平均47.0点(前年比;-8.3点)
問題はコチラ→PDFファイル
*必ずしも逐語訳ではありません。難度は高いものの、満点者が1%超えています。
大問1(リスニング)
(ア)放送の1回目は2秒、2回目は4秒の解答時間。
No.1 4 86.3%
マックス:エリカ、数学が得意になった方法を教えてよ。
エリカ:去年に一生懸命、数学を勉強したんだ。数学の先生がそれしかないと教えてくれたから。
マックス:昨年の数学教師は佐藤先生と山田先生の2人だね。どっちの先生が君に数学を教えたの?
1:それが唯一の方法だよ。
2:去年にやったよ。
3:数学は私のお気に入りの科目よ。
4:佐藤先生だよ。
*Which teacherが主語の疑問文→人物のMs.Sato/Mr. Yamada(did).で答える。
「it was the only way」のitは数学を一生懸命に勉強すること→それが数学を得意にする唯一の方法。
『become good at~』=~が得意になる
No.2 1 71.7%
マックス:エリカ、来月ニュージーランドから僕たちのクラスに生徒が来るって知ってる?
エリカ:ええ。実は彼女が日本にいる間、私の家に泊まるの。
マックス:素晴らしいね!いつまで君の家族といるの?
1:彼女は6ヶ月間、私たちといるよ。
2:彼女は日本にある私たちの家に1度も来たことないよ。
3:彼女は1年間、日本語を勉強しているよ。
4:彼女は私たちといるために日本に帰るよ。
*『How long~?』=どれくらい~(期間や長さを尋ねる)
『have been to~』=~に行ったことがある(経験)、~に行ってきたところだ(完了)
『have gone to~』=~に行ってしまった(≒ここにはもういない;完了)
No.3 1 49.5%
マックス:エリカ、今度の週末は何するつもり?
エリカ:弟と買い物にいくわ。母の誕生日が来週だから、母にプレゼントを買わないと。
マックス:わぉ、良いね!何を買う予定なの?
1:まだ決めてないよ。
2:昨日買ったよ。
3:もうすぐ着くよ。
4:次の日曜よ。
*『go shopping』=買い物にいく
『get』=buyと同じく「買う」
ネイティブはよく使うけど、日本人はあまり使わないget。
getをうまく使いこなせれば、日常の6割はやり過ごせるか?
(イ)1回目は4秒、2回目は5秒の解答時間。
No.1 3 62.8%
ジャネット:ケン、「いただきます」の意味を知ったよ。先週、日本人の友達の家にいったときに知ったんだ。
ケン:どういうことか教えて。
ジャネット:単に「食べよう」だけでなく、「食べ物への感謝」でもあるんだね。
ケン:そうなんだ。僕も先週末におばからあることを知ったよ。彼女は千葉から僕の家に来たんだ。
「食卓にあるものを全部食べましょう」と言ってた。
ジャネット:おぉ、それも食べ物を大切にする方法だね。
ケン:そう。「こうすることで食べ物を粗末にしないようにする」と言ってたよ。
問題―ジャネットとケンの週末について正しいのはどれか?
1:ジャネットは友達の家にいき、ケンは千葉を旅行した。
2:ジャネットとケンは日本人の友人の家を訪れた。
3:ジャネットとケンは食べ物を尊重するいろんな方法を学んだ。
4:ジャネットとケンは日本食の作り方を学んだ。
*「いただきます」の意味、残さず食べる→食に感謝する手段。
『respect』=尊敬する、重んじる、大切にする
『I’ve learned what itadakimasu means.』=私はいただきますが意味するものを学んだ。
関係代名詞what…~すること・もの
『I also~』=私も~
No.2 4 58.9%
ジャネット:ケン、今日の放課後は早く帰らなきゃいけないと言ってたのに、なんでまだいるの?
ケン:自転車のカギを失くしたんだ。それがないと帰れないよ。
今日使ったすべての部屋を確認して、ここが最後の部屋なんだ。
ジャネット:自転車の周りは調べたの?
