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2025年度 海陽中等教育学校・特別給費過去問【算数】大問3解説

問題PDF
図のように東西、南北それぞれ9本ずつの道が等間隔であります。
点Aから点Bまで最短の道のりで移動します。

石を2個持って点Aを出発し、通過する交差点(A、Bを含む)のうち2ヵ所に石を置きます。
ここで交差点とは南北の道と東西の道が繋がっている点をいいます。
以下の問題では石の置かれた場所だけに注目します。
つまり石の置かれ方が同じであれば、異なる経路を歩いても1通りと数えます。
(1)
東向きから北向きに、または北向きから東向きに曲がるときに必ず石を1個置き、
石を置かない交差点では曲がらないものとすると、石の置き方は何通りありますか。

(2)
1本の道の上に2個の石が並ばないような石の置き方は何通りありますか。

(3)
石の置き方は全部で何通りありますか。

(4)
点Pを通って点Aから点Bまで行くときに、石の置き方は何通りありますか。


@解説@
(1)
2個の石を持って、曲がるときに石を置く→2回曲がってBに着く

●東→北→東…7通り(右端まで行かないこと!)

●北→東→北…7通り
計14通り

(2)

基準となる石を1個置く。
置けないところは上下左右の8×2=16ヵ所
置けるところは基準石を四隅に寄せると1辺8の正方形→64ヵ所

基準石1ヵ所でもう1個の石は64通り置ける。
基準石の場所は81通り、重複を避けるために÷2をする。

留意点はA→Bの最短経路だから、2個の石を結んだ斜線は右上でなくてはならないこと!
左上の斜線では最短経路で通過できない。
右上を対角線とする四角形のもう1つの対角線が左上なので、
右上と左上の斜線はそれぞれ同数表れるから、÷2で左上だけを弾ける。
64×81÷2÷2=1296通り

(3)

直線部分の2個置きを数える。
基準石の上下左右は16通り。
基準石の置き場所は81通り、÷2で重複を回避する。
斜線と違い、
直線上にある2個の石は必ず最短経路で両方通過できる
(Aに近い方を先に通ればいい)
16×81÷2=648通り
全部で、1296+648=1944通り

(4)
前問と同様の処理をする。

●A→P間に2個置く
斜線…基準石以外は5×5=25通り。25×36÷2÷2=225通り
直線…基準石以外は5+5=10通り。10×36÷2=180通り
225+180=405通り

●P→B間に2個置く
斜線…9×16÷2÷2=36通り
直線…6×16÷2=48通り
36+48=84通り

●P以外で石を1個ずつ置く
(36-1)×(16-1)=525通り
全部で、405+84+525=1014通り

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