2025年度 筑紫女学園中学過去問【算数】大問5解説

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太郎さんと花子さんの会話を読んで、あとの各問いに答えなさい。

太郎:ローマ数字って知ってる?
花子:なにそれ?調べてみよっか。
(そこで、2人はローマ数字について調べました。すると、下のような表が出てきました。)

太郎:ローマ数字は、「Ⅰ」,「V」,「X」,「L」,「C」,「D」,「M」の7種類の文字で表すみたいだよ。
   1は「Ⅰ」,10は「Ⅹ」と表すんだね。では他の数字はどう表すのかな?
花子:ちょっと調べてみるね。……2は「Ⅱ」、3は「Ⅲ」だね。あ、でも4は「IIII」ではないみたい。
   5は「Ⅴ」だけど、6は「Ⅵ」となっているね。これって何かルールでもあるのかな?
太郎:調べてみよう。…うーん、次のような【ルール】があるみたいだよ。

【ルール】
① 『表し方』(足し算の法則)
2は(1+1)であるから「Ⅱ」、3は(1+1+1)であるから「Ⅲ」と表す。
6は(5+1)
であるから「Ⅵ」と表すように、2種類以上のローマ数字を使うときは、
左から大きな数を表すローマ数字を書く
ただし、同じローマ数字を連続で使っていいのは3つまでとする。
(例)4は(1+1+1+1)だが「IIII」とは表せないため、【ルール】②を使う。

②『表し方』(引き算の法則)
4、9、40、90、400、900
を表すときは足し算ではなく引き算をする。
4は(5-1)だから「Ⅳ」,40は(50-10)だから「XL」,900は(1000ー100)だから「CM」と表す。
すなわち、ローマ数字「Ⅰ」,「Ⅹ」,「C」の右側が、その5倍または10倍のローマ数字であるとき、
右のローマ数字から左のローマ数字を引き算する。
※引き算で表したローマ数字を使って、【ルール】①の計算をすることはできない。
(例)6は「Ⅵ」(5+1)であり、「ⅣII」(4+1+1)とはできない。
  19は「XⅨ」(10+9)であり、「ⅨX」(20-1)とはできない。

③『並べ方』(大きな数の表し方)
39=30+9=(10+10+10)+(10-1)であるから「XXXIX」、
406=400+6=(500-100)+(5+1)であるから「CDVI」と表す。
2けた以上の数は、数を(4けたの数)+(3けたの数)+(2けたの数)+(1けたの数)
の足し算で表し、千の位の数、百の位の数、十の位の数、ーの位の数を、ローマ数字で左から順に書く。

④1つの数を表すとき「Ⅴ」,「L」,「D」は2個以上使えない。
(例)15は「XV」であり、「VVV」とは表せない。

花子:5000のローマ数字って表にはないけど、どう表すの?
太郎:ローマ数字では、「M」よりも大きな数を表すローマ数字がないんだ。
   だから、ローマ数字で表される最大の数は( あ )となるよ。
花子:そうなんだ!これで( あ )までの数ならローマ数字で表すことができるし、解読もできそうだね!

(1)
99を表すローマ数字として【ルール】を満たしているものを選びなさい。
ア LXLIX    イ VXXXXIX   ウ XCIX   エ IC

(2)
( あ )にあてはまる4けたの整数を、0~
9の数字を使って答えなさい。

(3)
次の式は、ローマ数字で表した計算の式です。
(  )にあてはまる数をローマ数字で答えな
さい。
「MMDCLXXXI」-「(    )」=「DCCLXXVI」

(4)
1~1000までの数字をローマ数字で表したとき、10文字で表される数は全部で何個ありますか。


@解説@
(1)
ルールを軽くおさらい。
①基本は足し算。2種類以上は左から(大→小)。同種は連続で3つまで使用可。
②4・9がつくと
引き算。左から(小→大
③大きい桁の数から順に並べていく。
④V・L・Dは1個まで。
99=90+9=(100-10)+(10-1)=XCIX

ア:LXLIX…L=50、XL=40、IX=9の分解だが、④よりLは2個使えない。
 ②より90=100-10で捉える。
イ:VXXXXIX…90の表示が不適切。足し算だとXは連続して3つまで。
エ:IC…100-1を意識しているが、90はルール②を適用。

(2)
最も大きいローマ数字はM=1000
足し算で同種は連続して3つまでだから、MMMM=4000以上は表示できない

ローマ数字で表せる最大数は、MMMCMXCIXの3999

(3)

どこで桁が区切れるか。
千の位はM、百の位はC~M、十の位はX~C、一の位はⅠ~X
左から(大→小)は足し算、(小→大)は引き算。
足し算の同種は連続3つまで。大きい位から並べる。
「MMDCLXXXI」-「DCCLXXVI」
=2681-776=1905
=1000+900+5
=1000+(1000-100)+5
=MCMV

(4)
1000=Mなので、1~999を考える。

Ⅰ~Ⅹのローマ数字の文字数を記す。
数を大きくするとⅠ→X、V→Lに変わるが、文字数は変わらない
*23は2+3=5文字(XXIII)、68は2+4=6文字(LXVIII)

3桁の数で合計10文字となる組み合わせを考える。
●(4文字)(4文字)(2文字)
4文字は1種類、2文字は4種類、並び替えて3通り→1×1×
4×3=12通り
●(4文字)(3文字)(3文字)
3文字は2種類、並び替えて3通り→1×2×2×3=12通り
2桁以下で10文字はないので、
計24個

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