ケン:自転車の周り?
ジャネット:ええ。先月、私の自転車の鍵を失くしたとき、駐車場の地面で見つけたの。
ケン:そうかもしれない!駐車場に行くね。ありがとう、ジャネット。
問題―ジャネットとケンについて正しいのはどれか?
1:ジャネットとケンは自転車の鍵を失くしたので、一緒に歩いて帰宅している。
2:ジャネットとケンはケンの自転車の鍵を見つけるために、別の教室を調べるつもりだ。
3:ケンは心配するのを止めて新しい自転車を買った方がいいとジャネットは考えている。
4:自転車の鍵に関するジャネットの考えは正しいかもしれないとケンは考えている。
*「You may be right.」=あなたは正しいかもしれない(推量)
『area』=地域・地方、場所、面積
『parking lot』=駐車場
(ウ)解答時間は20秒。
やぁ、ユミ。ベスだよ。土曜の旅行について連絡するね。上野駅で会ってから美術館と動物園、お寺に行く予定だけど、計画の変更はできるかな?待ち合わせ時間の午前9時45分は都合が良いんだけど、美術館に行ったら科学館に行こう。その日の午前中は雨が降るから、室内にいるべきだね。動物園は今度にしよう。科学館は美術館のちょうど向かい側にあるよ。そのあとランチをしてから、午後にお寺にいこう。そのときは晴れるから、お寺の周りを歩いて楽しめるね。僕の考えはどうかな?あとで連絡してね。じゃあ!
<ベスとの旅行>
集合:( ① )上野駅午前9時45分
べスの計画:美術館→( ② )→お寺、2番目の場所は最初の場所の( ③ )
No.1 2 43.2%
*①待ち合わせ日時の変更はなし。
②動物園を科学館に変更。午前中は雨が降る予報なので室内にいる。
③「The science museum is just across the street from the art museum.」
科学館は美術館からちょうど通りを挟んだところにある→美術館の近く(near)にある。
No.2 3 63.3%
問題―どうしてベスは伝言を残したのか?
1:科学のイベントを勧めるため。
2:お金を節約する考えを出すため。
3:行く場所を変えるため。
4:上野への行き方を決めるため。
*『leave a message』=メッセージを残す
大問2(単語)
(ア)3 59.5%
私の隣の家に誰かが引っ越してきた。今朝、新しい隣人が私の家に挨拶をしにきた。
1:course=コース 2:degree=程度 3:neighbor=隣人 4:theater=劇場
*『move』=動く、引っ越す、感動させる
『next to~』=~の隣
『say hello』=よろしくと伝える、挨拶する
(イ)3 53.1%
ネットに意見を書き込むときは、自分の言葉が誰かの気持ちを傷つけてしまうかもしれないことを、
気に留めておかねばならない。
1:fall=落ちる 2:fold=折る 3:hurt=傷つける 4:miss=逃す
*ネットで自分の意見をshare(共有)する→ネットに書き込む。
自分の言葉で誰かを傷つけてしまう可能性を覚えておかねばならない。
@余談@
インターネットは固有名詞扱いで「the Internet」だが、
昨今は小文字で「the internet」との表記が増えつつあるようだ。
(ウ)4 49.1%
カモメコンピュータは大成功を収めたコンピュータの会社になった。
なぜなら、強力なバッテリーを備えた高速のコンピュータを製造して、それを低価格で販売したからだ。
1:careful=注意深い 2:official=公式の 3:similar=似ている 4:successful=成功した
*『Kamome Computer』は頭文字が大文字なので固有名詞。
because以下では、会社の販売実績が伸びた理由が述べられている。
大問3(文法1)
(ア)2 69.5%
A:あの机をドアのそばに置いてくれない?
B:その机は重そうだから、君の助けなしに動かすのは難しいよ。
*後半は動名詞『moving it(=the table)without your help』が主語にあたる。
あなたの助けなしに机を動かすこと→difficultだろう。
(イ)4 58.6%
A:お父さん、今夜は何か違うことをしようよ。床の上でご飯を食べるのはどう?
