大問1(小問集合)
(1)
(-3)×(-4)
=12
(2)
-8x2y2÷2xy2
=-4x
(3)
4√2-√18
=4√2-3√2
=√2
(4)
4x2-4x+1
=(2x-1)2
(5)
y=4/xが通る格子点を数える。
xy=4。反比例は双曲線。
(1、4)(2、2)(4、1)
(-1、-4)(-2、-2)(-4、-1)
6個
(6)
【球の体積V=4/3πr3】
4/3π×23=32/3πcm3
(7)
弧BCに対する円周角より、∠BAC=x
赤線で外角定理→x=96-44=52°
(8)
白は20個中6個の割合。
400×6/20=120個
イ
大問2(確率)
(1)
1+2=3
2+3=5
3+5=8…
前2つの項の和が連なるフィボナッチ数列。
3番目…2+1=3
4番目…1+3=4
5番目…3+4=7
6番目…4+7=11
(2)①
3番目…a+b=a+b
4番目…b+(a+b)=a+2b
5番目…(a+b)+(a+2b)=2a+3b
6番目…(a+2b)+(2a+3b)=3a+5b
②
全体は6×6=36通り
a+b=11となるのは(a、b)=(5、6)(6、5)の2通り。
確率は2/36=1/18
③
1~3番目の和…a+b+(a+b)=2(a+b)=10k(10の倍数)
(a+b)=5k(5の倍数)
●和が5…(1、4)(4、1)(2、3)(3、2)
●和が10…(4、6)(6、4)(5、5)
最大で和12だからもうない。
計7通り、確率は7/36
④
8番目-7番目
=(6番目+7番目)-7番目
=6番目 ←①の解答
=3a+5b=5k(5の倍数)
5bはbがどんな値でも5の倍数。
3aが5の倍数でなければ、3a+5bは5の倍数ではない。
aは5を除く5通り→確率は5/6
大問3(関数)
(1)
y=ax2に(x、y)=(-1、1)を代入。
a=1
(2)
y=x2は下に凸のグラフ。
x=0のとき、最小値y=0
x=bのとき、最大値y=4
4=b2
b>0より、b=2
(3)
A(-1、1)→B(2、4)
右に3、上に3だから、傾きは3/3=1
Aから右に1、上に1移動して、切片は1+1=2
y=x+2
(4)
Bから左に④=2、下に③移動して、CBの切片は4-2×③/④=5/2
ABの切片は2
△ABCは幅3、高さ1/2だから、面積は3×1/2÷2=3/4cm3
(5)
困ったら前問の利用をよぎらせよう。
CBの傾きは3/4→赤線は3:4:5の直角三角形。
CB=2×⑤/④=5/2
回転移動でCB’=5/2
(3)より△ABCの面積は3/4だった。
底辺をCB’としたときの高さ分をCのy座標から引けばAのy座標になる。
高さ…3/4×2÷5/2=3/5
y=5/2-3/5=19/10
大問4(方程式)
(1)
A…18個、B…14個、C…x個(0<x<14)、D…3x個
4人に渡した合計は、18+14+x+3x=4x+32個
作業2で箱に入れた玉=残りの玉
残りの玉を1人1個、計4個ずつy回配分すると、ちょうど玉がなくなった。
残りの玉は4y個
(4x+32)+4y=100
4x+4y=68 ←÷4
x+y=17
再度、文字の意味を確認しておく。
xはCに渡した玉の数。yは残りの玉を配る回数。
『箱の中の玉がちょうど0個になった』→配分できなくなる→y=0になった。
y=0のとき、x=17
作業3後にCが持っている玉は17個とわかる。
ⅰ…4x+32、ⅱ…4y、ⅲ…エ、ⅳ…17
(2)
作業1後と作業3後の変化をまとめると上図になる。
作業3後のAは、100-(54+17)=29個
29-18=11個ずつ配分されたことになる。
作業1後のC…17-11=6個
作業1後のD…3×6=18個
作業3後のD…18+11=29個
大問5(平面図形)
(1)
△BCG∽△EFGの証明。
対頂角より、∠BGC=∠EGF
AD//BCの錯角で、∠CBG=∠FEG
2角相等で∽
ⅰ…ウ、ⅱ…オ
(2)
前問の等角●に着目すると、∠ABE=∠AEBより△ABEは二等辺三角形。
AE=3cm
AF=3-1=2cm
(3)
∠BCF=∠DCF=×とする。
錯角で∠CFD=×
平行四辺形の対角より、∠ABC=∠ADC=●●
△DCFの内角に着目すると、●●××=180°
●×=90°
△FGEの内角より、∠FGE=180-●×=90°
BからADの延長線に垂線をひき、交点をHとする。
△ABHで三平方→HA=2cm
2角相等で△BHE∽△FGE
△BHEで三平方→BE=√30cm
BH:BE=FG:FE
√5:√30=FG:1
FG=1×√5/√30=√6/6cm
(4)
線分の軌跡…【中心~最遠点を半径とする円】-【中心~最近点を半径とする円】
最遠点はC。
