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2024年度 福島県公立高校入試問題過去問【数学】解説

平均23.9点(前年比;+1.5点)

問題はコチラ→PDFファイル

大問1(計算)

(1)① 98.4%
-5+9
=4

② 94.2%
2/5÷(-8/15)
=-3/4

③ 93.3%
7x-3y+2x+y
=9x-2y

④ 80.4%(部分正答2.2%)
3√6×√3 ←√6=√3×√2
=9√2

(2) 66.4%(部分正答0.2%)
(x+y-1)(x+y+1) ←x+y=Aとする
=(A-1)(A+1)
=A2-1 ←A=x+yに戻す
=(x+y)2-1
=x2+2xy+y2-1

大問2(小問集合)

(1) 90.6%
黒ペン…5a円、赤ペン…2b円
合計の代金が1020円だから、5a+2b=1020

(2) 48.5%(部分正答0.5%)
y=5x+2の変化の割合は5
xの増加量は4-1=3、変化の割合=yの増加量÷xの増加量だから、
yの増加量=xの増加量×変化の割合=3×5=15

(3) 58.3%

半径から△OBCは二等辺。
∠BOC=180-48×2=84°
xは弧BCの円周角であり、円周角は中心角の半分だから、
x=84÷2=42°

(4) 63.5%
9個の中央値は5番目。
第3四分位数は上位4個の真ん中、上から2番目と3番目の平均値。
118と122の平均である120個。

(5) 62.3%(部分正答1.3%)

半径と接線は直交する。
点Pを通る半直線OPの垂線を作図する。


大問3(確率・整数)

(1)① 66.8%

さいころの出目は1~6、止まる場所も6ヵ所。
Pがどこかに止まると、Qがそこに止まる出目は1つしかない。
(P3ならQ3、P5ならQ1)
対応する数がでる確率は
1/6。

② 18.1%!

Aを頂点とする二等辺三角形は上図の4パターン。(正三角形は特別な二等辺三角形
残り2つの頂点がP・Qいずれかで4×2=8通り
全体は6×6=36通りだから、確率は8/36=2/9

(2)① 79.5%
タイルの枚数は平方数。
23番目は232=529枚

② 19.8%!(部分正答9.7%)
新たに必要なタイルの枚数は、1辺nの正方形から1辺n-1の正方形をひけばいい。
2-(n-1)2
=n2-n2+2n-1
=2n-1
nは2以上の整数だから、2n-1は奇数。
よって、新たに必要なタイルの枚数は奇数である。

@余談@

連続する奇数の和は平方数である。
7は4番目の奇数→1+3+5+7=4×4=16

大問4(方程式)

35.0(部分正答35.0%)
答案では求める過程も記述する。
水を移す前のAをx、Bをyとする。
x+y=820 …①

A→Cは1/4xなので、水を移した後のAは3/4xである
Cの量で等式。
1/4x+1/3y=3/4x-60 ←両辺12倍して整理
6x-4y=720 ←÷2
3x-2y=360 …②
①×2+②をすると、5x=2000
x=400
①に代入、y=820-400=420

A…400mL、B…420mL

大問5(平面図形)

15.6%!(部分正答20.2%)
EI=BIの証明。

EIとBIが対応する合同な三角形をみつける。
CIに補助線
共通辺CI、合同の長方形(仮定)から、∠CEI=∠CBI、CE=CB
斜辺と他の1辺が等しい直角三角形より、△CIE≡△CIB
対応する辺は等しいから、EI=BI


大問6(関数)

(1) 77.5%
y=1/4x2にx=-2を代入。
y=1/4×(-2)2=1

(2) 57.0%
A(-2、1)→B(6、9)
右に8、上に8だから、傾きは8/8=1
Aから右に2、上に2移動して、切片は1+2=3
y=x+3

(3) 8.2%!!(部分正答0.7%)

P(t、1/4t2)Q(t、t+3)
QP=PRよりQのy座標はPの2倍なので、
1/4t2×2=1/2t2

Qのy座標で等式。
1/2t2=t+3 ←2倍して整理
2-2t-6=0
解の公式より、t=1±√7
0<t<6だから、t=1+√7
(*√4<√7<√9→√7の整数部分は2である)

大問7(空間図形)

(1) 76.2%
△DEFは辺の比が3:4:5の直角三角形→EF=6cm

(2)① 25.8%!

PR//AC、QS//DF→面PRSQと面ACFDは平行。
PQ=AD=3√2cm
△QES∽△DEFより、QS=8×②/③=16/3cm
四角形PRSQ(長方形)の面積は、3√2×16/3=16√2cm2

② 3.4%!!

底面積は四角形PRSQ=16√2cm2
四角錘T―PRSQ
の高ささえわかればいい。

(1)よりEF=6cmでES:SF=2:1だから、SF=2cm
△ACT∽△SQTより、Tと面PRSQとの距離は2×②/⑤=4/5cm
四角錘の体積は、16√2×4/5÷3=64√2/15cm3


際どい難問はなかった。
大問1
基礎的な計算問題。
(2)答えを因数分解できるようにもしておきたい。
大問2
典型問題ゆえ全問正解を狙いたい。
大問3
(1)②Pの位置ではなく、先に二等辺三角形の形を決めてしまう。
PとQは正六角形のどの頂点にも1通りでこれる。
Aを除いた残りの二等辺の頂点でP←→Qをひっくり返せば2通りずつある。
(2)②大きい正方形から小さい正方形をひけばいい。
大問4
移した後のAをxにしないこと!3/4xに減る。
大問5
2つの線分が対応するような合同図形をつくる。
ツボをおさえていれば正解しやすい。
大問6
(3)QP・PRの長さをそれぞれ出してもいい。
大問7
(2)②発想より技術系だった。誘導が効いている。
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