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2025年度 奈良県公立高校入試問題過去問【数学】解説

問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)

(1)①
2+(-7)
=2-7
=-5


-52÷4
=-25÷4
=-25/4


3a2b÷6b×2a
=a3


(x2+1)-(x-2)2
=x2+1-x2+4x-4
=4x-3

(2)
6x-y=13 …①
2x+3y=1 …②
①-②×3をすると、-10y=10
y=-1
①に代入、6x+1=13
x=2
x=2、y=-1

(3)
2.5<√a<4 ←2乗
6.25<a<16
自然数aは7~15の9個。

(4)
30%引き→7/10倍
さらに10%引き→9/10倍
x円×7/10×9/10=63/100x円

(5)
5枚から2枚ひく組み合わせ→=10通り
自然数=正の整数
積が自然数なので、-1と0は引かない

残り3枚から2枚ひく→引かない1枚を選ぶ→3通り
確率は3/10

(6)

多角形の外角の和は360°
180-102=78°
x=360-(62+78+65+85)=70°

(7)

回転の中心Oの作図。
対応するBとB’はOを中心とする同一円周上にある
→OはBとB’から等距離にある→BB’の垂直二等分線。
同様にCC’の垂直二等分線をひき、これらの交点がOとなる。
(*AA’の垂直二等分線でもいい)

(8)

最小値・最大値はどの箱ひげ図も同じで弾けない。
15個の中央値(Q2)は8番目の100~105g→アオ×
第1四分位数(Q1)は下位7個の真ん中→下から4番目の90~95g→ウ×
第3四分位数(Q3)は上位7個の真ん中→上から4番目の105~110g→イ×


大問2(空間図形)

(1)①

3つの文字の上に頂点がくる。

ア:業の向きが違う。×
イ:一方の端を向きを変えないで他方に移すと、3つの文字がに向かう。〇
ウ:空白の面にが含まれる。×
エ:イと同様。〇
イ・エ



正多面体の条件は、
[1]すべての面が合同な正多角形
[2]1つの頂点に集まる面の数がすべて同じ
1つの頂点に集まる面の数がすべて同じではない』から正多面体とはいえない。

(2)①あ

等辺を間違わないように!
AB=BC=CD=DA=√3cm
AC=BD=2cm
△BACは二等辺三角形。BMは底辺ACの中点Mを通るBM⊥AC
△ABMで三平方→BM=√2cm


△MBDの辺の比は√2:√2:2 ←÷√2
=1:1:√2→直角二等辺三角形である。
∠BMD=90°



∠AMB=∠AMD=90°→面MBD⊥AC
三角錐ABCDは底面が△MBD、高さの合計がACの三角錐だから、
2×1÷2×2÷3=2/3cm3

大問3(関数)

(1)
y=x2は下に凸のグラフ。
x=0のとき、最小値y=0
x=3のとき、最大値y=9
0≦y≦9

(2)
y=x2にx=2、3を代入→C(2、4)D(3、9)
Bはy軸についてCと対称だからB(-2、4)
B(-2、4)→D(3、9)
右に5、上に5だから、傾きは5/5=1
Bから右に2、上に2移動して、切片は4+2=6
y=x
+6

(3)

Pはx>0。Dの右側にあってもいい。
ア:Qは右に移動する。BQの長さは長くなる。
ウ:BPの傾きはC座標(x<2)まで負の傾きが緩やかになる。
 Cを超えると正に変わり、急になっていく→傾きは大きくなる。
エ:底辺BCは一定、BC//ADより高さも一定。
等積変形で△BCQの面積は変わらない。

Pのx座標が大きくなると、OPの傾きが急になる
∠AOPの大きさは小さくなる。
*y=ax2において、xの値がp→qに増加するときの変化の割合はa(p+q)

(4)

Pのx座標をtとする。P(t、t2)Q(t、9)
P・Qが右に向かうと△ABQは増加の一途をたどるが、
△PBCはPがCに着く前は減少、C以降は増加に転ずる
条件に合うtは0<t<2t>2の2通りある。

0<t<2
△PBC…底辺4×高さ(4-t2)=面積④
△ABQ…底辺(t+3)×高さ5面積⑤
△PBCの底辺:△ABQの高さの比が、△PBC:△ABQの面積比と一致する。
△PBCの高さ(4-t2)と△ABQの底辺(t+3)が等しい
(*2つの三角形の底辺が同じであれば、高さの比が面積比に相当する。
今回は一方の高さと他方の底辺が同じになる

4-t2=t+3
2+t-1=0
解の公式を適用。0<t<2より、t=(-1+√5)/2

t>2
△PBCの高さがt2-4になる。
t+3=t2-4
2-t-7=0
t>2より、t=(1+√29)/2
(-1+√5)/2、(1+√29)/2


大問4(平面図形)

(1)
△BCF∽△ECDの証明。

仮定より、∠BFC=90°
半円の弧に対する円周角より、∠EDC=90°
∠BFC=∠EDC
弧CDに対する円周角より、∠CBF=∠CED
2角相等で∽

(2)

△ABFの内角より、∠BAF=180-(a+90)=90-a
弧BCに対する円周角で、∠BEC=90-a

(3)①

△ECDは直角二等辺→1:1:√2より、CD=5√2cm
(1)の相似から△BCFも直角二等辺→BF=CF=3√2cm

仮定から、∠AFB=∠DFC=90°
弧ADに対する円周角で、∠ABF=∠DCF
BF=CFより、1辺と両端角が等しく△ABF≡△DCF
△DCFは3:4:5の直角三角形→DF=AF=4√2cm



半径より△OBDは二等辺。
Oから垂線をおろした足をHとすると、HはBDの中点にある
HD=7√2/2cm
OとBDとの距離はOHにあたる。
△OHDで三平方→OH=√2/2cm


やや易化した印象を受ける。
大問1
配点19点(38%)
ここはミスなくいきたい。
(4)8月は7月を基準とした10%引き。2回の掛け算で出る。
(5)負のカードが2枚以上の場合は負×負もある。
(7)対応する点は同一円周上にある→円の中心点の作図。
大問2
(1)②3つの文字が向く頂点をみる。
2024年滋賀大問2(正答率29.3%)でも同じ図形で同じ出題がある。
(2)トイレットペーパーの芯で三角錐が作れるとは驚き( ゚Д゚)
円をつぶしたところの2辺、残りの4辺がそれぞれ等辺になる。
①等辺の位置に気を付けよう。視点の選択も問われる。
BA=BCの二等辺→∠AMB=90°
②ACと垂直に交わる対称面を底辺に見立てる。
大問3
(3)わかりやすいものから除外していくといい。
イ:∠AOPの大きさ→AOは位置固定、OPの傾きがどうなるか。
(4)全て求めよ、ということは解答は複数ある。
P・Qの動きから2つの三角形の変化を捉え、範囲を絞る。
面積比は4:5、ちょうど△PBCの底辺が4、△ABQの高さが5である点に着目したい。
大問4
例年と比べると、平面図形の難易度は落ち着いた。
(2)∠BECを先に円周角で動かしておく。
(3)①直角二等辺の相似→3:4:5→合同
②前問を乗り越えたら取りやすかった。

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