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2024年度 奈良県公立高校入試問題過去問【数学】解説

問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)

(1)①
-3-(-7)
=-3+7
=4


3(2x-1)+x-4
=6x-3+x-4
=7x-7


10xy2÷
5y×2x
=4x2


(x+4)(x-4)-(x-3)2
=x2-16-x2+6x-9
=6x-25

(2)
2+x-5=0
解の公式を適用して、x=(-1±√21)/2

(3)
鉛筆…3x円、ノート…5y円
この和が500円より大きいから、3x+5y>500

(4)
反比例はxとyの積が比例定数aで一定。
-6×4÷3=-8

(5)
全体は6×6=36通り。
結果はA>B、A<B、A=Bの3通りある。
A=Bはゾロ目→(1、1)~(6、6
)の6通り
残りは、36-6=30通り
A>B、A<Bは(5、2)(2、5)のように対称的に同数ずつある
A>Bは30÷2=15通り
確率は15/36=5/12

(6)

二等辺ABCを縦に割ると3:4:5の直角三角形。
回転体は底面が半径4cmの円、高さの合計が6cmの円錐になる。
4×4×π×6÷3=32πcm3

(7)

①∠AP=∠CP→∠ABCの二等分線。
②BP⊥CP→BPとCPはPで直交する
Pは①の線上のどこかにあるので、Cを通る垂線との交点がPになる。
@@
BCの垂直二等分線→直径をBCとする円周を描き、①との交点をPとしてもいい。
直径に対する円周角が90°なので、∠BPC=90°になる。

(8)①
1組は36人、2組は37人。

ア:範囲=最大値-最小値。ヒゲ~ヒゲの長さは1組の方が大きい。×
イ:1組の第1四分位数(Q1)は5冊。〇
ウ:37人に中央値(Q2)は19番目の値。
第3四分位数は上位18人の真ん中、上から9番目と10番目の平均。
これが13.5冊ということは10番目が13冊、9番目が14冊→9人は14冊以上

エ:2組の10番目は13冊だった。
1組のQ3(9番目と10番目の平均)は12冊・14冊でも平均は13冊になるので不明。×
イ・ウ


全校生徒240人を母集団とするので、240人からランダムに選ばなければならない。
“1組”の属性を作為的に抽出している点が誤り。
『全校生徒240人から無作為に標本を抽出していないから』


大問2(総合問題)

(1)①

中心を3つ結ぶと1辺2cmの正三角形
aは正三角形の高さにあたる。a=√3

真ん中が√3cm、両サイドが1cm。
b=2+√3

円は9列並んでいる。
√3cmはあいだの8個、両サイドは1cmずつ。
c=2+8√3
あ…√3、い…2+√3、う…2+8√3



今度は縦の長さをみる。
円を縦に6列並べる予定なので、あいだの√3は5個。
2+5√3
=2+5×1.73
=10.65cm
AB=10cmを超えるから、太郎さんの考えは正しくない。

(2)
円の数を数列で表すと、
【7・13・20・26・33・39…】
7から始まり、+6、+7が繰り返される→偶数項と奇数項で数列が異なる

偶数項だけ抜き出すと、(a…n番目の数)
n=2・4・6
n=13・26・39
nをanにするには、nを13/2倍すればいい。an=13/2n

今度は奇数項だけ抜き出す。
n=1・3・5
n=7・20・33
横でみていくと、nが2増えるとaは13増えている
変化の割合は13/2→n=1の初項7に(n-1)回の13/2を足すとaになる。
n=13/2(n-1)+7=13/2n+1/2
偶数のとき…13/2n個 奇数のとき…13/2n+1/2個

大問3(関数)

(1)
y=1/4x2について、
x=0のとき、最小値y=0
x=6のとき、最大値y=9
0≦y≦9

(2)

①∠OCPの大きさは次第に大きくなり、Bにくると直角になる。
②OPの長さはじめは小さくなる→赤線のOP⊥ABで最短→大きくなる。
①…ア、②…オ

(3)

△BCPの高さは、21×2÷9=14/3
Pのx座標は、6-14/3=4/3

(4)

y=1/4x2にx座標を代入。
A(-4、4)→B(6、9)
右に10、上に5だから、傾きは5/10=1/2
Aから右に4、上に2移動して、切片は4+2=6
AB;y=1/2x+6

AB//DEから△ODE∽△OAB
面積比は△ODE:△OAB=1:16
相似比は1:4なので、OE:EB(OD:DA)=①:④

DEはABと平行→傾きは1/2
切片で①:④を使う→6×①/④=3/2

y=1/2x+3/2


大問4(平面図形)

(1)
△ABF≡△ACDの証明。

仮定からAB=AC、BF=CD
弧ADに対する円周角より、∠ABF=∠ACD
2辺とあいだの角が等しいから合同。

(2)

△ABCは二等辺三角形。
∠ACB=(180-a)÷2=90-1/2a°

(3)①

先の合同からAF=AD→△AFDは二等辺
BF=CD=2cm
Aから垂線をおろし、FDとの交点をHとすると、
FH=HD=(6-2)÷2=2cm

△ABHに着目すると、辺の比が3:4:5の直角三角形→AH=3cm
△AHDで三平方→AD=√13cm



先の合同より、△ACD:△AEDの面積比を求めればいい。
2つの三角形は高さ共通なので、面積比は底辺のAC:AEに相当する

合同から、∠BAF=∠CAD(●)
あいだの∠FAE(×)をたすと、∠BAC=∠FAD(●+×)
頂角が等しい二等辺→2角相等で△ABC∽△AFD
△ABC:△AFD=52:(√13)2=㉕:⑬

△ABCの一部である△ABFを、合同である△ACDに移す
五角形AFBCD(㉕)-△AFD(⑬)=△BCD(⑫)

FCに補助線。
△CFDは、⑫×4/6=⑧
△AFDと△CFDは底辺がFDで共通、高さの比がAE:EC
AE:EC=△AFD:△CFD=13:8
△ABF(△ACD):△AED=AC:AE=21:13
したがって、△ABFの面積は△AEDの21/13倍。

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