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2023年度 福岡県公立高校入試問題過去問【数学】解説

平均49.5%(前年比;-4.5%)
問題はコチラ→PDFファイル

大問1(小問集合)―72.7%

(1) 96.2%
9+4×(-3)
=9-12
=-3

(2) 90.7%
2(5a+4b)-(a-6b)
=10a+8b-a+6b
=9a+14b

(3) 89.7%
18/√3-√27
=6√3-3√3
=3√3

(4) 85.0%
(x-5)(x+4)=3x-8
2-x-20=3x-8
2-4x-12
=(x+2)(x-6)=0
x=-2、6

(5) 75.6%
余事象で攻める。
(全体)-(積が奇数)=(積が偶数)
全体は、6×6=36通り
積が奇数は、奇数×奇数しかない
奇数は1・3・5の3つ。積が奇数は3×3=9通り
積が奇数の確率は、9/36=1/4
積が偶数の確率は、1-1/4=3/4

(6) 26.9%!
y=-2x+7の変化の割合は傾きの-2で一定
xの増加量は、4-(-1)=5
yの増加量は、5×(-2)=10

(7) 80.1%
y=-4/xのグラフを描く。

a<0なので、左上(第2象限)と右下(第4象限)の双曲線。
(-4、1)(-2、2)(-1、4)
(1、-4)(2、-2)(4、-1)を通過するように描く。

(8) 85.0%
ICT機器を使用しているのは、40人中32人⇒5人中4人
450×4/5=360人

(9) 25.1%!

直径に対する円周角が目につくが、COに補助線をいれると、
半径より2つの二等辺があらわれ、∠DECは二等辺の底角にあたる。
底角とAC//OEの錯角で、∠COE=56°
∠DEC=(180-56)÷2=
62°

大問2(方程式)―45.7%

(1) 17.4%!
定価を【100】とすると、売値のa円は【80】にあたる。
定価は、a×100/80=5/4a

(2) 59.9%
答案では説明を記述する。
生徒をx人として、あめの個数で立式。
5x+8=7x-10
x=9
生徒は9人。
あめの個数は、7×9-10=53個
生徒1人に6個ずつあめを分けるには、6×9=54個必要なので足りない。


大問3(データの活用)―56.0%

(1)範囲…84.8%、四分位範囲…81.5%
範囲=最大値-最小値=36-23=13g
四分位範囲=第3四分位数-第1四分位数=33-27=6g
範囲…13g、四分位範囲…6g

(2)X…68.2%、Y…58.3%
『30g以上の個数はAが15個以上、Bが7個以下』とわかる理由。
30個のQ2(中央値;第2四分位数)は15番目と16番目の平均。
AのQ2は31gだから、少なくとも15個は31g以上。
⇒30g以上のAは少なくとも15個以上あるといえる。

Q3(第3四分位数)は上位15個の真ん中、上から8番目。
BのQ3は29gだから、少なくとも8個は29g以上。
⇒30g以上のBは多くても7個以下といえる。
X…ウ、Y…オ
AのデータのX…31g、BのデータのY…29g

(3)累積度数…65.8%、記号…16.9%!
累積度数とは、その階級以下の度数の和。
1+2+5+6=14個
図1より、Cの最小値:23g、Q1:27g、Q2:31g、Q3:33g、最大値:36g
最大値からイは誤り。
アはQ1(下から8番目)が28~30g、ウはQ3が30~32gの階級に含まれるので×。
累積度数…14個、エ

大問4(関数)―41.6%

(1) 54.9%
グラフの横軸は時間、縦軸は道のりなので、傾きは速さである
x座標は時間→0~6秒後までの平均の速さを表す。

(2) 53.3%
y=1/4x2にy=100を代入。
100=1/4x2
2=400
x>0より、x=20
バスは20秒後にQ地点を通過する。

一方で、自転車は4秒で25m進む→16秒後に100m離れたQ地点を通過。
差は、20-16=4秒後

(3)T…26.0%!、①②…37.9%
自転車は秒速25/4m。
10秒後に、25/4×10=125/2m移動している。
タクシーと自転車は1秒ごとに10-25/4=15/4mずつ差が縮まるので、
タクシーのP地点通過後から、125/2÷15/4=50/3秒後にタクシーが自転車に追いつく。
自転車がP地点を出発してから、50/3+10=80/3秒後

