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(1)
(3√2+2√5)2(√20-√18)2 を計算せよ。
(2)
(a+2b+c)(a-2b+c)-(a+2b-c)(a-2b-c) を展開せよ。
(3)
pを素数とする。p2の正の約数の和が31となるとき、pの値を求めよ。
(4)
1辺の長さが3cmの正方形ABCDにおいて、辺CD上にDEの長さが1cmとなるように点Eをとる。
線分AEと線分BDの交点をFとするとき、△FBEの面積を求めよ。

(5)
図のように半径√3cmの球Oに立方体ABCD―EFGHが内接している。
球O’は球Oに内接し、面ABCDとは正方形ABCDの対角線の交点において接している。
球O’の半径を求めよ。

(6)
4月から3月までの1年間に、ある生徒が図書室から借りた本の冊数を調べた。

月ごとに借りた本の冊数の範囲は8冊、月ごとに借りた本の冊数の中央値は8.5冊であった。
このとき、次の( ① )( ② )にあてはまる数を書け。
aがとりうる値の最小値は( ① )で、最大値は( ② )である。
@解説@
(1)
(3√2+2√5)2(√20-√18)2
=(√18+√20)2(√20-√18)2 ←a2×b2=(ab)2
={(√20+√18)(√20-√18)}2
=(20-18)2
=4
(2)
(a+2b+c)(a-2b+c)-(a+2b-c)(a-2b-c) ←X=a+c、Y=a-c
=(X+2b)(X-2b)-(Y+2b)(Y-2b)
=X2-4b2-Y2+4b2
=(X+Y)(X-Y)
=(a+c+a-c)(a+c-a+c)
=2a・2c
=4ac
(3)
62>31だからpは5以下の素数なので、p=5と見当がつく。
数式で解くには、pが素数=pの約数は(1、p)→p2の約数は(1、p、p2)の3つだけ。
1+p+p2=31
p2+p-30
=(p-5)(p+6)=0
p>0より、p=5
(4)

△FBEは内部になる。
△ABEが正方形の半分である点に着目すると、
AF:FEの比さえわかれば、△FBEの面積が求まる。
△ABF∽△EDFより、AF:FE=③:①
△FBEは、3×3÷2×①/④=9/8cm2
(5)

小球O’はACの中点Iで接する(真上から見ると正方形ABCDの中心)
IO=1とすると、立方体の1辺は2
△ABCは直角二等辺→1:1:√2より、AC=2√2
AI=√2
△AIOで三平方→大球Oの半径AO=√3=√3cm
IO=1=1cm

△AIOがあらわれる面AEGCで切り取る。
小球O’の直径は√3-1cmだから、半径は(√3-1)/2cm
(6)
データを昇順になおす。
【4・5・5・6・7・7・10・10・11・11・12】
12個の中央値8.5冊は6番目と7番目の平均。
(6番目、7番目)の候補は(8、9)(7、10)(6、11)…
(8、9)はいずれもないから×。7と10が2個ずつあるので(7、10)しかない。
下位6個にaを挿入すると、6番目と7番目が7冊→中央値7冊になるので不適。
7番目は10冊確定だから、aは10以上。
範囲8より最大値は4+8=12冊なので、aの最大値も12
①…10、②…12


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