B:素晴らしいね。家でピクニックをしているようだ。
*『something+形容詞』の語順。床で夕食を食べる→日常と違うことをする。
(ウ)1 64.2%
A:誕生日おめでとうございます、ジョンソン先生。これは先生の30歳を祝う誕生日会です。
B:おぉ、みんなありがとう。私に短いスピーチをさせてくれ。
*原形不定詞。『Let+人+動詞の原形』=人に~させる
『thirtieth』=30番目(thirtyの序数)
『make a speech』=演説をする
(エ)1 28.0%!
A:日本代表の野球チームはどう思う?
B:メンバーはすごいと思うけど、チームはあまり知らないよ。
だって海外のチームと2試合しか対戦していないし。
*『against』=~に反対して、対抗して
againstのコアイメージは対抗。
fight against the enemy→敵と戦う
play against Tom→トムと対戦する
be against the law→法律に違反している
be against the plan→計画に反している
lean against the wall→壁に(対して)もたれかかる(lean=寄りかかる)
『national』=国民の、国家の(national team=国を代表するチーム)
『amazing』=驚くべき、素晴らしい
『not~much』=あまり~ない
大問4(文法2)
(ア)2・5 65.6%
A:ジェシカ、それは私が大好きなフルーツよ。英語ではなんというの?
B:スイカ(watermelon)だよ。
*( What do you call it ) in English?
『What do you call it?』=あれは何というか?(名前を思い出せないときの表現)
『in English』をくっつけると、英語でなんというか?
itは主語ではなく目的語にくる。
itを主語にしたい場合は、「What is it called in English?」と受け身にする。
『How do you say it in English?』も同じ意味である。
(イ)6・5 46.0%
A:いつ、今週末のコンサートの練習をしようか?サム、今日と明日どちらが良い?
B:明日が良いな。僕のギターを持っていくよ。
*( Which day is better for ) you, today or tomorrow?
today or tomorrowを選択するので、Which dayの固まりが文頭にくる。
『be good for~』=~に良い(都合がいい)
Whichから比較級にして『be better for』に変わる。
(ウ)1・4 14.6%!
A:すみません。お寺に入ったとき靴を置いた場所を忘れてしまいました。だいたい1時間前です。
B:お客様が脱いだ靴はすべてあちらの棚にあります。
*All the ( shoes the visitors took off ) are on that shelf over there.
are以下の「on that shelf over there」は靴のある場所をさす→主語は靴。
『take off』=脱ぐ、離陸する
主語の靴(shoes)を先行詞にして、「訪問者が脱いだすべての靴」と後ろに説明を加える。
目的格の関係代名詞(that・which)は省略できる。
「I forgot where I put my shoes」このwhereは関係副詞。
(エ)6・2 37.0%
A:サッカー楽しんだ?
B:うん。わかりづらいルールもあったけど、とても楽しかった。
*Though it ( was difficult to understand some ) of the rules, I had so much fun.