80/3秒>25秒だから、タクシーは先にバスを追い越す。
⇒タクシーはバスより先に自転車に追いつくことができない。
T…80/3、①…ア、②…エ


大問5(平面図形)―35.3%

(1) 75.2%
△ABE≡△BCFの合同条件。

2辺と間の角が等しい。

(2) 62.3%

EとFが同じようにズレただけで、2辺とあいだの角が等しい点は変わらない
すでに証明済みである。

(3) 41.3%
△ABE∽△AGBの証明。

共通角。
△ABE≡△BCFの対応する角→AB//DCの錯角。
2角相等で∽。

(4) 4.3%!!

△ABE≡△BCFなので、2つの三角形から共通部分の△GBEを抜いた、
△ABGと四角形GECFは等積である。
△ABGの面積比を求めればいい。

BE=
、EC=とすると、正方形の1辺は
△BCFの辺の比は3:4:5。BF=
前問の△ABE∽△AGBから、△BCF∽△AGB
→△AGBの辺の比も3:4:5。
BG=×3/5=〇12/5
GF=〇12/5〇13/5

比を整理すると、BG:GF=
AFに補助線
△ABFを等積変形すると△ABDで正方形の半分
方針:【正方形ABCD→△ABF→△ABG(四角形GECF)】
1×1/2×/=6/25倍

大問6(空間図形)―26.2%

(1) 46.7%
〔円錐の側面積→母線×半径×π
4×4×π+6×4×π=40πcm2

(2)記号…57.6%、高さ…32.7%!
錐の体積は柱の3分の1。
水の体積は三角錐と同じで円柱の体積の3分の1
底面共通だから高さが3分の1
4÷3=4/3目盛り
1目盛りと2目盛りのあいだであるイ。

円錐の高さは三平方の定理から2√5cm。
水面の高さは円柱の高さの3分の1だから、2√5/3cm。
イ、高さ…2√5/3cm

(3) 4.8%!!

OからBCに垂線、足をHとする。
△OHCの辺の比は1:2:√3→OH=2cm、HC=2√3cm
BC=2√3×2=4√3cm

次に、△ABCからDCを求める
二等辺ABCと二等辺DACは∠Cで底角が共通するから、
2角相等で△ABC∽△DAC
DC=6×6/4√3=3√3cm

再び、△OBCに戻る。
DH=3√3-2√3=√3cm
最後に△ODHで三平方→OD=√7cm


大問1
60点満点中、配点が18点。約3分の1を占める。
(5)偶奇の積から奇数×奇数の方が少ない→余事象
(6)代入でも解けるが、一次関数の変化の割合は傾きで一定を利用する。
(9)見えづらかったかもしれない。
同位角で56°と90°を移動、弧BCの円周角で∠BCE=56÷2=28°
△CDEで外角定理→90-28=62°でもOK。
大問2
基本問題。
大問3
(2)Bの8番目が29g。30g以上の可能性は7番目から。
(3)最小値・最大値>Q1・Q3>Q2の順で調べる。
大問4
(2)自転車の速さがキリ悪いが(´°ω°`;)
100m先なので比例で16秒後と出せる。
(3)算数で解けてしまった。
大問5
(3)までは取りやすい。
(4)シンプルな構図だが、初見だと曲者である。
合同の利用から求積すべき部分を変更する視点はもっておきたい。
3:4:5の利用と、正方形の半分である三角形を見つける。
大問6
(2)錘の体積は柱の3分の1!
(3)面白い設問であった。いきなりDを探ろうとしても情報不足に陥る。
△OBCで有名三角形、BCを求める⇒△ABCで相似、DCがわかる⇒△OBCに戻る。
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