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2021年度 埼玉県公立高校入試問題過去問・学校選択【英語】解説

平均61.6点(前年比;+2.7点)

問題はコチラ→PDFファイル
*直訳にこだわってません。

大問1(リスニング)

(1)D 90.1%
A:やぁ、ビル。先週、車の博物館に行って、多くの車を見たのよ。
B:おぉ、マジ?僕は車が大好きだよ、メアリー。
 僕もそこ行きたいな。どうやって行くの?
A:駅からバスで行くのよ。だけど、私は自転車で行ったわ。
B:OK。ありがとう。
問題―メアリーはどうやって博物館に行った?
*『How』で交通手段を問う。『by bike』=自転車で
How can I get there?』=どうやってそこに行くのですか?

(2)B 95.1%
A:昨日、ハンバーガーショップへ歩いている途中でケビンを見かけたよ。
 サッカーの練習をしていた。
B:彼はバスケも上手いんだよね?
A:そうだよ。見て、あそこにケビンがいるよ。
B:おぉ。今日は犬を連れて歩いてるね。
問題―ケビンは昨日何をしていた?
*『on the way to~』=~(に行く)途中で
be good at~』=~が上手である、『over there』=あそこに、向こうに

(3)B 92.8%
A:ジュディ、新しい机をどこに置きたい?
B:窓のそばの角に置いて欲しいな。
A:えっと、ベッドのそばに置きたいの?
B:いえ、植物の近くよ。
問題―ジュディは机をどこに置きたいか?
*byのコアなイメージは近接
by the window…窓のそば→窓の近く
by 1:00PM…午後1時まで→午後1時の期限に接近していく
by bike…自転車で→自転車が自分の手元にある
受動態のbyは原因となる人物や事象に接近しているイメージ。

(4)A 95.4%
ピーターはちょうど自転車で家に帰ってきた。
彼はたいそう喉が渇いており、母に飲み物をくれるよう頼んだ。
彼の母は彼に水をやった。
問題―ピーターの母は彼に何と言う?
A:はい、どうぞ B:ありがとう
C:あなたもね  D:私に水を下さい
*何かを渡すときは『Here you are.』。
ask O to~』=Oに~を頼む。
『something to drink/eat』=飲み物/食べ物

(5)C 95.4%
エミは道を歩いている。ある女性が彼女に駅に向かう道を尋ねた。
エミもそこへ行く予定だったので、その女性を駅に連れて行こうと決めた。
問題―エミは女性に何という?
A:ごめんなさい、わかりません B:一人で行くべきです
C:一緒に行きます D:駅で乗り換えてくれませんか?
*『decide to~』=~を決める
take O to~』=Oを~に連れていく

(6)
新しいキャンディーショップ、スイートサイタマに関する話を聞き、
最も適切な答えを選びなさい。
@@
新しいキャンディーショップ、スイートサイタマが昨日、ケヤキ駅近くの商店街で開業しました。サッカーの競技場に行く途中にあります。お店では、たくさんの国のキャンディーやチョコレート、アイスクリームといったものが売られています。キャンディーで作られた花がとくに人気です。お店の従業員が練習しました。彼らは手作りで飴の花を作ることができます。午前11時から午後3時までお店の窓越しに作業を見ることができます。昨日、特別な開店イベントを始めたので、今日は大勢の人々が店を訪れています。お店で何かを買えば、プレゼントとしてチョコレートがもらえます。このイベントは明日で終わりです。お店は水曜から日曜の午前10時から午後7時まで営業しています。スイートサイタマで甘い時間を過ごしてください。

①A 94.4%
問題—新しいキャンディーショップはどこにある?
A:ケヤキ駅近くの商店街 B:サッカー競技場の中
C:ケヤキ駅のビルの中 D:花屋に行く途中

②C 81.3%
問題―特別な開店イベントは何日間行われる?
A:1日 B:2日 C:3日 D:4日
*昨日始めて明日で終わるから3日間。

③D 51.0%
問題―新しいキャンディーショップについて正しいのはどれ?
A:新しいキャンディーショップは外国の花を売っている。
B:新しいキャンディーショップは午前7時に開く。
C:新しいキャンディーショップでは特別なアイスクリームが最も人気だ。
D:新しいキャンディーショップは月曜と火曜に閉まっている。
*水曜~日曜に営業している。

