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下の図の正三角形ABCにおいて、△BDE≡△GDE、AG=CF=1、AD=2となるように、
辺AB、BC上にそれぞれ点D、Eを、辺CA上に2点F、Gをとります。
(1)
∠DEGの大きさを求めなさい。
(2)
FGの長さを求めなさい。
(3)
3点E、F、Gを通る円の半径を求めなさい。
@解説@
(1)
情報の多い△ADGに着目する。
辺の比が2:1で、あいだの角が60°
→同じものを2つくっつけると正三角形になる。
△ADGは1:2:√3の直角三角形→∠AGD=90°
∠CGE=180-90-60=30°
△GCEで外角定理→∠GEB=30+60=90°
合同より、∠DEG=∠DEBだから、∠DEG=90÷2=45°
(2)
△ADGは1:2:√3の直角三角形→DG=√3
合同で、DB=√3
正三角形ABCの1辺ABが2+√3だから、
FG=2+√3-1-1=√3
(3)
3点を通る円の半径を求めたい。まずは円の直径を探す。
半円の弧に対する円周角は90°だから、どこかに直角があるはずだが、
△EFGの内角を調べると∠EFG=90°が導けない…。
直径はEGではなく、別の直角を探す。
前問の解答が誘導になっている。
DG=√3、GF=√3、∠DGF=90°より、△DGFは直角二等辺三角形。
∠DGFを使いたい…。残るEはどうか?
直角二等辺だから、∠DFG=45°
(1)より、∠DEG=45°!
点E、Fが直線DGにおいて同じ側にあり、∠DEG=∠DFGが成り立つ。
円周角定理の逆から、4点D、E、F、Gは同一円周上にある!
この円の半径を求めればいい。
直径DFは1:1:√2より、√3×√2=√6
半径は√6÷2=√6/2
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