スポンサーリンク

2020年度 大阪星光学院中学過去問【算数】大問2解説

問題PDF
下の図のように、点Oを中心とする1周720cmの円があります。
2点A、Bは円周上の点Pを同時に出発し、この円周上を、
点Aは時計回りに秒速40cm、点Bは反時計回りに秒速30cmで進みます。

(1)
出発後、A、O、Bが初めて一直線上に並ぶのは〔  〕秒後です。

(2)
出発後、A、Bが初めて点Pで出会うのは〔  〕秒後です。

(3)
3点P、A、Bを結んだ三角形が、出発後初めて二等辺三角形になるのは〔  〕秒後で、
2回目に二等辺三角形となるのは〔  〕秒後です。


@解説@
(1)
A・O・Bが一直線に並ぶ→AとBは正反対の位置にいる。
→AとBの移動距離の合計は半周360cm
AとBは1秒間に70cmずつ離れていくので、360÷70=36/7秒後

(2)
Aは、720÷40=18秒ごとにPに着く。
Bは、720÷30=24秒ごとにPに着く。
AとBが同時にPに着くのは、18と24の最小公倍数である72秒後。

(3)
手がかりは円周の長さとAとBの速さしかわかっていないので、
円周上でAとBが移動した距離から時間を計算する。
ポイントは、二等辺三角形ABPのどの2辺が等しくなるか

Pから同時に出発、Aの方が速い。
弧PBは③、弧PAは④の速さで長くなり、PA>PBの関係性が続く。
一方、Pを含まない弧ABは弧PA&PBより長かったが、
AとBが進むにつれて短くなっていく。
ということは、弧PAと、Pを含まない弧ABの長さが等しくなり、
AP=ABの二等辺がはじめにできる。

円周⑪=720cmになるので、Bが進んだ距離③=720×3/11=2160/11cm
Bは毎秒30cm動くので、2160/11÷30=72/11秒後

@@@

先ほどの状態から、引き続き3辺の長さがどう変化するかを見極める。
弧APと弧BPは長くなり、Pを含まない弧ABはさらに短くなっていく。
2回目はBA=BPが等辺、APを最大辺とする二等辺。
円周⑩=720cm、③=720×3/10=216cm
216÷30=7.2秒後
難関中(算数科)解説ページに戻る

◆menu◆ 公立高校入試…関東圏メイン。千葉だけ5教科あります。%は正答率。
国私立高校入試…数学科のみ。ハイレベルな問題をそろえてみました。
難関中算数科…中学受験の要。数学とは異次元の恐ろしさ(;´Д`)
難関中社会科…年度別。暗記だけじゃ無理な問題がいっぱい!
難関中理科…物化生地の分野別。初見の問題を現場思考でこなせるか。
難問特色検査…英国数理社の教科横断型思考問題。
センター試験…今のところ公民科だけ(^-^;ニュース記事だけじゃ解けないよ!
勉強方法の紹介…いろいろ雑記φ(・・。)
QUIZ…☆4以上はムズいよ!
noteも書いています(っ´ω`c)
入試問題を題材にした読み物や個人的なことを綴っていこうと思います。
気軽にお立ち寄り下さい(*^^*)→サボのnote
サボのツイッターはコチラ→

コメント

タイトルとURLをコピーしました