問題PDF
(1)
(2)
(3)
サイコロを2回投げ、1回目に出た目の数を十の位の数、2回目に出た目の数を10から引いた数を一の位の数とする2けたの整数mを考える。mが3の倍数である確率と、mが素数である確率を求めよ。
(4)
直線4x+5y=2、ax+3y=0の交点をPとし、直線-x+2y=7、5x+by=-1の交点をQとすると、P、Qは原点に関して対称になった。このとき、a、bの値を求めよ。
(5)
3つの数a、b、cが次の3つの式を同時に満たすとき、18aの値を求めよ。
@解説@
(1)
-5√5/48
*代入するときのポイントです。
(√2)12=26=43=64
(√5)7=(√5)6・√5=125√5
(2)
左辺を通分すると分母にルートがくるので、2乗して根号を外す。
整理すると、(y-x)2=9xy
5x2+5y2の部分で(y-x)2をつくる。
*平方完成のやり方で、-2xyを+2xyで打ち消す。
+2xyをカッコの外に出すとき、5倍して+10xyになる。
分子は45xy-44xy=xyとなり、約分して1。
(3)
十の位は1~6。
一の位は10から引く→10-1=9、10-6=4→4~9
一の位は連続する6つの整数→3の倍数は2個ずつある。
(3の倍数+1、3の倍数+2から始まっても必ず2個)
3の倍数は全部で6×2=12個だから、確率は12/36=1/3
素数なので一の位は7か9。
【17・19・29・37・47・59・67】の7個、確率は7/36
1/3、7/36
(4)
未知数のa、bを含まない、4x+5y=2と-x+2y=7に絞る。
yについて解くと、y=-4/5x+2/5上にPが、y=1/2x+7/2上にQがある。
P、Qそれぞれのx座標をt、sとすると、P(t、-4/5t+2/5)Q(s、1/2s+7/2)
これらが原点対称だから、
t=-s …①
-4/5t+2/5=-(1/2s+7/2)
-8t+5s=-39 …②
①を②に代入、8s+5s=-39
s=-3
①より、t=3
Pのx座標は3。
これを4x+5y=2に代入→P(3、-2)
ax+3y=0にP座標を代入。
3a-6=0
a=2
QはPと原点対称だからQ(-3、2)
5x+by=-1にQ座標を代入。
-15+2b=-1
b=7
(a、b)=(2、7)
(5)
パンチが効いている(;`ω´)
左辺の係数は2021・2022・2023が1個ずつズレている。
1011/1012=2022/2024に変えると、右辺の合計がちょうど1。
①+②+③をする。2021+2022+2023=6066だから、
6066a+6066b+6066c
=6066(a+b+c)=1
a+b+c=1/6066 …④
また、①と③は1/2024で値が同じ。
2021a+2022b+2023c=2023a+2021b+2022c
2a-b-c=0
2a=b+c …⑤
⑤を④に代入するとaだけになる。
a+b+c
=a+2a
=3a=1/6066 ←6倍
18a=1/1011
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