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(1)
-x2+y2-2x+6y+8 を因数分解せよ。
(2)
2桁の正の整数Nの十の位の数をa、一の位の数をbとする。
-2a+ab-7b+14が素数となるNは全部で( )個ある。
ただし、素数とは2以上の整数で、1とそれ自身以外に正の約数をもたない数のことである。
(3)
正四面体の形をした箱があり、面がそれぞれ赤色、青色、黄色、緑色で塗られている。
箱を4回、転がして、底になった面に順に1、2、3、4を記入していく。
例えば、底の面の色が順に赤色、青色、赤色、黄色であった場合には、
赤色の面に1、3、青色の面に2、黄色の面に4が記入され、緑色の面には何も記入されないことになる。
このとき、次の確率を求めよ。
(あ)赤色の面に1、青色の面に2、黄色の面に3、緑色の面に4が記入される確率。
(い)数が記入されている面が1面だけである確率。
(う)すべての面に数が記入される確率。
(え)赤色の面と黄色の面の、ちょうど2面のみに数が記入される確率。
@解説@
(1)
-x2+y2-2x+6y+8
=-x2-2x+y2+6y+8 ←( )2を作ってみる
=-(x+1)2+1+(y+3)2-9+8 ←前半はマイナスがつくので、-1を+1で相殺
=(y+3)2-(x+1)2
=(y+3+x+1)(y+3-x-1)
=(x+y+4)(-x+y+2)
(2)

桁の数だから、1≦a≦9、0≦b≦9
整数問題は、とりあえず因数分解を試みる。
-2a+ab-7b+14 ←7・14は7でくくりそう
=-2a+ab-7(b-2)
=a(b-2)-7(b-2)
=(a-7)(b-2)=素数
一方が1、他方が素数であればいい。
●(a-7)=1、(b-2)=素数
a=8、b=4・5・7・9
●(a-7)=素数、(b-2)=1
a=9、b=3
一方が-1、他方が-素数も積が素数になる!
●(a-7)=-1、(b-2)=-素数
a=6、b=0
●(a-7)=-素数、(b-2)=-1
a=5・4・2、b=1
計9個
(3)あ

1~4の順番は固定。順番の中に色を入れていく。
それぞれに赤・青・黄・緑が入るので、全体は44=256通り
【赤1・青2・黄3・緑4】は1通りしかないから、確率は1/256
い
数が1面だけしか記入されない→1~4すべてに同色が記入される。
赤・青・黄・緑の4通りだから、4/256=1/64
(*正四面体は底面から他3面に転がせる。
赤→赤の場合、いったん赤を地面から離したあとで、また赤に戻る。
果たしてそれは転がったというのか…)
う

【赤・青・黄・緑】を1つずつ順番に埋めていく。
4P4=4×3×2×1=24通り
確率は24/256=3/32
え
【赤・赤・赤・黄】→4通り
【赤・赤・黄・黄】→4C2=6通り
【黄・黄・黄・赤】→4通り
計14通り、確率は14/256=7/128


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