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2022年度 高知県公立高校入試A日程過去問【数学】解説

平均16.2点(前年比;-4.9点)

満点は0人、0点は79人。
問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)

(1)① 94.4%
3+(-6)-(-8)
=3-6+8
=5

② 76.5%
(5x-y)/3-(x-y)/2
={2(5x-y)-3(x-y)}/6
=(10x-2y-3x+3y)/6
=(7x+y)/6

③ 61.9%
8a2b÷(-2a32)×(-3a)
=12/b

④ 78.5%
12/√6+3√3×(-√2)
=2√6-3√6
=-√6

(2) 31.1%!
スキー経験者は男子2/5a人、女子1/4b人でこの和が35人。
2/5a+1/4b=35 ←両辺を20倍
8a+5b=700
5b=-8a+700
b=-8/5a+140

(3) 37.4%

x>0のとき、xの値が増加するとyの値が減少するのはアとエ。

(4) 16.2%!(部分点2.3%)
解の公式ではなく、平方完成を余儀なくされる(´д`)
2+2x-14
2+2x+1-1-14
(x+1)2-1-14=0
(x+1)2=15
x+1=±√15
x=-1±√15

(5) 42.7%
y=3x2は下に凸のグラフ。
x=0のとき、最小値y=0
x=1のとき、y=3だから、x=a(a<0)のとき、最大値y=12
12=3a2
2=4
a<0なので、a=-2

(6) 51.5%

角度の情報がいっぱい…円に内接するだろうと予想する。
△ABDの内角より、∠ADB=180-(90+34)=56°
点Cと点DがABに対して同じ側にあって、∠ACB=∠ADB=56°だから
円周角定理の逆から4点A、B、C、Dは同一円周上にある⇒やはり内接してました。

弧ADに対する円周角で、∠ACD=34°
△CDEで外角定理→∠CDE=80-34=46°

(7) 62.7%
200cm以上230cm未満は、8+13+9=30人
30÷50=30/50=60/100=60%

(8) 14.9%!(部分点0%)

『2辺AB、ACから等しい距離にある』⇒①∠BACの二等分線
『2点A、Bから等しい距離にある』⇒②ABの垂直二等分線
これらの交点がPである。

大問2(規則)

(1) 25.0%!(部分点3.5%)

左上をxとすると、右上はx+2、左下はx+3、右下はx+5になる。
【右上×左下-左上×右下=6】
(x+2)(x+3)-x(x+5)
=x2+5x+6-x2-5x
=6
したがって、右上の数と左下の数の積から、左上の数と右下の数の積を引くと6になる。

(2) 4.0%!!

5行目4列目は1から出発して下に4つ、右に3つ移動する。
m行目n列目は1から下に(m-1)、右に(n-1)移動する
1+3(m-1)+2(n-1)
=3m+2n-4

(3) 11.4%!
4つの数の最大数をxとすると、4つの数はx-9、x-6、x-3、x。
(x-9)+(x-6)+(x-3)+x
=4x-18=222
x=60
60は何行目にあるか。
5行目は9から始まる公差3の等差数列だから、
(60-9)÷3+1=18行目

@別解@
前問の数式にn=5を代入しても解ける。
3m+2×5-4=60
m=18


大問3(確率)

(1) 25.0%!
1回目の出目をx、2回目の出目をyとする。
1≦x,y≦6
こまが進む数はx+3y
その最大数は(x、y)=6を代入して、6+3×6=24マス
このうち、こまが〔あ〕に止まるのは、x+3yの値が5・10・15・20のどれか

◆x+3y=5
yで場合分けすると見えやすい。
y=1
◆x+3y=10
y=3、2
(*y=1だとx=7となり、6を超えるから不適)
◆x+3y=15
y=4、3
(*y=5だとx=0で不適)
◆x+3y=20
y=6、5
計7通り。
全体は6×6=36通りなので、確率は
7/36。

(2) 19.2%!
1回目に何かを出してどこかのマスに止まる。
2回目は出目を3倍するが、前問でみた通り、同じマスに止まるのは5の倍数である
1~6を3倍して5の倍数を出すには、5を出すしかない
こまが異なるマスに止まるには、5以外を出せばいいので
5/6。

大問4(数量変化)

(1) 22.5%!

△BPQは直角二等辺三角形で辺の比は1:1:√2。
AB=3√2なので、x=3のとき、直線ℓはちょうど点Aを通る
また、仮定のBC=CD、∠BCD=90°より△BCDも直角二等辺で、
∠CBD=45°から△BRPも直角二等辺である。
BP=QP=PR=3cmだから、y(QR)=6

(2) 0.0%!!!(無答52.5%)

x=6のとき、PはBDの中点にくる。(RはCと重なる)
△BCP(と△DCP)も直角二等辺なので、PC=6cm
あとはQPがわかれば、yの値(QC)が求まる。


BD上の長さを確定。
赤線の相似を用いて、QP=3×6/9=2cm
QC=2+6=8cm

x=3のとき、y=6
x=6のとき、y=8
ADとBCが直線であることから、3≦x≦6ではQRの長さは一次関数で増加する。
変化の割合は、(8-6)÷(6-3)=2/3
y=2/3x+bに(x、y)=(3、6)を代入して、
6=2/3×3+b
b=4

y=2/3x+4

(3) 2.3%!!(無答56.8%)