(7)
ミホとロンドンからきたALTのフォードさんの会話を聞き、問題文を読みなさい。
そして、英語で答えを書きなさい。
@@
ミホ:すみません、フォードさん。学級新聞を書くにあたって質問してもよろしいでしょうか?
 私はあなたについて書こうと思っているのです。
フォード:もちろんだよ、ミホ。
ミホ:ありがとうございます。ここで英語を教えるのは楽しいですか?
フォード:ええ。生徒たちが英語で私に話しかけてくれるときが幸せです。
ミホ:私も英語であなたと話すのが楽しみです。週末は何をするのが好きですか?
フォード:バードウォッチングが大好きです。ロンドンにいた頃は、
 多くの鳥たちが私の庭に飛んできて、楽しんで観察していました。
ミホ:日本ではバードウォッチングを楽しんでいますか?
フォード:はい。家の近くの湖によくバードウォッチングをしにいきます。
 たくさんの種類の鳥たちがいます。いつもそこでたくさんの写真を撮ります。
 とても面白いです。
ミホ:それは面白そうですね。ところで、中学生のときは何になりたかったのですか?
フォード:えっと、そのときは医者になりたかったです。
 だけど、高校生のときに素晴らしい先生がいたので、彼のような教師になりたかったです。
ミホ:おお、そうだったのですか?大変ありがとうございます。良い話が書けます。

①He is happy when students (talk to him) in English. 64.5%(一部正答11.5%)
問題―フォードさんが幸せなのはいつ?

②He goes to the (lake near his) house. 65.8%(一部正答10.9%)
問題―フォードさんが日本でバードウォッチングをよく楽しむのはどこ?
*ロンドンではなく、日本の話。

③He wanted to be (a doctor). 67.8%(一部正答12.5%)
問題―フォードさんが中学生のとき、なりたかったのは何?

大問2(対話文)

【1】
日本にいるハルカは、タブレットでイギリスにいるフィルとビデオ通話をしている。
フィル:やあ、ハルカ。今日は何してるの?
ハルカ:はい、フィル。今日は雨が降ってるから読書してるわ。あなたの町の天気は?
フィル:今日は晴れさ。ハルカ、僕は日本について興味深いことを知ったよ。
 家の玄関についてのことだよ。
ハルカ:何を知ったの?
フィル:見せるから、ちょっと待って。僕んちの玄関に行くね。
 玄関のドアを見てください。僕がドアを開けて閉めるよ。何が違うかな?
ハルカ:靴箱がないわ。
フィル:えっと、正しいんだけど、そこじゃないんだ。
ハルカ:あ、わかった!あなたのドアは家の内側に開いているね。
 私んちの玄関のドアは外側に開くわ。
フィル:その通り。僕の父は以前、たくさんの国に行ったことがあるんだ
 だから、そのことについて聞いてみたんだ。
 他の国では内側に開く玄関のドアがたいてい多いと言ってたよ。
ハルカ:本当?日本では外側に開く玄関ドアが多いと思うわ。だけど、なぜ外側に開くのかしら?

(1)has been to 81.9%(一部正答2.0%)
*「行ったことがあります」→現在完了の経験用法。
have been to-』=~に行ったことがある(経験)
have gone to-』=~に行ってしまった(完了)
@@
高校レベルでは『have been to~』=~に行ってきたところだ(完了)も習う。

【2】
学校でハルカがALTのベルと話している。
ハルカ:ベルさん、なぜ日本の玄関のドアは家の外側に開くのでしょうか?
ベル:いくつか理由があるかもしれませんね。その1つが靴です。
ハルカ:靴?
ベル:君は家の中で靴を履かないから、玄関に靴を置くよね。
ハルカ:あぁ、そっか!もし玄関のドアが家の外側に開いたら、ドアが靴にあたらないわ。
 だから、外に開く玄関ドアが日本の家にピッタリなんですね。
ベル:その通り。
ハルカ:興味深いです。そのような他の例ってありますか?
ベル:うーん、多くの日本人は年末に家中を掃除するよね。
 だけど、春に掃除をする国もあるんだよ。
ハルカ:なぜ春なのかしら?
ベル:それについて調べてみて、来週の英語の授業でスピーチしたらどうかな?
ハルカ:面白そう。ありがとうございました。

