2025年度 西大和学園高校過去問【数学】大問4解説

問題PDF
底面の正六角形の一辺の長さが2であり、側面の長方形の面積が4√3である正六角柱
について考える。
図のように頂点A、B、C、Dをとり、AB、CDの中点をそれぞれM、N
とする。
次の各問いに答えよ。

(1)
正六角柱の体積を求めよ。

(2)
線分ABの長さを求めよ。

(3)
線分MNの長さを求めよ。

(4)
四面体BCMNの体積を求めよ。


@解説@
(1)
正六角柱の高さは、4√3÷2=2√3
底面の正六角形は、1辺2の正三角形6個分。
正六角柱の体積は、√3/4×22×6×2√3=36

(2)

Aの真下をEとする。
1:2:√3の直角三角形より、BE=2√3
△ABEは等辺が2√3の直角二等辺→AB=2√3×√2=2√6

(3)

A→Bの動きを追うと、左に2個移動して下。
C→Dも同じ動きをする。
ということは、正六角柱を反時計回りに120°回転させると、ABはCDと一致する
AB=CDだから、これらの中点であるMとNは同じ高さにある

Dの真上をFとする。
C→B、D→Fと点の位置を入れ替えると、CD=BF
(長方形CBDFの対角線CDからBFに切り替えるイメージ)
AFの長さは、前問のBEと同じ2√3
△ABFで中点連結定理→MN=2√3÷2=√3

(4)

MNの中点をGとする。
四面体BCMNの体積は、対称面の△GBCを底面と見立て、
高さの合計をMNとする三角錐を求めればいい。
GはBCからどれほど離れているか。

上からみた図で分析する。
CとADは3離れるから、Gは3/2離れている。
2√3×3/2÷2×√3÷3=3/2



2025年度・全国公立高校入試の良問を厳選してまとめたPDF版をつくりました。
小問編(600円)を発売中です。効果的な学習ができるように実用性重視で仕上げました。
少しでもお役に立てるコンテンツを提供できるよう、邁進してまいります。
◆menu◆
公立高校入試…数学は全国。千葉だけ5教科あります。%は正答率。
国私立高校入試…数学科のみ。ハイレベルな問題をそろえてみました。
難関中算数科…中学受験の要。数学とは異次元の恐ろしさ(;´Д`)
難関中社会科…年度別。暗記だけじゃ無理な問題がいっぱい!
難関中理科…物化生地の分野別。初見の問題を現場思考でこなせるか。
難問特色検査…英国数理社の教科横断型思考問題。
センター試験…今のところ公民科だけ。ニュース記事だけじゃ解けないよ!
勉強方法の紹介…いろいろ雑記
QUIZ…☆4以上はムズいよ!
サボのツイッターはコチラ→
国私立高校入試
シェアする
家庭教師サボをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました