スポンサーリンク

2023年度 徳島県公立高校入試問題過去問【数学】解説

平均46.0点(前年比;+3.1点)

問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)

(1)
(-4)×2
=-8

(2)
5√3-√27
=5√3-3√3
=2√3

(3)
2-14x+49
=(x-7)2=0
x=7

(4)
比例;y=ax
10=-2a
a=-5
y=-5x

(5)
y=ax2において、xの値がp→qに増加するときの変化の割合はa(p+q

1/4×(2+6)=2

(6)
6個の玉から同時に2個取り出す組み合わせ→=15通り
【赤3個・白2個・青1個】
青を選んだ場合、あとは何を選んでも異色確定→赤or白の5通り。
青を選ばなかった場合、赤と白の組み合わせ→3×2=6通り
計11通りで、確率は11/15。

@別解@
余事象から全体-同色=異色でも解ける。
1・赤2・赤3から2個取り出す組み合わせ→取らない1個を選ぶ→3通り
1・白2から2個取り出す組み合わせ→1通り
同色の組み合わせは計4通り。
異色は15-4=11通りだから、確率は11/15。

(7)
ある式を□とする。
□+(3a-5b)をしたかったが、□-(3a-5b)=-2a+4bをした。
(-2a+4b)+(3a-5b)をすると□が出て、
□+(3a-5b)をすれば正しい答えが出る。
ということは、(-2a+4b)に(3a-5b)を2回足せばいい

(-2a+4b)+2(3a-5b)
=-2a+4b+6a-10b
=4a-6b

(8)

●●〇〇=360-(120+90)=150°
●〇=150÷2=75°
x=180-75=105°

(9)
810を素因数分解する。
810=2×34×5

異なる1桁の4つの素因数に分ける。
5を2倍すると9を超えてしまう→5は確定
3の素因数が4つもある。3・32=9とバラす。
残りの3は2とくっつけて6にする。
3、5、6、9

(10)
【球の体積V=4/3πr3
円柱-球
=2×2×π×4-4/3π×23
=16π-32/3π
=16/3πcm3

大問2(関数)

(1)
x軸について線対称→上に凸のグラフに変わる。
y=-x2

(2)
y=x2にx=2を代入、A(2、4)
x=-3を代入、B(-3、9)
B(-3、9)→A(2、4)
右に5、下に5だから傾きは-1。
Aから左に2、上に2移動して、切片は4+2=6
y=-x+6

(3)

C(-3、9a)
△ABCの底辺BC=9-9a、高さは2-(-3)=5
面積は、(9-9a)×5÷2=(45-45a)/2

(4)

点D・Eを作図する。
B~E間のx座標の差が3→D~A間も同様に3
Dのx座標は、2-3=-1

BOの式;y=-3x
x=-1に代入→D(-1、3)

x座標の差を取ると、CD:DA=②:③
DとAのy座標の差③=4-3=1
CとDのy座標の差②=1×②/③=2/3
Cのy座標は、3-2/3=7/3=9a
a=7/27

大問3(データの活用)

(1)①

4月1日以降の開花は8回。


3月25~29日は、5+4+4+2+5=20回
40年間の記録だから全体は40回。割合は20/40=50%

(2)a

ア:最頻値(モード)は最もあらわれている値。図2…6日、図3…6日。×
イ:誤差0日はいずれも2回で同じ。〇
ウ:誤差10日以上は図2が5回、図3が3日。同じ40回の統計ゆえ、割合は図3が小さい。〇
エ:累積相対度数は、その階級以下の相対度数の合計。分母は一緒なので度数だけ数えればいい。
 誤差3日以内は図2…2+4+5+5=16回、図3…2+3+5+5=15回。×
イ・ウ


400℃の法則の方が誤差が小さい傾向にある理由を記述する。

四分位範囲(箱の長さ)は400℃の方が微妙に左側にズレているが、
顕著な差がみられるのは中央値である。
データの半分が誤差0回(左側)に寄る400℃の方が正確な開花日を予想できる。


大問4(方程式)

