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1辺の長さが2の正方形ABCDと、この正方形と同じ平面にある点Pに対して、
S=△ABP+△BCP+△CDP+△DAP
とおく。ここで、△XYZは、3点X、Y、Zを頂点とする三角形の面積を表す。
ただし、3点X、Y、Zが同じ直線上にある場合は、△XYZ=0とする。
このとき、次の問いに答えよ。
(1)
点Pが、正方形ABCDの内側にあるとき、Sの値を求めよ。
(2)
4点A、B、C、Dを通る円の弧CDのうち、短い方を弧aとする。
点Pが、弧a上で2点C、Dから等距離の位置にあるとき、Sの値を求めよ。
(3)
正方形ABCDの対角線ACと平行で、辺ADの中点を通る直線をℓとする。
点Pが、直線ℓ上の点で正方形ABCDの外側にあり、かつAP=√10/2のとき、Sの値を求めよ。
(4)
4≦S≦8のとき、点Pが動きうる範囲の面積を求めよ。
@解説@
(1)

Pが正方形ABCDの内部にあるとき、
Pの位置がどこであっても、4つの三角形の和は常に正方形。
S=2×2=4
(2)

弧aは右側の弧CD
C、Dから等距離にある→CDの垂直二等分線上にある。
Pの位置は上図になる。

△ABP+△BCP+△DAP=五角形ABCPD=正方形ABCD+△CDP
これに△CDPを加えるとSだから、
S=正方形ABCD+△CDP×2
つまり、Sの値は正方形の面積4に、正方形の外部にある三角形2つ分を足せばいい。
△CDPの面積が知りたい。

円の中心をO、OPとCDの交点をEとする。
OE=2÷2=1
△ODEは直角二等辺→OD=√2
半径よりOP=√2だから、EP=√2-1
S=4+2×(√2-1)÷2×2=2+2√2
(3)

AC//ℓ→ℓとCDの交点●はCDの中点。
直線ℓ上のPはどこにあるか。
Aから●までの距離は√5
√10/2・√5 ←2倍
√10・2√5
√10<√20なので、●まで届かない→Pは左上にある。
また、√10/2・1 ←2倍
√10・2
√10>√4なので、PはAより左側にある。

ℓとADの交点をEとすると、AE=1
∠PEA=45°に着目。
AからPEに垂線をおろし、交点をFとする。
△AEFは直角二等辺→AF=FE=√2/2

PA:AF=√10/2:√2/2=√5:1
△PAFの辺の比で三平方→PF=2=√2
△PAEは底辺PE、高さAF。
AE=EDより、△PAE=△PEDだから、
△PADの面積は、3√2/2×√2/2÷2×2=3/2

△PABを求める。ここも∠PEA=45°を手がかりにする。
EAを延長、Pから垂線をひき、足をGとする。
△PEGは直角二等辺→GE=3/2
GA=3/2-1=1/2
△PABは底辺AB、高さGA。面積は2×1/2÷2=1/2
S=正方形ABCD+正方形の外側(△PAD+△PAB)×2
=4+(3/2+1/2)×2
=8
(4)
(1)より、Pが正方形内部にある場合、常に最小値S=4になる。
最大値S=8となる外周さえ確定すれば、求積すべき範囲がわかる。

Pが正方形の外側にある場合、S=正方形(4)+外側×2=8
外側の面積が2になればいい。
正方形の辺から距離2離れた直線上にPがある。

問題は角のところがどうなるか。
前問に目を向けると、Aから左に1/2、上に3/2の場所にPがあった。
横+縦=2で一定で、回転対称の図形から青線ではないか?

△PBDで考えるとわかりやすい。
△PBD-△ABD=△PAB+△PAD
等積変形で△PBDは一定。△ABDも一定。
一定から一定を引いたら一定。
外側の△PAB+△PADは2で一定である。

求積すべき範囲は八角形になる。
2×2×5+2×2÷2×4=28


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