2025年大阪A問題、2025年大阪C問題の解説は別ページ。
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大問1(計算)
(1)
6×(-1)-32
=-6-9
=-15
(2)
4(5a+2b)-7(2a+b)
=20a+8b-14a-7b
=6a+b
(3)
24x2÷3xy×(-1/2y2)
=-4xy
(4)
x(x+10)-(x+3)(x-1)
=x2+10x-x2-2x+3
=8x+3
(5)
(2√7+√2)(2√7-√2)
=(2√7)2-(√2)2
=28-2
=26
大問2(小問集合)
(1)
a2-3b
=42-3×(-5)
=16+15
=31
(2)
x2+x-42
=(x+7)(x-6)=0
x=-7、6
(3)
3<√n<3√2 ←2乗
9<n<18
自然数nは10~17の8個。
(4)
y=ax2においてxの値がp→qに増加するときの変化の割合はa(p+q)
(-1+5)a
=4a=16
a=4
(5)
ねじれの位置…延長しても交わらない、かつ平行でもない。
同一平面上にない関係を指す。
頂点A・Bと交わる辺(AD・AC・BC)を除外する。
ABとFEは一致するので、F・Eと交わる辺(DF・DE・CE)も除外。
正四面体の辺に平行はない→ABとネジレにあるのは辺CD。
ア
(6)
●2a+b=5
(a、b)=(1、3)(2、1)
●2a+b=10
(a、b)=(2、6)(3、4)(4、2)
●2a+b=15
(a、b)=(5、5)(6、3)
最大は2×6+6=18なのでもうない。
計7通り。全体は6×6=36通りだから確率は7/36
(7)
x以外のデータを昇順に並べる。
9人の中央値(Q2)である8は5番目の値。
1~4番目は〔3・4・4・5〕で確定。
第1四分位数(Q1)は下位4人の真ん中→下から2番目と3番目の平均で4
四分位範囲=Q3-Q1=6
第3四分位数(Q3)は4+6=10
上から2番目と3番目の平均が10なので、x=11
(8)
答案では途中式を含めた求め方も説明する。
y=-1/3x+2にy=1を代入→A(3、1)
x=-2を代入→B(-2、8/3)C(-2、4a)
△ABCの底辺BC…8/3-4a
高さ…3-(-2)=5
(8/3-4a)×5÷2=15
8/3-4a=6
a=-5/6
大問3(一次関数)
(1)①
Fはxが1増えると、yは120増える。
ア=260+120=380
イ=380+120×3=740
ア…380、イ…740
②
120ずつ増えるから、y=120x+b
(x、y)=(2、140)を代入。
140=120×2+b
b=-100
y=120x-100
③
y=120x-100にy=1580を代入。
1580=120x-100
x=14
(2)
杭の本数の合計で等式。
s+t=38 …①
Gの張り方も式で表す。
150cmずつ長くなる→y=150x+bに(x、y)=(2、170)を代入。
170=150×2+b
b=-130
y=150x-130
Fのs本の杭とGのt本の杭でロープの長さが同じになったので、
y=120s-100
y=150t-130
↑yの値が等しくなる。
120s-100=150t-130
120s-150t=-30 ←÷30
4s-5t=-1 …②
①×4-②をすると、9t=153
t=17
①に代入、s=38-17=21
s…21、t…17
@別解@
最初の杭1本を除いてFは120cm、Gは150cmずつ伸びていく。
最終的にロープの長さが同じになったということは、
最小公倍数の600cmごとの固まりでちょうどフィニッシュする。
1つの固まりはFが5本、Gが4本、計9本ずつ杭を打っていく。
4つの固まりで合計9×4=36本、最初の1本ずつを足して38本。
s=5×4+1=21
t=38-21=17
大問4(図形)
(1)
△EAC∽△CDBの証明。
半円の弧に対する円周角と仮定より、∠EAC=∠CDB=90°
弧ACに対する円周角と二等辺ABCの底角より、∠AEC=∠DCB
2角相等で∽
(2)①
AB=AC=7cm
△ABDで三平方→BD=2√6cm
②
AB=7cm
AFの長さを求めるにはAF:FBがわかればいい。
しかし、AFを1辺とする三角形の相似が求めにくい…。
EBに補助線。
△EACと△EBCは底辺がECで共通なので、
高さの比であるAF:FBが△EAC:△EBCの面積比にあたる。
面積比を調べる。
(1)の相似から、△EAC:△CDB=AC2:DB2
=72:(2√6)2=49:24
BDとECの交点をGとする。
∠EAD=∠GDC=90°で同位角が等しい→EA//GD
△EAC∽△GDCより、△EAC:△GDC=AC2:DC2=49:4
△GBC=24-4=20
EA//GDより、△EBG:△GBC=EG:GC=AD:DC=5:2
△EBC=20×7/2=70
AF:FB=△EAC:△EBC=49:70=⑦:⑩
AF=7×⑦/⑰=49/17cm
(3)
底面の四角形BCDEは長方形。
∠BCD=90°→面ABC⊥DC→AC⊥DC→∠ACD=90°
∠BED=90°→面ABE⊥DE→AE⊥DE→∠AED=90°
∠ADCと∠ADEは上から見るとわかりやすい。
ADとCD、ADとEDは垂直ではない。
ア・エ
(4)①
△ABEは3:4:5の直角三角形→AE=5cm
平行線から、AF:FE=AG:GD=AH:HC=②:③
△HCB=△ACB×③/⑤=5×3÷2×③/⑤=9/2cm2
②
△AHB=9/2×②/③=3cm2
これを底面とする断頭三角柱で体積を求める。
△AHG∽△ACDより、HG=4×②/⑤=8/5cm
高さはA、HG、BEの平均だから、
求積すべき立体の体積は3×(0+8/5+4)÷3=28/5cm3
●講評●
大問1
配点15点。完答したい。
大問2
できるかぎり点を積み重ねたい。
(5)ネジレでない辺を消していくのが確実。
(6)係数が2であるaを基準に調べていくといい。
(7)中央値8から下位グループが確定。
四分位範囲からQ1→Q3につなぐ。
(8)各座標を調べ、△ABCの面積で等式。
大問3
(1)A問題と共通。
(2)前問のFを真似てGも式で表す。
使ったロープの長さyの値が等しいことから等式で結べる。
連立より規則で解いた方が処理しやすい。
大問4
(2)②AFを1辺とする三角形の相似でも解けるが、
知りたいAF:FBを何かに置き換えられないかという発想にもっていく。
前問の相似から面積比を調べていく。△GDCを経由してECの左側へ。
平行線から5:2を移すと、ECを挟んだ左右の三角形の面積比が求まる。
2025大阪C問題でも面積比→高さの比の流れを意識した設問が出題された。
(3)面と線分の関係性を正確に捉える。
(4)①大阪は平行をつたって比を移す設問をときどき出している。
2024大阪C大問3(1)③、2021大阪B大問4(3)②
②Cで馴染みのある断頭三角柱がBに降りてきた:;(∩´_`∩);:
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