(2)例;ドアが靴に当たらないから。 85.5%(一部正答5.9%)
*『the door will not hit the shoes』の部分。
なんとなく想像できてしまう。

【3】
ハルカは英語の授業でクラスメートにスピーチをしている。

 家中を掃除するのはいつですか?ほとんどの人は12月にするでしょう。しかし、春に掃除をする国もあります。なぜ、彼らは春にするのでしょう?
 昔、ある北国では多くの家に暖炉がありました。その国の冬はとても寒いのです。ですから、人々は木を燃やして暖をとりました。厳しい冬のあと、家の暖炉から大量のススが出ました。だから、彼らは春に家を掃除しなくてはなりませんでした。これは「spring cleaning」と呼ばれます。現在、その国々では多くの人たちの家に他の暖房装置があるので、冬に暖炉を使う必要はありません。春に家を掃除しなくてもいいのですが、この習慣はいまだに残っています。
 人が違うと生活様式も違います。これは、他の文化を理解するために覚えておくべき重要なことだと思います。

(3)ウ 96.1%
* 他の暖房装置が設置されたことで、暖炉が使われなくなった。
ア:大勢の人々がその国々を訪れる
イ:スキーを楽しめる
ウ:暖炉を使う必要がない
エ:彼らのほとんどが、より多くの木を燃やす

(4)例;Different people have different ways of living. 22.0%!(一部正答57.6%)
*「ハルカが他の文化を理解するためにクラスメートに覚えていて欲しいことは何か?」
最後の段落1文目にある。人が違えば生活様式も違うこと。
want O to~』=Oに~して欲しい
より丁寧に書くと、公式解答のように『She wants them to remember that~』がつく。

【4】
放課後、ハルカがベルさんと話している。
ハルカ:異文化を学ぶのはとても面白いです。
ベル:将来、外国で勉強してみたらどうかな?
ハルカ:実は、よくそのことを考えています。
ベル:どんな国に行きたいのかな?
ハルカ:興味がある国がいくつかあるのですが、まだ決めていません。
 数日前に留学に関する情報を探していました。とても興味深いグラフを見つけました。
 ヨーロッパ、アジア、北米のうち、日本人の留学生が最も多い場所はどれでしょう?
ベル:北米かな?
ハルカ:北米には多くの日本人留学生がいますが、最多ではありません。
ベル:じゃあ、ヨーロッパかな?
ハルカ:えっと、北米の方がヨーロッパより日本の学生が多いです
 実際、最も日本人の学生が多いのはアジア諸国なのです。
ベル:おお、本当ですか?知らなかったな。
ハルカ:多くのことを学んで留学する理由を考えてから、どの国にするか決めます。
ベル:良い考えだね。頑張って。
ハルカ:最近よくイギリスの友人と電話します。彼の国の文化を私にたくさん教えてくれるのですが、
 海外の文化を学ぶ最善の方法は、外国を訪れることですよね。

(5)Well,〔 North America has more students from Japan than Europe 〕has.
26.6%(一部正答4.6%)
*比較級moreが見えるので、North AmericaとEuropeを比較する。
アメリカの方が多く、否定文ではないから主語はNorth America。動詞はhas。
目的語がmore students from Japan。
Europe以下で「students from Japan」が省略されている、

(6)①イ 90.1%
*フィルがハルカにして欲しいこと。
ア:雨の日はタブレットでもっと自分と通話して欲しい
イ:彼の家の玄関ドアが内側に開くことを知って欲しい
ウ:彼は靴箱を持たないことを知って欲しい
エ:彼の父が外国で買ってきた靴なので、よく見て欲しい
『often』は後ろに置くこともできる。

②エ 70.1%
*ハルカが言うこと。
ア:掃除をするには、すべての季節の中で冬がベストである。
イ:英語を学ぶために将来、留学することに興味を抱いている。
ウ:生活様式が変化すると、人々は「spring cleaning」をするのを止める。
エ:外国で勉強する理由について考えたあとで、勉強をする国を選ぶ。
be interested in~』=~に興味がある。名詞(動名詞)がつづく。
『she will choose a country (to study in)』
to study in がa countyを修飾する。このto不定詞は形容詞的用法。