(1)a

情報を表に書き込む。
入れ替え時間が最も短いのでこれをx分とすると、出し物は4x分。
出し物は5つ、入れ替え時間はあいだの数で4つ。全体はAM10:00~PM0:00の120分。
4x×5+x×4=24x=120
x=5
出し物の時間は、4x=20

学級の出し物の時間…20分、入れ替えの時間…5分


昼休み後はPM1:00~PM3:00の120分。
グループの発表時間は、(120-40)÷10=8分

(2)a
昼休み以外の条件が変わる。ふたたび情報整理。

全体は15:20-9:40=5:40=340分
7a+48+60+3a+7b=340
10a+7b=232


前問の式にa=15を代入する。
10×15+7b=232
7b=82
b=11.7…
最大で11グループ。

大問5(空間図形)

(1)
ねじれの位置→延長しても交わらない、かつ平行でもない。
正三角錐の6辺には平行がない。ABと交わらないのはOCだけ。

辺OC

(2)
△OAD∽△BMDの証明。

正三角形の内角より、∠AOD=∠MBD
2つの三角形は同一面上にない。
OAとODの長さが出ているので、対応するBMとBDの長さを求めてみる。
BM=6÷2=3cm、BD=6-4=2cm
OA:BM=6:3=2:1
OD:BD=4:2=2:1
2辺の比とあいだの角が等しいから∽。

(3)

面OABと面OBCを展開する。
前問の∽から、対応する∠ADO=∠MDBが等しい。
対頂角が等しい→OBは直線、AMも直線である

AMを斜辺とする直角三角形をつくり、三平方からAMの長さを求める。
CBを延長、Aを通る垂線をおろして足をEとする

∠ABE=180-60×2=60°
△AEBの内角は30°―60°―90°⇒辺の比は1:2:√3の直角三角形
EB=3cm、AE=3√3cm
△AEMで三平方→AM(AD+DM)=3√7cm

(4)

立体をAから眺めると見やすい。
A―OBC(全体)とA―ODPは高さが共通。

底面積の比である△OBC:△ODPが2つの三角錐の体積比に相当する

△OBCの面積を1とすると、△ODPは2/7。
1×②/③×OP/OC=2/7
OP/OC=3/7→OP:OC=3:7
OP=6×3/7=18/7cm


大問1
ここだけで配点が40点もある。
基本なので、ここで得点を積み重ねておきたい。
(7)式を□とおいて整理すると間違いにくい。
(9)重複しない1桁の素因数に分ける。
大問2
(3)BCがy軸と平行でありがたい。
(4)差がつく。
対辺が平行であること、BOの式からD座標を出す。
y=ax2上の点はCのみ。Cのy座標からaを求める。
大問3
取りやすかった。
リード文は面白いが、読解に時間をかけ過ぎないこと。
(2)b大きく違うのはどこか。
大問4
計算は大したことないが、情報整理を2度行う。時間との闘い。
(1)午前と午後で分けられる。
(2)a午後3時20分→PM15:20に変えるといいかも。
b小数点以下を切り捨てる。
大問5
(3)前の証明が手掛かりになる。最短距離のように展開してみる。
(4)ラス問にしては方針が立てやすかった。
公立高校入試解説ページに戻る

◆menu◆ 公立高校入試…関東圏メイン。千葉だけ5教科あります。%は正答率。
国私立高校入試…数学科のみ。ハイレベルな問題をそろえてみました。
難関中算数科…中学受験の要。数学とは異次元の恐ろしさ(;´Д`)
難関中社会科…年度別。暗記だけじゃ無理な問題がいっぱい!
難関中理科…物化生地の分野別。初見の問題を現場思考でこなせるか。
難問特色検査…英国数理社の教科横断型思考問題。
センター試験…今のところ公民科だけ(^-^;ニュース記事だけじゃ解けないよ!
勉強方法の紹介…いろいろ雑記φ(・・。)
QUIZ…☆4以上はムズいよ!
noteも書いています(っ´ω`c)
入試問題を題材にした読み物や個人的なことを綴っていこうと思います。
気軽にお立ち寄り下さい(*^^*)→サボのnote
サボのツイッターはコチラ→

コメント

タイトルとURLをコピーしました