『though』=~だけれども、にもかかわらず
選択肢の語彙から「ルールの理解が難しかったけれど」に並び替える。
形式主語itは、to不定詞以下を指す。understandの目的語が「some of the rules」
『some of~』=~のいくつか
ルールのいくつかを理解するのが難しかったけど→わかりづらいルールもあったけど
大問5(英作文)
【A】
ミチコは先週、カモメスポーツセンターで観戦した車いすバスケットの試合についてアンと話した。
【B】
ミチコが言う。「試合はとっても面白かった。選手たちの動きがとても速くて、車いすがお互いにぶつかってたわ。私はもうこのスポーツのファンよ」アンが言う。「面白そう」そして尋ねた。「車いすバスケットの試合は何回観たことがあるの?」
【C】
「2回」とミチコは答えて言った。「1回は家族と、もう1回は友達とね。アン、今度の週末に私と試合を観にいかない?」アンが言う。「もちろん!待ちきれないわ!」
解答例:( How many times have you watched )a wheelchair basketball game? 40.0%
答えが「Twice=2回」
回数を尋ねるのは『How many times~?』
動詞は現在完了の経験用法。
大問6(長文読解)
緑色か灰色か?自然かコンクリートか?木々や植物たちと共生するか、そうでないか?我々はどちらを選択すべきか?今日はグリーンインフラストラクチャー(グリーンインフラ)について話します。都市では、現代人の生活を支えるうえで、病院や公園、鉄道網といった様々な建物やサービスが必要です。これらはインフラの一例です。グリーンインフラは自然を用いることで現代人の生活をサポートしたり保障する方法です。
今日、町や都市はグレーインフラによって変わりました。グラフ1を見てください。
この48年間で150万人以上の人々がカモメ川周辺の地域に住み始めたことを表しています。住民たちのためにグレーインフラは開発され、今ではこの地域はコンクリートで覆われています。町や都市にたくさんの緑地があった昔では、激しい雨が降っても雨水が地中に留まっていたため、洪水はすぐに起きませんでした。ですが、グレーインフラのせいで自然が失われると、大雨で雨水は川へ急激に流れます。
グラフ2は、カモメ川周辺地域で降雨のピークから洪水が起こるまでの時間を示しています。1965~69年では約10時間、1979~96年では約2時間です。グラフ1と2の情報によれば、降雨のピークから氾濫までの時間が短くなっているため、〔この地域にある町や都市が大きくなり、大雨が降ると多くの住民が以前より早く危険な状況に陥るかもしれないということ〕がお分かりになるでしょう。
では、大雨の際に私たちの都市を守るグリーンインフラの例をお見せします。このレインガーデンの絵を見てください。
これは水のシステムです。地面に雨水を溜めます。地面は木々や植物に覆われており、砕けた石が地中にあります。コンクリートは私たちの都市のほとんどの場所を覆いますが、都市の多くの場所にレインガーデンがあれば、洪水は早く起こりません。①グリーンインフラはきっと私たちの都市を安全にしてくれます。
グリーンインフラは人々の都市生活を活発化します。ここでシンガポール・グリーンプラン2030を紹介します。シンガポールでは国中に100万本以上の木を植える計画があります。シンガポールは都市やその周辺にグリーンインフラが建設されているので、人々は自宅から容易に公園や庭といった緑地に歩くことができます。木は人間のために空気を生み出し、都市の空気を綺麗にします。また、太陽光が地面に届かないこともあるため、涼しい都市環境を創出します。人々は緑地を好きなように使うことができます。美しい花を見て楽しんだり、家族とピクニックをしたり、友人とスポーツができます。②自然との共生は私たちの健康に良いです。緑地で過ごすことで、人々は都市でより活動的になります。
最後に、私たちの学校でのグリーンインフラに向けた私の計画を発表します。グリーンインフラは学校生活をより良くしてくれると思います。校門と校舎のあいだに緑地をつくりたいです。木の下で生徒たちは友達と楽しく過ごせるでしょう。また、ゴーヤのつるで校舎を覆うことで、涼しい学校環境をつくりたいです。③このようなことをして、私のグリーンインフラ運動をここで始めたいと思っています。気に入ってくれたら、参加してください。
緑色か灰色か?それは適切な問題ではないと思います。では、こう問うべきでしょう。自然と生きるために、どうすれば我々全員が一丸となって協力しえるのか?グリーンインフラは私たちの生活を豊かにする鍵なのです。
(ア)1 30.9%!
