平均25.6点(前年比;-3.3点)
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大問1(計算)
(1)
0.8÷4
=0.2
(2)
7-5×4
=7-20
=-13
(3)
(x+y)/4+(x-y)/9
={9(x+y)+4(x-y)}/36
=(9x+9y+4x-4y)/36
=(13x+5y)/36
(4)
-6a2×9ab2÷(ab)2
=-6a2×9ab2÷a2b2
=-54a
(5)
(3x+1)(3x-1)-5(x-7)
=9x2-1-5x+35
=9x2-5x+34
(6)
6/√2+√32
=3√2+4√2
=7√2
大問2(小問集合)
(1)
5x+18=6-x
6x=-12
x=-2
(2)
4x2+7x+2=0
解の公式を適用して、x=(-7±√17)/8
(3)
半径3cm高さ3mの円柱から、半径3cm高さ1cmの円錐を引く。
3×3×π×3-3×3×π×1÷3=24πcm3
(4)
全体は、3×5=15通り
A~Cで場合分けして、6の倍数になるものを調べる。
●A…6
●B…3・6
●C…5
計4通りだから、確率は4/15
(5)
∠CPB=120°となるPを描いてみる。
∠CPA=180-120=60°
△APCは内角が30°―60°―90°の有名三角形である。
∠PCA=30°を描けばCPがひける。
30°の作図…正三角形→角の二等分線の流れ。
①ACを1辺とする正三角形をつくる。
②内角60°を二等分する。これとℓの交点がP。
(6)①
図3をお手本にするとわかりやすい。6との差をみる。
n+(n+1)+(n+3)+(n+5)+(n+6)
=5n+15
②ア
前問より、5a+15=225
a=42
イ
42が初めにでてくる段を求める。
段ごとの最大数は右端で、偶数は偶数段目しか現れない。
→偶数段目の右端に着目する。
右端の数は+5ずつ増えるので、偶数段目は【6、16、26、36、46】
2×5個目=10段目の右端が46、左に46→44→42だから10段目に現れる。
10
(7)①
ax+by+c=0をyについて解くと、
by=-ax-c
y=-ax/b-c/b
切片は(0、-c/b)
y軸の正方向に平行移動するには、傾きの-ax/bを変えず、-c/bを大きくする。
cの値を大きくすればいい。
カ
@余談@
切片はyについて解いた式の定数部分なので、変数を含まないcと予想できる。
②
3直線に囲まれた三角形をなくす。
aを含まない2直線の交点●の位置は固定。
ax+2y-2=0が●を通るaを求める。
2x-y-1=0 …①
x+y-3=0 …②
ax+2y-2= …③
(①~③が同じ点で交わる→方程式の問題)
①+②より、3x-4=0
x=4/3
②に代入、y=5/3
(x、y)=(4/3、5/3)を③に代入。
4/3a+10/3-2=0
a=-1
③
今度は2直線を平行にする。
①~③をyについて解き、傾きであるxの係数で等式を立てればいい。
●①③が平行
y=2x-1 …①’
y=-a/2x+1 …③’
2=-a/2より、a=-4
●②③が平行
y=-x+3 …②’
y=-a/2x+1 …③’
-1=-a/2より、a=2
a=-4、2
@余談@
①を-2倍、②を2倍すると、
-4x+2y+2=0 …①”
2x+2y-6=0 …②”
ax+2y-2=0 …③
2yで統一なので、xの係数の比較だけでいける。
a=-4、2
大問3(データの活用)
(1)
15~20日の相対度数は、4÷40=1/10=0.1
累積相対度数とは、その階級以下の相対度数の和。
20日未満の度数の和が9+6+11+4=30回なので、30÷40=3/4=0.75
A…0.1、B…0.75
(2)
問題文に『箱ひげ図の箱に着目』とある。
箱は四分位範囲=第3四分位数(Q3)-第1四分位数(Q1)を示す。
これはデータ全体の中央付近に集まる約50%の範囲である。
Ⅱ期の箱はⅠ期の箱より右側にある→Ⅱ期の方がⅠ期よりも猛暑日が多いといえる。
同様に、Ⅲ期の方がⅡ期よりも猛暑日が多い。
しかし、Ⅳ期の箱はⅢ期より右側にない。
ア・イ
@余談@
10年の中央値は5番目と6番目の平均。
Q1は下位5個の真ん中、下から3番目の値である。
(3)
Ⅳ期の最大値である41日を除くと、Ⅳ期の範囲が10日以上小さくなる理由を述べる。
範囲=最大値-最小値
表より40日以上45日未満は2回あるが、箱ひげ図よりもう1つはⅡ期の最大値である。
表では3番目が25日以上30日未満だから、3番目は最も多くて29日。
最小値がわからなくても、範囲は41-29=12日以上は小さくなるといえる。
@@
公式解答より、
『猛暑日の日数が40日以上の2回はⅡ期とⅣ期の1回ずつであり、
30日以上40日未満となった年は1回もないから』
大問4(空間図形)
②
三角錐A―BCD:三角錐E―BCFの体積比を求める。
底面積の比…△BCD:△BCF=CD:CF=②:①
高さの比…AD:EF=②:①(△ACD∽△ECFで∠EFC=90°)
三角錐A―BCDの体積を1とすると三角錐E―BCFは、
1×①/②×①/②=1/4倍
(2)①