最近点はFではない!最短距離は半径⊥CFからGが最近点である。
△DCFも二等辺→FD=3cm
BC=AD=5cm
△BCGの辺の比より、BG=5×5/√30=5√30/6cm
求積すべき図形の面積は、52π-(5√30/6)2π=25/6πcm2
大問6(データの活用)
(1)
1cm2あたりの花粉の数(個/cm2)
81個÷3.24cm2=25.0個/cm2
やや多い。イ
@別解@
問題文より3.24cm2あたり162個で50.0個/cm2だから、
同じ面積で81個であれば半分の25.0個/cm2である。
(2)
【ア】-4≦a≦4のとき、30≦50-a2<50は必ず成り立つか。
【イ】-4≦a≦4のとき、50+a<50+(a+2.5)は必ず成り立つか。
【イ】は両辺を-50すると、a<a+2.5
これは必ず成り立つ。
【ア】が必ずしも成り立たない。a=4のとき、50-42=34で範囲内だが、
a=0のときに値が50になってしまい、50未満にならない。
ア、a=0
(3)①
仮の平均を30個/cm2とする。
(-1+3-1-5+4)÷5=0
30+0=30.0個/cm2
*飛散数は小数第1位まで求めるので、解答は30ではなく30.0
②
前半5日間の平均が30個/cm2
10日間で均すと34個/cm2
面積図で表すと★が等積。2つの長方形は横が5日間で同じだから、
高さは4で等しい→後半5日間の平均は34+4=38個/cm2
先にⅱの値がわかる。
基準を40個/cm2としたときの差の和は緑色の長方形。
-2×5=-10
基準30→基準40に引き上げると、各値は-10になる。
これらの和が-10になる。
(-2x2-4)+(-4x-5)+1+(x+3)+(-3)
=-2x2-3x-8=-10
2x2+3x-2=0
解の公式より、x=-2、1/2
xを絞れる要素は『第3週の5日はすべて「多い」だった』
多い…30.0以上50.0未満
5つの数の中で、基準30の月曜日にx=-2を代入すると、
-2×(-2)2+6=-2
基準30を下回るので「多い」にならない→x=1/2(0.5)
ⅰ:5つの数の最大値は木曜日、x+3=0.5+3=3.5
x=0.5、ⅰ…3.5、ⅱ…-10.0
●講評●
前問の利用が多いので、前半の小問は確実にあてたい。
大問1
配点24点。満点を狙いたい。
(5)整数には負の整数を含む。
大問2
今年の埼玉でもフィボナッチ数列が出題された。一度は触れておきたい。
(2)①後ろの設問で使うので間違いたくない。
③10の倍数÷2=5の倍数
④〇番目で計算すると、①で求めた6番目の値になる仕掛けが施されていた。
bはどれを出しても5の倍数なので、aが5の倍数にならない場合だけを考えればいい。
大問3
(5)思考力が試された。
A側からA’の位置を特定しようとすると詰みやすい。
アプローチに困ったら前問の利用を試みる。
△ABCの面積、x軸と平行であるBCを底辺に見立てると、
Cから△ABCの高さ分下がったところにA’がある。
大問4
条件が典型的ではない。落ち着いて整理しよう。
(1)ⅲ文字式の読解は何を文字に置き換えたか、もう一度正確に把握する。
『箱の中の玉がちょうど0個になったとき』はy=0のときを指す。
(2)前問より作業3後のCは17個とわかるので、これをもとに推論する。
大問5
(2)平面図形で詰まったら角度を調査する。
(3)右側でも角度調査すると●+×=90°が判明。
△FGEは直角三角形。平行四辺形の高さ√5を頼りに横の長さを求めてから∽
(4)技術力と思考力の両面が要求される。
線分の軌跡の解き方を知らないとどうしようもない。
どこかでテクニックを習っていないと太刀打ちできない。
そのうえで、Bから線分CFに垂線をおろした足のGが最近点とつかむ。
BGの長さは相似図形の辺の比で求まる。
大問6
昨年よりかは取りやすいが、風変わりなのは相変わらず。
なぜデータが-a2や-2x2+6なのか!
(1)普通に割り算でいいが、162→81の利用を想定している。
(2)風変わり。aの変域は同じ。イが正しいとわかりやすいので、アの反例を狙う。
±4が合うとなれば・・?
(3)②想定解の流れがつかめなかった。ⅰは個別のデータなので後回し。
前半5日間の平均30と10日間の平均34から、後半5日間の平均は30→34→38とわかる。
すると、仮平均40とおいたときの総和が-2×5=-10とすぐに求まるので、
(後半5日間のデータを基準40とした総和)=-10で2次方程式が得られる。
xの解を絞れる要素は問題文をもう一度読むと『すべて多い』が使える。
xは正の数とわかれば最大値も選びやすい。
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