0≦x≦3はy(QRの長さ)が増加して、x=3のときにy=6
3≦x≦6はyが増加して、x=6のときにy=8
6≦x≦12はyが減少して、x=12のときにy=0
ということは、0≦x≦3と6≦x≦12にy=4が1つずつある

0≦x≦3のときはBP=QP=PRから、y(QR)=2x
y=4を代入して、2x=4
x=2

6≦x≦12
x=6のときの交点をP、Q、R、
y=4のときの交点をP’、Q’、R’とする。
赤線で相似を使うと、QR:Q’R’=2:1だからP’はPDの中点である
x=6+3=9

したがって、x=2、9


大問5(関数)

(1) 53.5%
y=ax2に(x、y)=(6、12)を代入。
12=36a

a=1/3

(2) 32.1%!
y=2x2にx=-2を代入して、B(-2、8)
B(-2、8)⇒A(6、12)
右に8、上に4だから、傾きは4/8=1/2
Bから右に2、上に1移動して、切片は8+1=9
y=1/2x+9

(3) 0.3%!!!(無答57.3%)

Cは直線ABの切片だから、C(0、9)
ABの中点をDとする。Dのx座標は、{6+(-2)}÷2=2
△ODBは△OABの面積の半分。
△ODB=△OCB+△ODC
△ODCを変形してDをOA上へ移動させると、△OABの二等分線がCを通過する。


Dを通るy軸に平行な直線をひき、OAとの交点をEとする
△ODCを△OECに等積変形すると、△OABの二等分線はCEとなる。
OAの式がy=2xなので、E(2、4)
C(0、9)⇒E(2、4)
右に2、下に5だから、傾きは
-5/2。

大問6(平面図形)

(1) 1.0%!!!(部分点32.8%)
△ABG≡△CDHの証明。

平行四辺形の対辺は等しいから、AB=CD
AB//DCの錯角で、∠BAG=∠DCH
ここまではたどり着きやすいが、もう1つの等角がなかなか指摘しにくい。


対頂角で、∠AGB=∠EGH(×
BE//FDの同位角で、∠CHD=×
△ABGと△CDHの残りの角は等しく、∠ABG=∠CDH(★)
1辺と両端角が等しいから合同。

(2) 1.0%!!!(無答45.5%)

AE:ED=
四角形EBFDは2組の対辺が平行だから平行四辺形
BF=、FC=

BE//FIより、BF:FC=GH:HC=EI:IC=2:1
(GH=、HC=、EI=、IC=とする)
また、図形全体が点対称なので、対称性からAG=CH=
高さが等しい三角形に着目して、図形を切り崩していく。
平行四辺形ABCD→△ACD→△ACE()→△IHC(
*最後は隣辺比を使う。
1×1/2×/×(×)/(×)=1/72
平行四辺形ABCDの面積は△IHCの
72倍。


10点台前半が最も多く、平均が3割ちょっと。。大丈夫か(;´・ω・)
大問1
(1)全部取ろう。
(2)変化をつけた設問であった。
まずは落ち着いて人数の関係を等式になおす。
(3)基本だが正答率が4割を下回る。
(4)解の公式だけを覚えていた生徒は涙目。平方完成は高校数学でよくでるよ!
(5)グラフが上に凸か下に凸かをおさえる。グラフを描いてみよう。
(6)勘のいい人は見た瞬間に円が思い浮かぶはず。
(8)基本の作図だが正答率14.9%だと( ゚Д゚)
大問2
(1)ここから波乱が。。1マスずつ数をxで表す。
(2)正答率4%の問題ではないと思う。
あいだの数で-1する設問は他県でたくさんでてくる。
19の例題を表で確かめてみよう。
大問3
(1)計算結果が5・10・15・20になればよいことをおさえる。
係数が3のyで場合分けすると調べ上げが楽になる。
(2)わかってしまえば単純だが、3倍の条件に苦しんだか。
大問4
(1)特色のある設定であった。
内角の1つが45°で垂線をひけば直角二等辺三角形ができあがる。
(2)読みづらい問題だったがまさかの0.0%。
ADとBCが直線→QRの長さは一次関数で変化する。
xの値が3、6のときのyの値を求めれば、y=ax+bの代入で解決できる。
(3)Pが右に進むとQRがどれだけ短くなるか。ここも相似を用いると処理が楽になる。
大問5
(2)基本問題!他でもでてくる!
(3)等積変形を用いる面積を2等分する直線の問題、ワークに載ってないか?(´゚д゚`)
大問3・4で時間を消費したとしても、ここまで正答者がいないのは心配になる。
大問6
2問とも完全正答者が1%…。高知で一体何が起きているのでしょうか?
(1)残りの角を使うと書きやすい。
(2)易しくはないが、際立った難問でもない。
Iが絡む比を求める必要がある。
FD上を連比処理すると、FH:HI:ID=3:1:8
1×1/2×/×1/12=1/72でも解ける。
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QUIZ…☆4以上はムズいよ!
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