(7)how to make 73.7%(一部正答3.3%)
*ハルカ:ベルさん、質問があります。今、お話できますか?
ベル:もちろん、何を知りたいんだい?
ハルカ:外国の友人をもっと作るにはどんな方法があるか教えてくれませんか?
ベル:いろんな方法があると思うよ。例えば、多くの国際的なイベントに参加することもできるし、
 イギリスの友人に頼んで、あなたのことを彼の友達に紹介してもらうこともできるよ。
ハルカ:わかりました!ありがとございます。
Can you tell me-?』=~を教えてくれませんか?
後ろに「many ways」があるので、方法を尋ねている。
その次には、外国の友人を作るための具体例が紹介されている。
take part in~』=~に参加する

大問3(長文読解)

 私は水族館に行くのが好きだ。たくさんの水族館を訪れて、いろんな種類の海の動物を見た。水槽にはいつも色彩豊かな魚たちにあふれている。水族館で魚を見ると私はいつも幸せだ。
 最後の夏、私は家族と一緒に水族館に行った。いつもしているように魚たちを見て、楽しい時間を過ごした。大きな水槽の角で2匹の面白い魚を見つけた。1匹は灰色で、私のテニスラケットほどの大きさであった。大きな口を開いていた。もう1匹は青色で、体に沿って黒い線が走っていた。長さは約10cmだった。大きな魚の頭の周囲を泳いでいた。私は小さい魚が気がかりであった。大きな魚が小魚を食べるのは容易いだろう。しかし、小魚は気にしていないと思った。実際、小魚は大きい魚の口の中へ泳ぐことさえ恐れていないように見えた。口の中に入ったらすぐに口の外へ素早く出てきた。これを見て私は驚いた。水族館の従業員を探して、質問をした。私はこう聞いた。「小さい魚が大きい魚の周りを泳ぐのは大丈夫なのですか?大きい魚が小さい魚を食べるかもしれません」彼女が言う。「大丈夫ですよ。その小さい魚はホンソメワケベラです。他の魚についている寄生虫や患部を食べるので、掃除魚(そうじうお)とよばれています。この小さな掃除魚が大きな魚の健康を維持するのです。大きな魚はこれを知っており、掃除魚を食べません」私が言う。「掃除魚は初めて聞きました。とても興味深い関係ですね。大変ありがとうございました」
 それを見たあと、私は水族館で2匹の海の動物における別の興味深い関係を見つけた。他の水槽には黄色い魚がいた。それが地面の穴から出てきて、エビの後ろについていった。私は水槽の近くの壁にあった説明書きを読んだ。その魚はハゼの仲間だと知った。エビが穴を掘っていて、ハゼはただエビの近くにいるだけだった。一緒にいるところをみると大変面白かった。そして、エビとハゼは再び穴の中に入った。私は彼らが仲の良い友人に思えた。なぜ、彼らは一緒にいるのだろうか?この関係性をもっと細かく知りたかったので、インターネットを使って調べてみた。
 そのような関係を相利共生ということを知った。このような関係においては、2種類以上の動物たちが互いに食料や安全な場所を与え合い、世話をしあうことがある。これは、何らかの点でその関係性から双方が利益を得ていることを意味する。ホンソメワケベラと大きな魚の関係では、大きな魚は掃除魚に綺麗にしてもらっている。大きな魚にとっては有益だ。この関係は掃除魚にも有益である。大きな魚は掃除魚の力を借りるので、掃除魚は大きな魚の周りを泳ぐだけで容易にエサを得られる。両者は相手方から利益を得ている。
 では、ハゼとエビとの関係はどうなのか?2匹とも海底の穴の中で一緒に暮らしている。穴が彼らの住処(すみか)なのだ。エビは穴を掘るのがとても上手だが、目が良くなくて上手に泳げない。これに対して、ハゼの目はよく見える。素早く泳げるが、あまり遠くまでは泳げない。彼らにはそれぞれ長所と短所があるので、安全でいられるようお互いをサポートする。エビはときどき住処の修理をしなくてはならない。エビが外に出るとき、ハゼも外に出る。エビは常にハゼの近くにおり、ハゼからサインをもらうためにハゼの体にくっついている。ハゼは注意深く辺りを見回す。ハゼが危険な動物を察知するとすぐにエビにサインを送る。エビがサインを受け取ると、彼らを食べようとする動物が近づいていることをエビも知る。2匹はすばやく住処の中に入る。ハゼの助けでエビは安全にいられて、ハゼはエビがつくる住処に身を潜めることができる。
 自然界では、ある動物は食べ、ある動物は食べられる。海の動物たちの世界で他の関係があるとは考えたことがなかった。しかし、互いに助け合って共に暮らしている異なる種類の動物たちもいる。水族館で海の動物たちを見て、私はこのことを学んだ。海の動物についてもっと詳しく知りたいと思った。海の多様性に関する学習を楽しみにしている。