1:この地域の町や都市が大きくなり、そこにいる多くの人々は大雨のときに、
以前よりも早く危険な状況になるかもしれない。
2:この地域のインフラは洪水発生時に脆く、その地域で生活する人々の数は減少した。
3:多くの人がこの地域に住み始め、誰も洪水から町や都市を守ることに関して情報収集しなくていい。
4:この地域に住む人々の数が増え続け、人々は大雨であっても自分の家を失う心配をしなくていい。
*選択肢の文が長くて厄介。
空欄の前後は「グラフ1と2の情報からわかること」「理由は降雨のピークから洪水までの時間がより短い」
グラフ1より住民の数が増えている。グラフ2が理由の部分(洪水がすぐ起こりやすい)。
→大雨が降ったら、大勢の住民が洪水に巻き込まれやすい。
『get into~』=~の中に入る、~状態に陥る
『go down』=下りる、(数が)減少する
『don’t need to~』=~する必要がない、しなくてもいい
『protect』=守る、保護する『continue』=続ける
『realize』=理解する、気づく
(イ)5 49.0%
*①グリーンインフラの一例であるレインガーデンの段落。
レインガーデンがあれば洪水の発生を遅らせる。
→レインガーデン=グリーンインフラは都市を守る。
『I’m sure~』=きっと~、必ず~(確信)
『make O C』=OをCの状態にする
②グリーンインフラが都市生活を活発化する段落。
人々は緑地を楽しみ、都市環境を良くする→自然との共生は我々の健康にも良い。
③チナツが考案した学校のグリーンインフラ化計画。
→my green infrastructure movement
(ウ)6 44.0%
a:コンクリートだけで建てられた病院、駅、学校は、グリーンインフラの例だ。×
→グレーインフラ
b:たいていの雨水は掃除や洗濯に使われたから、過去に洪水が早く起きなかった。×
c:レインガーデンは雨水を集めて、しばらくの間、地中に溜めておける水のシステムだ。〇
→『hold』(保持)≒『keep』(維持)『for some time』=しばらくの間
d:シンガポールグリーンプラン2030は、シンガポールの人々がグレーインフラを
創造的に使う方法を多く見つける助けをしている。×
e:チナツは緑地が学生生活を良くすると考えているので、学校に緑地をつくりたい。〇
f:チナツは町や都市で木や植物がない生き方を知らないので、方法を見つけたい。×
大問7(資料問題)
(ア)5 28.9%!
トオルとロッドは友達。彼らは動物園に着いて、正面のゲートで地図を見ている。
トオル:この地図は各場所でどんな動物がみられるか示しているよ。
ロッド:この動物園にはたくさんの動物たちがいるね!
トオル:まずはどこに行きたい?
ロッド:今、僕たちは正面ゲートにいる。最初は象のところに行こうよ。
トオル:良いね。でも、それよりこの道をいくのはどうかな?
もう11時だし、お腹すいちゃうよ。レストランに最短でいける道を行こう。
ロッド:そうだね。その道沿いにパンダがいるよ。
トオル:あぁ、この地図によると道路工事のため、この道は使えないね。
ロッド:わかった。じゃあ、あの道に行って、通り沿いの動物たちを見よう。昼食のあとでパンダを見よう。
トオル:良いね!パンダのあとは何を見る?
ロッド:地図ではキリンの餌やりができるとあるね。やろう!
トオル:面白そう!3時に始まるよ。だったら、直接そこに行くとちょっと早いかな。
キリンの餌やりの前に、ライオンとペンギンを見よう。
ロッド:素晴らしい!もうすごくワクワクしてるよ。動物園を出る前に象を見るのも忘れずにね。
トオル:OK!行こう!
問題―トオルとロッドが動物園で5番目に訪れる動物エリアは何か?
虎→鳥→レストラン(昼食)→パンダ→ライオン→ペンギン→キリンの餌やり→ゴリラ→象
5番目はペンギン。
penguinの発音は「ペングウィン」
(イ)3 31.8%!