BP+PEが最小→BEとCDの交点がP
Eの位置がポイントなので、CE=EAに着目して∽を見つける。
BEを延長、Aを通るCDに平行な線との交点をGとする。
△BPD∽△BGAより、PD=xとすると、GA=2x
CP//GA、AE=CEから1辺両端角が等しく、△AEG≡△CEP
CP=2x
CD=3x=4cm
x(PD)=4/3cm
②
三角錐E―QCP:三角錐E―ABDの体積比が1:2。
それぞれの三角錐の高さは底面の△QCP、△ABDからEまでの距離。
△ACDで検証すると、EはCPとADから等距離にある→高さが等しい。
高さ一定→体積比は底面積の比にあたる。
つまり、△QCP:△ABD=1:2
△ABD≡△BCD(等辺4の直角二等辺)なので、
△QCP:△BCD=1:2
前問より、PD:CD=4/3:4=①:③(CP:CD=②:③)
△BCDの面積を1とすると△QCPは隣辺比より、
1×②/③×QC/BC=1/2
QC/BC=3/4(QC:BC=3:4)
BQ:QC=1:3
大問5(関数)
(1)
y=1/2x+2にx=4を代入→A(4、4)
A座標をy=ax2に代入。
4=16a
a=1/4
(2)
y=1/2x+2にy=0を代入→C(-4、0)
y=1/4x2にx=8を代入→B(8、16)
C(-4、0)→B(8、16)
右に12、上に16だから、傾きは16/12=4/3
切片はCから右に4、上に4×4/3=16/3移動する。
y=4/3x+16/3
(3)①
Pの真上のBC上の点をEとする→E(t、4/3t+16/3)
Pはy=1/4x2上にある→P(t、1/4t2)
EP=(4/3t+16/3)-1/4t2=-1/4t2+4/3t+16/3
△BCPは幅CD=12、高さEPだから面積は、
(-1/4t2+4/3t+16/3)×12÷2
=-3/2t2+8t+32
②
△BCP:△PCD=1:3
2つとも幅はCDで同じだから、面積比は高さの比に相当する。
Pの真下のx軸上の点をFとすると、
EP:PF=①:③
前問のEPを使うと処理が煩雑になるので、EF:PFに注目する。
EF:PF=(4/3t+16/3):1/4t2=④:③
内項と外項の積で、t2=4t+16
t2-4t-16=0
解の公式を適用して、t=2±2√5
PはAとBの間→4<t<8だから、t=2+2√5
大問6(平面図形)
(1)
△ABC∽△ODEの証明。
∠ACB=∠OED=90°
∠BAC=●、∠ABC=×として、●+×=90°
円Oの半円の弧に対する円周角より、∠ADC=90°
半径でOA=ODだから△OADは二等辺→∠ODA=●
∠ODE=90-●=×
2角相等で∽
(2)①
前問の△ABC∽△ODEを用いる。
AB:AC=6:4=③:②
△ABCの辺の比で三平方→BC=〇√5
OD=OA=2cmだから、DE=2×〇√5/③=2√5/3cm
②
∠BDE=∠OED=90°で錯角が等しい→AB//OFに気づきたい。
OがACの中点だから、EはDCの中点→EC=2√5/3cm
(FはBCの中点である)
求めたいGFを1辺とする三角形の相似をさぐる。
錯角と直角の2角相等より、△BDE∽△EGF
△CBDの内角も●―×―90°だから、△ABC∽△CBD
BD=4√5/3×〇√5/②=10/3cm
△CDB∽△CEFより、EF=10/3÷2=5/3cm
ED:DB=2√5/3:10/3=〇√5:⑤
△BDEの辺の比で三平方→BE=〇√30
したがって、GF=5/3×〇√5/〇√30=5√6/18cm
大問1
配点10点。取りこぼさない。
大問2
(5)具体的な角度が出てきた場合は、とりあえず書いてみて角度を調査。
そこから作図の方針を決めていく。
(6)初めて現れる→なるべく上の段→右端着目。
右端の数列から偶数段目を抜き出す。42以上で42に近い偶数を見つける。
(7)②小問にしてはやや重く感じる受験生が多いか。
グラフの問題は方程式の問題に帰着できるので、代数的に処理する。
大問3
(2)問題文の太字を見逃さない。
(3)変わった形式で対応力が試される。
最大値を除いたら範囲が10日以上小さくなるということは、
次点が最大値から10日以上小さいということ。
大問4
(1)②底面積の比×高さの比=体積比
(2)①Eにまつわる相似図形を見出す。ここを取れないと次も落とす。
②ここも【底面積の比×高さの比=体積比】をうまく使う。
高さ一定→底面積の比=体積比。底面積の比を△BCD上で検証。隣辺比で求める。
大問5
(1)ア・イの交点であるA座標を狙う。
(3)①数字の処理をミスしないように!
②前問の解答を使わず、EF:PFで比例式を立てると分母の3と4が消えてくれる。
大問6
(1)∠ADC=90°と二等辺OABがポイント。
(2)①DEは△ODEの辺→前問の∽を疑う。
②分析と処理に時間を要する。
円外に向かっていくので、平行の情報はいち早く察したい。
すると、△ABCとは別個の相似関係が見つかる。
直径ACと中心O、平行との兼ね合いでE・Fが中点だとわかる。
数字が汚いので、辺の比の三平方で対処する。
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