Photo by (c)Tomo.Yunより、ホンソメワケベラ。
鮮やかなボディーをしています。掃除魚の代表格だそうです。

(1)Actually,〔 it didn’t even look afraid of swimming into〕 the large fish’s mouth.
29.9%!(一部正答1.6%)
*小さな魚が大きな魚の近くを泳いでいて、食べられるかどうか心配であったが、
実際は、小さな魚は平気そうであったという流れ。
be afraid of~』=~を恐れる。
beの部分をlookにすると、「~を恐れているように見える」。
of以下は名詞(動名詞)がつづくのでswimming。
intoでつなげると「大きな魚の口の中に向かって泳ぐ」。
主語はitで、前文のthe small fishを指す。
副詞のevenは「~でさえ、すら」という意味。
ここでは「~さえ見えた」とlookを強調するので、lookの手前に置く。

(2)①ア 80.9%
*ホンソメワケベラからエビ・ハゼの話に変わる段落の1文目。
「After watching them」のthemがホンソメと大きな魚。
エビ・ハゼの関係が『another interesting relationship~』にあたる。

②カ 41.8%
*『相利共生』という新しいワードが紹介された後の文。
②のうしろでは、「何らかの点でお互いがその関係から利益を得ることを意味する」。
相利共生とはどういう関係か、benefitの具体的な中身を述べた一文を埋める。
『In relationships like these』が相利共生。助動詞mayだが、訳文では可能性で訳した。

③ウ 53.0%
*エビは穴掘りが上手なgood point、視力や泳ぎの不得意なbad points、
ハゼは視力の良さや素早い遊泳力がgood points、あまり遠くまでは泳げないのがbad point。
うしろの文では、エビ=穴掘り役、ハゼ=見張り役の役割分担をしており、
互いのgood pointsを活かして支え合う関係性が述べられている。

@誤答の訳@
イ:この関係では、一方が他方から何かを得るが、他方は何も得ない。
エ:その後、2匹の魚の別の関係性が見つかり、多くの科学者を驚かせた。
オ:これらの関係において、ある動物が安全に暮らすためには、
強い方の動物の後ろに絶えずついていなければならない。

(3)A:trying 20.7%!(一部正答2.6%)
*『When the shrimp gets this sign, it also knows that an animal ( A ) to eat them is coming.』
エビがこのサインを得ると、エビも(that以下)を知る。
that節の主語は『an animal ( A ) to them』=彼ら(エビハゼ)を食べようとする
try to~』=~を試みる
現在分詞tryingにしてan animalを後置修飾。
エビが住処を修理している間、目の良いハゼが天敵がこないか見張っている。

B:made 46.7%(一部正答1.0%)
*『The shrimp can stay safe with the goby’s help,
and the goby can hide itself in the house ( B ) by the shrimp.』
エビはハゼの助けによって安全でいられる。
そして、ハゼはエビによって(B)住処に身を隠せる。
過去分詞madeでthe houseを後置修飾。エビがお家の製作・修理担当。

(4)互いに助け合って共に暮らしている異なる種類の動物たちもいること。
49.7%(一部正答30.3%)
*前文を訳して「~こと」で結べばいい。
『But some different kinds of animals live together by helping each other.』
手段のby。お互いが助け合うことで。
someの訳だが、「いくつかの動物は~一緒に住んでいる」より、
「~一緒に住んでいる動物がいる」と訳した方が日本語っぽいと思う。

(5)Because it can get food easily just by swimming around the large fish.
12.5%!(一部正答10.9%)
*『なぜ、大きな魚との関係がホンソメワケベラにとって良いのか?』
質問文の和約に注意!
平叙文は「The relationship with the large fish is good for the ホンソメワケベラ」。
⇒大きな魚との関係は、ホンソメワケベラにとって有益である。
whyで有益の理由を尋ねるから、問われているのはホンソメにとっての利益。
大きな魚にとっての利益(お掃除してもらう)ではない。