リョウジは高校生。彼は自分が住む都市のサイトでイベントの記事を読み、イベント用のポスターを作る。
カモメ小学校のサイトにそのポスターを掲載するつもりだ。
●記事●
カモメビーチにおいで!素晴らしいひと時を過ごしつつ、地球を救えますよ。カモメシティはあるイベントを行う予定です。それはクリーニングカモメビーチといいます。日曜日の3月5日、12日、19日、26日に午後1時から3時までビーチでゴミ拾いをします。
イベントへの参加は簡単です。ゴミ袋や軍手のようなものを持ってくる必要はありません。イベントに来さえすれば、そこで必要なものがすべて揃います。イベントの開催中、ゴミ拾いコンテストに毎回参加できます。最もゴミを多く拾った方が優勝で、カモメショッピングモールから特別なチケットがもらえます。そのチケットで歌やスペイン語、スイミングの授業をモールで受けることができます。他にも良いことがあります。誰かと2人以上でクリーニングカモメビーチに参加した場合、それぞれにTシャツがもらえます。本イベントのためにデザインされたもので、リサイクルされたプラスチックで作られています。最後に、3月の毎週日曜日にこのイベントにきた人は特別なチケットがもらえます。カモメビーチレストランでそのチケットを使うと、「今日の朝食」を食べられます。カモメビーチで地球を救いましょう!
●ポスター●
クリーニングカモメビーチ
~ゴミを拾って、地球を救おう~
時間:午後1時~3時
日にち:3月5日から3月の毎週日曜日
場所:カモメビーチ
ビーチにくるだけ!
清掃に使うものはビーチで(①用意)されています。
素晴らしいプレゼントがあります!
●ゴミ拾いコンテストに優勝して、カモメショッピングモールで歌やスペイン語、水泳のレッスンを楽しもう。
●グループでこのイベントに参加して、②(特別な服を受け取ろう)。
●③(3月の全ての日曜日に)イベントに参加すると、カモメビーチレストランで「今日の朝食」を楽しめます。
問題―①、②、③に何がはいる?
①「You don’t have to bring anything like trash bags or gloves.
You can just come to the event, and you will find everything you need there.」
清掃に必要な道具は、すべてビーチで用意されている。
②「If you take part in Cleaning Kamome Beach with someone or with more than one person,
each person can get a T-shirt.」
2人以上のgroupで参加すれば、Tシャツ(=special clothes)が皆もらえる。
『take part in~』=~に参加する
③「people who come to this event every Sunday in March can get a special ticket.」
イベントは3月の毎週日曜に行われる。毎週(all Sundays)参加すると特別なチケットがもらえる。
大問8(対話文)
アオイとキョウコ、ジロウはカモメ高校の生徒。ある日の放課後、教室で会話している。
そして、英語教師のホワイト先生が彼らと話す。
ホワイト:やぁ、アオイ、キョウコ、ジロウ。何してるんだい?
アオイ:政治問題の討論イベントについて話しています。来週、市役所でイベントに参加するんです。
私たちの都市にある3校の高校生たちと、都市にきている外国の生徒たちが投票について話します。
ホワイト:とても興味深いね!
キョウコ:海外の生徒たちと話すのが楽しみです。ホワイト先生、ここにグラフがあります。
研究者が4ヵ国の若者に「政治問題にどのくらい関心がありますか?」と聞きました。
グラフ1では、ドイツの若者の約70%が政治問題に興味がある、もしくはとても興味があると答えています。
あまり興味ない、または興味ないと答えた日本の若者の割合はだいたい50%です。これは問題だと思います。
ジロウ:若者は政治問題に興味がないから投票しません。
ある国では投票をしないと、罰金を支払わなければなりません。
ホワイト:やるじゃないか、ジロウ!他に学んだことはあるかな?
ジロウ:はい。市役所から出された宿題をしたときに、この面白いグラフを見つけました。
グラフ2は2010~2022年の日本の国政選挙における投票率を示したものです。
60台の投票率は常に60%を超えています。しかし、10台の投票率は1度も50%に届きませんでした。
今では投票は面白いテーマだと心から思います。
ホワイト:アオイ、討論ではどんな質問をするつもりなんだい?
アオイ:「若者の投票率を上げるために、政府は何をすべきか」です。
ホワイト:アオイの考えは何かな?
アオイ:私たちの政府は若者のためにもっとお金を使うべきだと思うのです。
選挙のテーマが若者への公金の使い方であれば、より多くの若者が自分の将来のために投票するでしょう。
ホワイト:それは素晴らしい考えだね。みんな、討論を楽しんでね。
討論イベントから約1週間後、アオイとキョウコ、ジロウはホワイト先生と話す。
ジロウ:こんにちは、ホワイト先生。討論イベントは素晴らしかったです!お話する時間はありますか?
ホワイト:もちろんだよ。政府がやるべき物事について話したんだよね?答えは見つかったかい?
ジロウ:はい。僕はオーストラリアの生徒に、投票しない人に罰金を科すことについて質問しました。
彼は、それは政府が送るべき正しいメッセージではないと言っていました。
最初、罰金の支払いは良いアイデアだと思っていましたが、今はそう思いません。
代わりに、政府は投票を面白くさせるべきです。政府は投票日に新しい祝日をつくり、
投票所の近くでお祭りを開いた方がいいと思うのです。
キョウコ:私は政府が若者の意見に耳を傾けるべきだと言いました。
政府はとるべき行動を決める前に若者と会議を開くべきです。
アオイ:私は若者が政治問題について学べるように、政府が手助けすべきだと思います。
若者は社会制度がどのように機能しているのか知らないからです。
去年に私たちの学校で模擬選挙をして多くのことを学びました。
政府は日本のすべての高校に模擬選挙をするよう呼びかけるのが良いと思います。
ホワイト:君たちの議論を助けた人はいたのかな?
アオイ:はい。アメリカ人の社会の先生が、議論を続けられるように多くの質問をしてくれました。
たとえば、罰金の支払いが他の考えほど良くない理由をジロウに聞きました。
私たちは彼女から良い議論の仕方を学びました。
ホワイト先生、今〔私たちは学校で政治問題に関する討論イベントを開くつもり〕でして、
それをいつやるのか決めなくてはなりません。
他の生徒たちが政治問題にもっと関心を寄せてほしいので、それをやります。
ホワイト:素晴らしい考えだね、アオイ。キョウコもその議論でどんな経験をしたのか教えてよ。
キョウコ:私は他の人の独特な意見や理由を聞けてとても楽しかったです。
どの意見や理由も同じではありませんでした。ジロウはどう?
ジロウ:僕は自分の意見や理由を他の人たちに話せて楽しかった。自分の考えをよく理解できるようになったよ。
ホワイト:みんなが素晴らしい体験をして私は嬉しいよ!
(ア)4 57.6%
*●グラフ1
ドイツの約70%→興味ある+とても興味ある→A・B
日本の約50%→あまり興味ない+興味ない→B
(右端は”わからない”)
●グラフ2
60台の投票率は常に60%超→X・Z
10台の投票率→常に50%未満→X
(イ)3 43.3%
1:実のところ、若者は少しの助けがあれば答えを見つけることができる
2:若者は助けを得つつ、投票や罰金の支払いについて良い議論をした
3:私たちは学校で政治問題についての討論イベントをするつもりだ
4:私たちは学校で他の生徒たちと政治問題について良い議論をした
*空欄の後ろでは、他の生徒たちが政治問題についてもっと興味を持ってほしいとある。
「we need to decide when to have it」→それをいつすべきか決めなくてはならない。
itの中身は「a discussion event on political issues at our school」にあたる。
(ウ)2 21.0%!
a:ジロウは議論のための宿題で面白い情報を見つけ、投票のテーマに興味を持った。〇
b:アオイは議論のための宿題をすることで、日本政府が若者に十分なお金を使っていることを知った。×
c:議論のあいだ、ジロウの意見は罰金の支払いに関するオーストラリアの生徒の意見を変えた。×
→オーストラリアの生徒の意見を受けて、罰金を支払う考えは良くないと次郎の意見が変わった。
d:キョウコは日本のすべての高校は模擬選挙をすべきといい、アオイは政府は若者と会議を開くべきと言った。×
→2人の意見の内容が逆。
e:議論のあと、キョウコは皆が同じではない意見や理由を持っていたと言った。〇
→different≒not the same
f:議論のあと、ジロウは他者に話すことで自分の考えがよく理解できなかったと言った。×
@2024年度・神奈川解説@
数学…平均55.6点 数学(追検査) 社会…平均54.8点 理科…平均57.5点
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