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2021年度 洛星中学過去問【算数】大問4解説

問題PDF
図のような道路があり、PQ間は600m、QR間は320m、RS間は800mです。

太郎君はPからSへ向かって、次郎君はSからPへ向かって、同時に出発しました。
太郎君がSに着いたとき、次郎君はPまであと344mのところにいました。
なお、2人が歩く速さはそれぞれ一定です。

(1)
2人が歩く速さの比を求めなさい。

 

別の日に、RからQへ向かって一定の速さで動く歩道ができました。
太郎君はPからSへ向かって、次郎君はSからPへ向かって、同時に出発しました。
すると、2人はRですれちがいました。ただし、QR間は動く歩道を歩くものとします。

(2)
太郎君が歩く速さは、動く歩道が動く速さの何倍ですか。

 

太郎君がSに着いてから2分42秒後に、次郎君はPに着きました。

(3)
太郎君が歩く速さは毎分何mですか。


@解説@
(1)
太郎の移動距離は、600+320+800=1720m
次郎の移動距離は、1720-344=1376m
速さの比は距離の比。
太郎:次郎=1720:1376=215:172=5:4
*最後は43で割りますヽ(`Д´)ノ

(2)

次郎は800m歩く。
前問の速さの比を使うと、太郎は800×5/4=1000m歩くはずだが、
Rで次郎と出会うということは、1000-(600+320)=80m減っている。
これは太郎が歩くはずの1000mのうち、600mは通常の速さだが、
動く歩道で減速した結果、残りの400mが320mに縮小されて-80mとなった
-80mが動く歩道の影響を受けた部分。
太郎の速さ:動く歩道の速さ=400:80=5:1
太郎の速さは動く歩道の速さの5倍。

(3)
速さの比は太郎が⑤、次郎が④、動く歩道が①で、
次郎は動く歩道に乗ると④+①=⑤で加速する。

太郎がRからSに歩く時間で、次郎はどのくらい移動するか。
PQ間は動く歩道の影響を受けないので、Pからさかのぼって計算してみる
本来、次郎の速さでは800×④/⑤=640m歩くはずだが、
実際は超過分の40mは動く歩道の影響を受けるので、40×⑤/④=50m歩く。
残りの320-50=270mが2分42秒となる。
2・42/60分=27/10分
270m÷27/10分=毎分100m

次郎+動く歩道の⑤が毎分100m。
太郎は⑤だから、毎分100m。
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