4段落目。『This relationship is also good for the cleaner fish.』の次。
『The large fish goes to the cleaner fish for help, so the cleaner fish can get food easily just by swimming around the large fish.』

(6)
トモコが水族館を訪れたとき、彼女は異種の動物間で2つの興味深い関係を見つけた。1つは小さい魚と大きい魚の関係だ。小さい魚が大きい魚の近くを泳ぐのは危険だろうが、大きい魚は小さい魚が助けてくれているのを知っているので、小さな魚は安全だ。もう1つはハゼとエビの関係だ。ハゼは目が良い。速く泳げるが、遠くまでは泳げない。危険な動物がいないか注意深く周りを見る。エビはよく見えず、泳げないが、穴を掘るのが得意である。2匹の動物は互いに助け合う。この関係を相利共生という。

①was safe 17.1%!(一部正答12.5%)
*小さな魚が大きな魚に食われることはない⇒小さな魚は安全である。
文中ではトモコが水族館の従業員に質問したときのセリフや、
エビがハゼのサインを受けて安全にいられる(5段落目最後)にsafeが登場している。
時制は過去にすること。

②fast swimmer 6.6%!!(一部正答1.6%)
*『On the other hand, the goby can see well. It can swim fast, but it cannot swim very far.』
下線部を「It(the goby)is a(  )(  ).」に変換する。
速く泳げる⇒速く泳げるもの
意味さえつかめれば、文法問題としては頻出の形式。

③to find 20.1%!(一部正答0.7%)
*『As soon as the goby finds a dangerous animal, it gives a sign to the shrimp.』
⇒「It(the goby) looks around carefully to find any dangerous animals.」
副詞的用法のto不定詞(~のために)を使って、周囲を見張る目的を述べている。

大問4(自由英作文)

11.8%!(一部正答81.9%)
多くの人々は、自然のなかでいろんな活動をするのは良いことだと考えている。だから、多くの団体が子供たちに自然の中で時間を過ごす機会をつくっている。たとえば、学校ではたくさんのアウトドアイベントを開いて、山や川、湖、海といった場所に子供たちを連れて行く。博物館や他の公共施設でも自然観察や農業体験の授業といったイベントを行っている。小学生はもっと自然のなかで過ごすべきだという意見がある。これについてあなたはどう思うか?

例)I think so too. Children can learn many things in nature. For example, when they have a camp, they build a tent with their friends. Also, they can learn how to make a fire and cook rice outside. This is an important experience that cannot be done in a classroom.(50語)
『私もそう思う。子供たちは自然のなかでたくさんのことを学べる。例えば、キャンプをするとき、友達と一緒にテントを設営する。また、
火を起こしたり、外で米を炊く方法を学ぶことができる。これは教室ではできない大切な経験だ』
*
賛否いずれでもよいが、賛成のほうが書きやすいと思う。
自然のなかで学べることがたくさんある。それは教室の座学ではなしえないもの。
アウトドアの具体例を1つ挙げて、内容を膨らませるという流れがいいかな?


大問1
全体的に正答率が高い。
(6)③じゃない方が選択肢にくる問題は多い。
(7)文法を大切に。
大問2
(4)正答率低いが、「She wants them to remember that~」つけなきゃダメなのか?(‘Д’)
wantの中身が書かれてあれば良いと思うのだが。
(5)最後のhasで悩むか。重複する部分は省略される。
(6)内容理解は正答率が高い。あとは後半戦に備え、
時間を確保できるようにしたい。
大問3
公立入試では難易度の高い長文。
(1)動詞を先に決定。of以下が動名詞。evenの位置に注意。
「~でないとさえ見えた」⇒lookにevenがかかる。
(2)6択もあるので、先に明らかな誤答をつぶしておくと良い。
(3)①try to~の訳し方に慣れよう。~を試みる=~しようとする
(4)someはしょっちゅう出てくる。「~というのもいる」

(5
)大きな魚にとっての有益ではない!4段落の最後から2文目。
(6)残りの時間の兼ね合いもあるが、設問もやや難しい。
該当する部分をピンポイントで探さなくてはならない。
大問4
設問形式は英検2級のライティングレベル。
易しくはないが配点が10点もあり、40語未満でも採点の対象になる。
内容や構成もみられるが、それほど厳密ではない。
ありきたりな内容でも大丈夫なので何か書こう。
以下、学力検査結果より。

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