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(1)
あるクラスの男子25人、女子15人が上体起こしを行い、その結果について、以下のことが分かっています。
【男子】
最も回数が多かったのは26回、最も回数が少なかったのは6回
最頻値は22回でその人数は10人
【女子】
最も回数が多かったのは28回、最も回数が少なかったのは9回
中央値は20回
次の問いに答えなさい。求め方も書きなさい。
①男子の回数の平均が最も多くなるとき、男子の平均は何回ですか。
②女子の回数の平均が最も多くなるとき、女子の平均は何回ですか。
(2)
あるテーマパークでは開場前に行列ができていて、開場後も一定の割合で人が行列に並び続けます。
開場後に窓口を9ヵ所開くと45分で行列がなくなり、15ヵ所開くと18分で行列がなくなります。
①行列をなくすには、開場後に窓口を最低何ヵ所開く必要がありますか。
②開場後に窓口を7ヵ所開き、その10分後に窓口を何ヵ所か増やしました。
すると、窓口を増やしてから6分40秒で行列がなくなりました。窓口を何ヵ所増やしましたか。
@解説@
(1)①
最大値…26回、最小値…6回、最頻値…22回(10人)
25人の合計値が最大になるように配分する。
最小値に1人。
最大値の人数を増やしたいが、最頻値より9人以下でなくてはならない。
26回は9人。次点の25回は、25-(9+10+1)=5人
【26回…9人、25回…5人、22回…10人、6回…1人】
(26×9+25×5+22×10+6×1)÷25=585÷25=23.4回
②
最大値…28回、最小値…9回、中央値…20回
15人の中央値は、(15+1)÷2=8番目の値。
上位7人全員を最大値にする。
8番目は20回。15番目は最小値として、9~14番目も20回に押し込む。
【28回…7人、20回…7人、9回…1人】
(28×7+20×7+9×1)÷15=345÷15=23回
(2)①
後半はニュートン算。
(はじめの行列)÷(1分の減少-1分の増加)=行列がなくなる時間
減少は窓口で捌かれる人数。増加は行列に加わる人数。(減少>増加で人数は減っていく)
はじめの行列の人数を●、1分で1ヵ所の窓口が捌く人数を①、1分で行列に加わる人数を▲とする。
●÷(⑨-▲)=45分
●÷(⑮-▲)=18分
時間の比が、45:18=5:2
割られる数が●で等しいから、割る数の比は時間の逆比。
(⑨-▲):(⑮-▲)=2:5
⑮-▲=5
-)⑨-▲=2
⑥ =3
②=1
⑨-▲=④
▲=⑤→1分で⑤が行列に加わる。
行列をなくすには、1分で窓口が捌く合計が⑥以上でなくてはならない。
6ヵ所
②
●÷(⑮-▲)=18分に▲=⑤を代入。
●÷(⑮-⑤)=18
最初の行列●=〇180
最初の10分は窓口7ヵ所。
1分あたり、減少⑦-増加⑤=減少②だから、
残りは〇180-②×10=〇160
6分40秒=20/3分
〇160÷(1分の減少-⑤)=20/3
1分の減少は、〇160×3/20+⑤=㉙
増やした窓口は、㉙-⑦=㉒→22ヵ所
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