから等距離にある点の集合→BCの垂直二等分線
これとACとの交点に●を記す。

(4)
反比例の比例定数aは積xy
3×(-12)÷4=-9

(5)
Aは5本中3本の確率で当たり。
Aが当たりを引く。Bは4本中2本の確率で当たり。
3/5×2/4=
3/10


大問3(データの活用・方程式)

(1)①

最小値・最大値では判別できない。
15年の第1四分位数(Q1)は下位7年の真ん中、下から4番目が17.0℃→イ・ウ×
第3四分位数(Q3)は上位7年の真ん中、上から4番目が18.0~18.5℃→エ×


2010~2024年の箱ひげ図は1995~2009年の箱ひげ図より右側にあるから。
*箱ひげ図が右に移る→全体的に気温の高いデータが多い。

(2)①
(x-6)(x-1)=36
2-7x+6=36
2-7x-30
=(x-10)(x+3)=0
x>0より、x=10

@余談@

もとの長方形から外側3cmの枠を切るとの長方形。
の長方形の縦と横の差も5cmである。
差5で積36は4×9=36だから、x=4+3×2=10



直方体の高さ3、底面の縦x-6
赤線の横は、(x+5-6)÷2=(x-1)/2
直方体の体積は、(x-6)(x-1)/2×3
=3/2(x-6)(x-1)

大問4(数量変化)

(1)①

y=-12x+360=360-12x
スイッチAは満水状態の360Lから毎分12Lを抜く。
360は満水状態のお湯の量。


スイッチAの変化の割合は-12で一定。
変化の割合=(yの増加量)÷(xの増加量)
yの増加量=(xの増加量)×(変化の割合)
=10×(-12)
=-120

(2)
スイッチB;y=-18x+360
これにx=5を代入。
-18×5+360=270L

(3)①

お湯が180Lになる→y=180
yの値が180のときのxの値の差を求める。



(↑解答をもとにグラフを作成しました)
A→C→Bと切り変えたとき、Cの変域と式を求める。

スイッチAの時間をa、スイッチBの時間をbとする。
時間で等式。
a+b+20=55
a+b=35 …①
お湯の量で等式。
12a+18b=360+6×20=480 ←÷6
2a+3b=80 …②
②-①×2をすると、b=10
①に代入、a=35-10=25

Aは25分間押される。Cは25分後から20分間→25≦x≦45
(25分ジャストで切り替えるので、25分を含む)
Aの25分後はグラフより、(25、60)を通る。
Cの傾きは6。y=6x+bに(25、60)を代入。
60=6×25+b
b=-90
y=6x-90、25≦x≦45


大問5(関数)

(1)①
y=ax2にA(2、1)を代入。
1=4a
a=1/4


グラフは原点を通過する。
x=0のとき、最小値y=0

(2)

aの絶対値が小さくなると、グラフの開きは大きくなる
グラフが△ABCと2点で交わるのは、
aの絶対値が点Bを通過するよりも大きく、点Cを通過するよりも小さい
y=ax2にB(5、1)を代入→a=1/25
C(2、3)を代入→a=3/4
1/25<a<3/4

(3)

DC=7×2÷3=14/3
Dのx座標…2-14/3=-8/3
Dのy座標はCと同じ→D(-8/3、3)

D座標をy=ax2に代入、3=64/9a
a=27/64
y=27/64x2にx=2を代入。
y=27/64×4=27/16
E(2、27/16)
D(-8/3、3) E(2、27/16)

大問6(平面図形)

(1)
△AHM∽△DMFの証明。

仮定から、∠MAH=∠FDM=90°
∠HMF=90°
∠AMH=とする。
△AHMの内角から、∠AHM=180-(90+)=90-
∠DMF=180-(90+)=90-
∠AHM=∠DMF
2角相等で∽

(2)①

FC=8-x
折り返しで、MF=FC=8-x


△DMFで三平方。
2+42=(8-x)2
2+16=64-16x+x2
16x=48
x=3

@余談@
△AHM∽△DMFより、AH=4×4/3=16/3cm
AH:HB=16/3:8/3=2:1→HはABを3等分する点の1つ。

(3)①

HPとPQを1辺とする三角形→△HPE∽△QPFに着目する。
HはABを3等分する点→HB=8÷3=8/3cm
AH=8-8/3=16/3cm
FQ=16/3-3=7/3cm

△DMFは3:4:5の直角三角形
×=90°で角度を調べていくと、△GHEも2角相等で∽
HE=⑤、EG=EB=③
HE=8/3×⑤/⑧=5/3cm
HP:PQ=HE:FQ=5/3:7/3=5:7



△MHFを調べる。
△AHM∽△DMFの相似比より、MH:FM=④:③
∠HMF=90°だから、△MHFも3:4:5の直角三角形
HF=⑤=5×⑤/③=25/3cm

MからHFに垂線をひき、足をNとする。
△MHF∽△NMFより、△NMFも3:4:5
MN=5×④/⑤=4cm
回転体は底面の半径4cm、高さ25/3cmの円錐になる。
4×4×π×25/3÷3=400/9πcm3


●講評●
大問1
配点15点。全部取ろう。
大問2
配点16点。いずれも基本問題。
大問3
(1)②箱に着目なので、箱が右側にあると書けばいい。
昨年の大問4(2)②(正答率3.6%)では度数分布多角形で類題がでている。

(2)②容積=縦×横×高さ。横が求めにくい。長さを図に記入する。
大問4
(1)②傾き=変化の割合からyの増加量を求める。抜けがないように!
(3)②Cを除いた時間とお湯の量で連立。
Cは給湯だから、お湯の量は360Lから増える。
スイッチA後の20分間がCの変域。切り替わる座標とCの傾きから式が求まる。
大問5
(2)1点で交わるB~C間で2点で交わる。
BとCは含まないから等号はつけない。
(3)△OCDの面積から何がわかるか。
C座標が判明しているので、残りの頂点であるD座標がわかる。
D座標から放物線の式→放物線上のE座標とつなぐ。
大問6
今年度は折り返し図形をよく見かける。
(2)高校受験の折り返し問題は、xで表した長さを移して三平方を使うのが王道。
(3)①どこの相似に着目すべきか見極める。HEを目指す。
3:4:5の直角三角形と折り返しでHB:HEの比が出せる。
②中にある△MHFの3:4:5をどう指摘するか。●+×=90°の等角では難しい。
(1)の相似比&∠HMF=90°から説明がつく。
直角から対辺に向けておろした垂線で分割しても3:4:5。必要な長さがすべて求まる。

 

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